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2024年5月の読書メーターまとめ

大泉
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感想・レビュー
13
ナイス
137ナイス

2024年5月に読んだ本
13

2024年5月のお気に入られ登録
1

  • ステビア

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

大泉
松本清張の代表作の一つ。いま読んでやはり驚くのは、この時代の長距離移動は基本的に夜行列車だったのだなということ。それが盲点になって飛行機移動の可能性が出てこないんだろうとは思うんだが、しかしもうちょいはやく気付いてもよかったのでは。ブログに感想書きました。 https://amberfeb.hatenablog.com/entry/2024/05/02/000000
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
13

大泉
テレビマン時代から『海よりもまだ深く』まで、自身のキャリアを語る。まずドキュメンタリーの人として出発した是枝の問題意識のあり方、関心の変遷、また各作品の制作の裏側などなど、おもしろく読みました。東京国際映画祭のあり方への苦言、またテレビドキュメンタリーや映画制作の予算感などおもしろく読みました。
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大泉
哲学とは言語によって世界の認識を更新し、そして抵抗する試みなのだと説く、実践的哲学入門。本書のえらさは、哲学という実践を、そのクリティカルなポイントを毀損することなく外に開いてみせた、そのことにあるだろう。ここからおのおのが世直しを始めるのです!ブログに感想を書きました。 https://amberfeb.hatenablog.com/entry/2024/05/30/215212
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大泉
シンプルな描線とフレーズの繰り返しは安西水丸『がたんごとん』オマージュを感じます。図書館の書棚から自分で一本釣りしてきましたが、最初の数ページを熱心に読んでは書棚に戻す…を繰り返していました。
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大泉
大筋は知ってはいましたが、驚くのは語りの焦点人物が犯人と対決したりせず、推理も心中で完結していること!同様の推論をした人物が先んじて犯人に追いついていて、未亡人の女がたどり着いた時にはすでに海の彼方に消えているの、結末としてはかなり大胆な気がする。ブログに感想を書きました。 https://amberfeb.hatenablog.com/entry/2024/05/22/200259
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大泉
松本清張の代表作の一つ。いま読んでやはり驚くのは、この時代の長距離移動は基本的に夜行列車だったのだなということ。それが盲点になって飛行機移動の可能性が出てこないんだろうとは思うんだが、しかしもうちょいはやく気付いてもよかったのでは。ブログに感想書きました。 https://amberfeb.hatenablog.com/entry/2024/05/02/000000
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大泉
一部論考を流し読み。この巻は特になんだけど、「現代」性を安易に流行現象と結び付けたことで賞味期限が短くなってるのでは?という気がする。広田照幸に「反知性主義」のテーマを与えたのはどうも編集側っぽいのだが、そんな時事的な流行テーマじゃなくて、もっと射程の長い論考を書かせて欲しかった。波戸岡景太の青春小説論「学習者たちの青春小説」は、三浦雅史のいうところの「青春の終焉」後の青春小説として『涼宮ハルヒの憂鬱』や『中二病でも恋がしたい!』を取り上げている。
大泉
2024/05/21 09:44

波戸岡論考では、語り手がヒロインに過去の自分を見出して…というような見立てが示されているが、それって全然ラノベ一般に通用しないんじゃない?と思ってしまうのは紙幅の関係で具体例が乏しいからか。

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大泉
佐藤俊樹による詳細な批判も出ていることだし、眉に唾をつけて読むべき…と思っていたが、600頁超の分厚さにもかかわらず、澱みない語り口もあって一気に読んでしまった。『世界史の哲学』にも通底するような、個別的なものからなぜ/どのように普遍的なものが立ち上がってくるのか、という大きな問いへの、社会学という学問を通しての一つのアンサーとして読んだ。アリストテレスやルソー、ホッブズなどプレ社会学ともいうべき思想家たちから、ウェーバーやデュルケームら巨人を経由してフーコー、ルーマンで終わる。
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大泉
ファンタジー小説の大古典、小学生の頃に手に取って挫折して以来の再挑戦でしたが、いやこのクラシックな読み味は小学生のわたくしには厳しかったでしょう!魔法使いガンダルフはわりあい身勝手だしビルボへのあたりが強くて、結構コミカルですね。次々と訪れる危機もそれぞれ軽快に乗り切っていくが、しかし腹を空かせているシーンが多くてドワーフたちが気の毒です。上巻はビルボが蜘蛛相手に大立ち回りをしておしまい。まだスマウグの影もみえませんが、下巻も楽しく読めるといいですわね。
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大泉
これは料理本というより思想書というか、自己啓発本に近いタイプの読み物なんですね。「一汁一菜」は単に食事の構成ではなくて、生き方の構え、生活の思想のようなもの。長年の料理歴に裏打ちされた日々の食事にかかわる部分はおもしろく読むが、縄文時代の話なども絡めた日本論としてはスピリチュアルで眉唾物。とはいえ料理研究家がこうした引き算を肯定的に語ってくれたことの言説的な意味は大きかったでしょう。
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大泉
見田宗介自身もそうだが、河合隼雄、吉本隆明、そして加藤典洋等々、物故してしまった大物が多数登場する。廣松渉との対談は半世紀ほど前だが、それ以外は90年代以降なので比較的最近のもの。冒頭の河合との対談は時評のようで理解しやすいが、廣松とはまさに対決ともよべるような、とても素人ではついていけないやりとりになっている。
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大泉
ユダヤ教成立期から現在まで、パレスチナにおける民族・宗教の問題を15回の講義形式で説く。15のトピックに分かれているがそれぞれの独立性が高く、全体の流れをこちらが的確に押さえておく努力が要求されると感じた。新書としては分厚いがそれだけの情報量はあり、ちょっと流し読みしてエッセンスを摘む…というには不向きでしょう。
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大泉
西洋の古典絵画を取り上げて、そのモチーフの見方、どこが興味深いポイントなのかを解説する。大学での講義が元になっていることもあり、しばしばある種の定石を「覚える」ことを要求されるが、それは本書の誠実さだろう。ギリシア・ローマ神話や聖書に題材を取った絵画における登場人物の判別法、アトリビュートの重要性、絵がもともと置かれた場所や素材…などなど、蒙を開かれるレッスンでした。
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大泉
漢王朝の祖、劉邦、明を建てた朱元璋、その明末に大反乱を起こした李自成、太平天国の洪秀全、そして毛沢東。これらの人物たちを中国史における「大盗賊」と位置付け、その事績を語る。いずれも世界史の教科書に載るレベルの著名な人物だが、それを「盗賊」の系譜に位置付けることで、中国史そのもののダイナミズムが看取できる、大変おもしろい読み物でした。中国共産党の見解がそれぞれの盗賊たちの学問上の評価と直結するというのはなるほどなという感じで、史的唯物論華やかなりしころの日本史学のことを連想したりもした。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/12/24(3840日経過)
記録初日
2013/11/07(3887日経過)
読んだ本
2166冊(1日平均0.56冊)
読んだページ
651121ページ(1日平均167ページ)
感想・レビュー
2156件(投稿率99.5%)
本棚
2棚
性別
職業
大学生
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