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大泉
読書まとめ
2022年3月の読書メーターまとめ
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14
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感想・レビュー
14
件
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126
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2022年3月に読んだ本
14
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2022/03/30
モダンのクールダウン (片隅の啓蒙)
稲葉 振一郎
256
登録
147
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2022/03/26
その街の今は (新潮文庫)
柴崎 友香
158
登録
1013
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2022/03/24
隔たりと政治―統治と連帯の思想―
重田園江
384
登録
87
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2022/03/22
思想家の自伝を読む (平凡社新書)
上野 俊哉
296
登録
61
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2022/03/21
山崎豊子と<男>たち (新潮選書)
大澤 真幸
237
登録
58
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2022/03/20
文学国語入門 (星海社新書 167)
大塚 英志
336
登録
125
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2022/03/19
社会は笑う・増補版: ボケとツッコミの人間関…
太田 省一
235
登録
57
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2022/03/19
敗者たちの想像力――脚本家 山田太一
長谷 正人
232
登録
89
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2022/03/15
日本哲学の最前線 (講談社現代新書 2627)
山口 尚
216
登録
289
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2022/03/12
「利他」とは何か (集英社新書)
伊藤 亜紗,中島 岳志,若松 英輔,國分 功一郎,磯崎 憲一郎
224
登録
1337
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2022/03/10
砕かれたハリルホジッチ・プラン 日本サッカー…
五百蔵 容
240
登録
399
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2022/03/06
一〇年代文化論 (星海社新書)
さやわか
208
登録
445
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2022/03/05
自発的隷従論 (ちくま学芸文庫)
エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ
256
登録
733
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2022/03/05
現代の現代性――何が終わり、何が始まったか …
304
登録
64
2022年3月のお気に入られ登録
1
2022年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー
大泉
2022/03/12
「利他」という主題はぼんやり共有されているが、それが前景化しているのは伊藤講演くらいで、そのほかは近々の問題関心を語っているような印象。國分功一郎は『中動態の世界』のイントロと語り残したこと(責任概念について)なんかを簡潔に述べていて勉強になりました。
「利他」とは何か (集英社新書)
伊藤 亜紗,中島 岳志,若松 英輔,國分 功一郎,磯崎 憲一郎
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あらすじ・内容
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17人
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2022年3月の感想・レビュー一覧
14
大泉
2022/03/30
久しぶりの再読なんだけどやっぱり筋を追うのがめっちゃむずいわよ!東浩紀の郵便的脱構築の議論と永井均「解釈学・系譜学・考古学」を対比して「あり得なかった可能性」に対するスタンスの綾を論じるあたりはとりわけおもしろく読みました。
モダンのクールダウン (片隅の啓蒙)
稲葉 振一郎
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あらすじ・内容
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7人
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大泉
2022/03/26
大阪の街で生活する女性の目で眺められた世界と人間。古い8ミリフィルムを収集するのが趣味だと作中の人物が語る時、柴崎の小説を手に取る人間がそういう趣味に親しみを感じないわけがないので、あざといな〜となる。大阪の地理に明るいともっとおもしろく読めるのだろうなとは思った。
その街の今は (新潮文庫)
柴崎 友香
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あらすじ・内容
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11人
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大泉
2022/03/24
『現代思想』などなどに発表された論考をまとめたもの。とりわけ大学改革と官僚、官邸との関係を論じた4章、5章、漫画版『風の谷のナウシカ』を論じた「ナウシカとニヒリズム」などおもしろく読みました。
隔たりと政治―統治と連帯の思想―
重田園江
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あらすじ・内容
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6人
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大泉
2022/03/22
著者の博覧強記ぶりにふえ〜ってなったんだけど、不良中年を自称するおっさんの文体はめっちゃ痛々しいよ。東浩紀への当てこすりみたいな文字列が散見され、不良ってのがそうやって名前の売れた書き手をくさす免罪符になると思ってるならマジで終わってるわね。でも勉強になったのはほんと。
思想家の自伝を読む (平凡社新書)
上野 俊哉
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あらすじ・内容
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6人
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大泉
2022/03/21
山崎豊子が戦後の大衆作家のなかで誰よりも「男らしい」男を描き得たのはなぜか。山崎の作品を追いそのなかで描かれる「男の中の男」のあり方を探る試み。『白い巨塔』や『華麗なる一族』のなかでは男らしい男は悪漢として描かれたが、その後敗戦という敗北を引き受けた男たちが善性を備えた男として現れる、とおおよそ整理できるだろうか。大澤の著作のなかでは極めてリーダブルでたいへんおもしろく読みました。
山崎豊子と<男>たち (新潮選書)
大澤 真幸
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あらすじ・内容
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6人
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大泉
2022/03/20
大塚が『物語の体操』や『ストーリーメーカー』で試みた実践、すなわち物語の作者を育てることで市民社会の担い手を鍛えるという目論みを反対方向から行おうとしているようにも思える。すなわち、そもそも作者ではなく「読者」を育てるため、テクストを読む方法論を提示しようという試みである、と。あとがきから、大塚はかつての戦略を捨てたわけではないようにも思えるけれど、近著を読むとそうした実践がかならずしもうまくいかなかったことを踏まえての方向転換のような気がするのだよな。終章の扇状的な題は星海社の下品な編集者がつけたのか?
