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2024年11月の読書メーターまとめ

shoko.m
読んだ本
12
読んだページ
1424ページ
感想・レビュー
12
ナイス
68ナイス

2024年11月に読んだ本
12

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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昔船長をしていたスペルホーストが心を奪われたのは、菫色の目をしたパペットの少女だった。ひとつでは買えないといわれたスペルホーストは、王さま、オオカミ、フクロウ、少年のパペット人形を持ち帰る。だが、スペルホーストは死に、人形たちはがらくた屋に売られてしまう。物語がはじまるのを待つ人形たちは、さまざまな目にあった末……。それぞれの経験を経た人形たちが、最後にひとつの物語に登場する場面が晴れがましくて、読み手の自分もうれしくなる。ジュリー・モースタッドのイラストも美しいお話。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
12

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深刻な水不足のインドのムンバイで、貴重な水をめぐるある事件の秘密を知ってしまったミンニの兄サンジャイは家族の元を離れ、さらに母も病気の療養のために家を出てしまう。母の代理として使用人の仕事と学校をかけもちすることとなったミンニは、仕事や勉強に忙殺され……。ままならないことだらけのミンニがそれでも希望を失わずに前を向いていく姿をハラハラしつつ読んだ。貧しくても教育が未来を切り開いていくのはまさにうなずけるが、ここでITが出てくるのはとてもインドらしいと感じる。複数の要素がつまったよいお話。
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先日、OriHimeのいる分身ロボットカフェに行ったので、こちらも読んでみた。吉藤さんのことはかっこいい車イスの作成者という認識でいたのだけれど、OriHimeの作者でもあったということに気づいていなかった。カフェでは、働き方の新たな可能性に驚き、とても嬉しく思ったので、もっともっといろんな人が新しいチャレンジができる世界になるといいな。
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ネタバレ草原に住む祖母と男の子、父と女の子、母と男の子が、日々の暮らしの中でたくさんの大切なものを引き継いでゆくというお話。小さな幸せや大事なことは、毎日暮らしていく中で少しずつ。だが着実に孫や子に受け継がれ、ゆっくりと育っていくのだと描かれる。かわいらしいイラストのおかげで説教くさく感じることなく、小さいことを積み重ねていけば、それは大きくなり、やがて実を結ぶと読者に伝わる。じんわりと温かい絵本。広かった草原は、しまいには深い森へと変わっていくのだ。
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もし家事になったらひとつだけ何を持ち出すか。本の中で話し合われているテーマがこれ。子どもたちはそれぞれ理由とともに守りたいものについて語っていく。自分ならどうだろうかと、思いをめぐらせながら読む。引っ越し時の断捨離かなりのものを整理して今残っているもののなかからひとつ。これはかなりの難題だが、いくつかの候補が頭に浮かんだ。やはり本の中の子たちのようにいくらお金を出してももう取りもどせないものになるだろうか。あなたなら、さあ、なにを守る?
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「ちいさな○○があったなら、○○となづけましょう」と、女の子が自分の大切なものをひとつひとつ挙げていく。いろいろなものへの見方がとても温かいなと思ったら、ラストでなるほど、となる。リズミカルな訳文が読んでいて心地よく、世の中ってすてきだな、と明るい気持ちになれる絵本。第30回いたばし国際絵本翻訳大賞受賞作。
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こぶたのルーファス・リロイ・ウィリアムズ3せいは、お気に入りの本をよむために学校へいくことをおもいつきます。ですが、かばんをもって学校へいったのに、リビッド校長はこぶたを学校にいれられないというのです。校長先生とルーファスのかけあいが、バレリー・ゴルバチョフの絵で表されると、なんともゆかい。ルーファスだけでなく子どもたちも生き生きと描かれるこの学校はとても楽しそう。たくさんの子が、ルーファスのように本をすきになって、にこにこと絵本を読んでくれるといいなあ。
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昔船長をしていたスペルホーストが心を奪われたのは、菫色の目をしたパペットの少女だった。ひとつでは買えないといわれたスペルホーストは、王さま、オオカミ、フクロウ、少年のパペット人形を持ち帰る。だが、スペルホーストは死に、人形たちはがらくた屋に売られてしまう。物語がはじまるのを待つ人形たちは、さまざまな目にあった末……。それぞれの経験を経た人形たちが、最後にひとつの物語に登場する場面が晴れがましくて、読み手の自分もうれしくなる。ジュリー・モースタッドのイラストも美しいお話。
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ミドルスクール2年のヘイゼルは、今年こそスピーチコンテストで優勝をねらってる。そのためにしっかりと準備をすすめていたが、なぜか自分の恋愛遍歴を話してくるモテ男のタイラー・ハリスから元カノのエラ・クインに関する秘密を打ち明けられたせいで、状況は一転してしまう。一言でいえばシスターフッドのお話だが、そこへ至るまでの気づき、友情、挫折、怒り、奮起が丁寧に描かれていて心地よい。子どもだから女子だからと蔑ろにされることへの憤りは、わたしたちのものだ。勢いに乗る後半からラストにかけては、高揚感のひとこと。お奨め!
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海のそばにあるぼくらの村では、だれもが一生けんめい働いている。海がみんなの生活のまん中にあるのだ。ぼくはいろんなはたらく人々の姿を思いうかべ、それぞれの価値を理解していく。黒、グレー、青の鉛筆で描かれたイラストがとてもやさしく、それと合うおだやかで静かなトーンのお話。村や人々の様子を細やかな描写で表している文章もすてき。父と息子で読んでみるのもよさそう。ココナッツ・バンズのレシピもうれしい。
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真っ暗闇の中にいるアマゾンの動物たち。夜明けの太陽をもとめて、森のおくをめざす。動物たちを待ち受けていたのは、夜明けの太陽ではなかった。2019年のアマゾンの大規模火災の悲劇をもとにして描かれた絵本。世界のあちこちで森林火災が起こっていても日本ではそこまで関心がもたれていない。けれどこういった災害により大規模に森林が失われれば、ますます温暖化し気候変動は進んでしまう。わたしたちができることは大きくはないだろうが、まず知ることのきっかけとしてこの絵本を読んでみては。
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フルートさえ吹いていれば何もかも忘れることができるくらい大好きだったアニーは、事故にあい手をケガしてしまった。お医者さんからはリハビリをすれば手は動くようになるといわれたけれど、アニーは母親への怒りでいっぱいで、何もかもやる気を失ってしまった。フルートで彩られていた世界がとつぜんモノトーンになってしまったアニーの気持ちもわかるが、あとでわかった事故の原因を知り母さんの気持ちを考えてため息が出た。命を見守ることで計らずも自ら再生に向かえたアニーに希望を感じた。
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ロンドンで家族と暮らすヘクターは、学校ではいたずらばかりしている。まじめな姉と無邪気な弟と違い叱られてばかりのトーマスは、あるいたずらで、ホームレスのトーマスたちと計らずも知り合いになるが、ある日、公共の場から彫像などが盗まれるという連続事件の目撃者になってしまい……。物語が動き出してからは大丈夫だったのだけれど、はじめのあたりのヘクターが(わたしの)少し苦手なタイプだったのがとても残念。でも物語が進むにつれてヘクターが変化していく様がとてもよかった。さすがオンジャリQ.ラウフ。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/01/05(4002日経過)
記録初日
2014/01/05(4002日経過)
読んだ本
1298冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
144545ページ(1日平均36ページ)
感想・レビュー
1294件(投稿率99.7%)
本棚
0棚
外部サイト
URL/ブログ
https://andapocoapoco.fc2.net/
自己紹介

やまねこ翻訳クラブ会員

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