文学国語入門 (星海社新書 167)
大塚 英志
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あらすじ・内容
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9人
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大泉
2022/03/19
80年代のマンザイブームがいかに笑いという体験を変え、そしてそれが社会にどのように波及したかを辿る。「大事なのは、「仲間」での内輪ウケの構図をいかにして維持するかということのほうである。ただしその場合、単純に外部の異文化を排除したり、無視したりするということにはならない。むしろ異文化は、内輪ゥケの普遍性を保証するために、さまざまな表象として活用される。」など、なるほどなーという指摘にしばしば遭遇し大変おもしろく読みました。
社会は笑う・増補版: ボケとツッコミの人間関係 (青弓社ライブラリー)
太田 省一
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あらすじ・内容
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8人
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大泉
2022/03/19
山田太一のドラマは「敗者」を「社会的敗者の位置から成り上がっていく「勝利」の過程においてではなく、反対に「敗者」であるままでいかに肯定し救済し得るかを問うた作品」なのだとし、その可能性を探る。大胆に自身の視聴体験を語りつつ、しかし自分語りに堕さずに作品に寄り添う語りは極めてスリリング。山田のドラマにまったく接したことのないわたくしでも大変おもしろく読みました。
敗者たちの想像力――脚本家 山田太一
長谷 正人
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あらすじ・内容
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9人
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大泉
2022/03/15
2010年代の日本語圏の哲学を、6人の著者に代表させて不自由論という観点から眺める試み。参考文献が必ずしも適切に提示されていない(鬼界彰夫が「J哲学」という言葉を提唱したのはなんの論文なのよ!)が、議論の俎上にのせるそれぞれの著書に対する読みは誠実だし、全体の構図も明快で存外よい本でした。
日本哲学の最前線 (講談社現代新書 2627)
山口 尚
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あらすじ・内容
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12人
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大泉
2022/03/12
「利他」という主題はぼんやり共有されているが、それが前景化しているのは伊藤講演くらいで、そのほかは近々の問題関心を語っているような印象。國分功一郎は『中動態の世界』のイントロと語り残したこと(責任概念について)なんかを簡潔に述べていて勉強になりました。
「利他」とは何か (集英社新書)
伊藤 亜紗,中島 岳志,若松 英輔,國分 功一郎,磯崎 憲一郎
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あらすじ・内容
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17人
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大泉
2022/03/10
2018年のロシアワールドカップを前に突如解任された日本代表監督、ヴァイッド・ハリルホジッチ。その目指したサッカーを、現代サッカーのエリア戦略と歴代日本代表の課題から位置づける試み。ある種の現代サッカー入門として非常におもしろく読めて、テレビで漫然とみていた攻防にはこういう陣地の占有と利用をめぐる戦略的なアイデアがあったんやなーと大変勉強になりました。ロシアワールドカップの結果についてはおそらく著者の予想は裏切られただろうが、でもあれは長期的にみてよくない勝利だったよなとの感を改めて強くもった。
砕かれたハリルホジッチ・プラン 日本サッカーにビジョンはあるか? (星海社新書 131)
五百蔵 容
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8人
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大泉
2022/03/06
「残念」という語彙の含意が2000年代後半から変わってきたことを後付け、そうした「残念」さのポジティブな捉え返しに10年代文化のトーンを見出す。ある種の自虐の身振りのコモディティ化みたいなことをなんとなく思い、いま並行して読んでる太田省一『社会は笑う』とつなげてなんか頭の中がはっきりしてくるようなそうでないような…。
一〇年代文化論 (星海社新書)
さやわか
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4人
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大泉
2022/03/05
フランス、ルネサンス期に書かれ、さまざまな思想家に霊感を与えてきた小文。圧政はそのおこぼれにあずかる連中によって支えられ、それに民衆が自発的に隷従することで完成する。いかにも人文主義的な感じを与えるレトリックに時代が刻印されているが、書かれている機制は普遍っぽい感じがする。
自発的隷従論 (ちくま学芸文庫)
エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ
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8人
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大泉
2022/03/05
2015年から刊行されたシリーズで、社会科学・人文科学を中心とした識者がこの総論的な一巻に論考を寄せ、各巻で各論に踏み込むような構成(になっているはず)。 各論考の長さはまちまちで、ジョン・ダワーは超長くて斎藤美奈子は6ページほどだったりする。ポスト東日本大震災という雰囲気が濃く、7年の時を経たいま読むと時代の雰囲気が濃厚に感じられる(それは必ずしも古びているということではない)のがおもしろい。科学技術論である中島秀人の文章をとりわけおもしろく読みました。
現代の現代性――何が終わり、何が始まったか (岩波講座 現代 第1巻)
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6人
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ユーザーデータ
大泉
286
お気に入られ
6月の読書メーターまとめ
読書データ
読んだ本
2179
冊
読んでる本
2
冊
積読本
87
冊
読みたい本
12
冊
プロフィール
登録日
2013/12/24(3869日経過)
記録初日
2013/11/07(3916日経過)
読んだ本
2179冊(1日平均0.56冊)
読んだページ
655275ページ(1日平均167ページ)
感想・レビュー
2169件(投稿率99.5%)
本棚
2棚
性別
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職業
大学生
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286人
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