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2025年1月の読書メーターまとめ

sucksuckhello
読んだ本
9
読んだページ
2619ページ
感想・レビュー
3
ナイス
24ナイス

2025年1月に読んだ本
9

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

sucksuckhello
柄谷行人や蓮實重彦の文体のパスティーシュからはじまり、何者かになろうとする芸術家志望の若者たちのドタバタ劇を信頼できない語り手が書き下ろした手記?という体の作品。主人公とされている唯男(ただの男、ということだと思う)の特別な人間になりたいという過剰な自意識がブルース・リーの言説やドン・キホーテなどの文学作品と結びついていく様がメタフィクションとして描かれる。最初の方はなかなか話が進まなくて笑えるくらいだが、後々のモチーフにも繋がり、油断ならない。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
3

sucksuckhello
自身の社会学的な立ち位置から理論や客観性を重視しつつもパシリとして思いっきり内部者として知覚した沖縄のヤンキー達の生活がすごい濃度で圧縮されている。当事者研究という言葉では生やさしいくらい内部者の言葉が満載だが、でも内部者による内部構造の告発でもない。そんなバランス感覚の一冊。胸が痛い本だが、これから先も読み継がれる古典になると思う。
が「ナイス!」と言っています。
sucksuckhello
青空文庫でランキング上位だったので読んでみた。女性をめぐる地獄が3つの短編を通して描かれる。最後の「火星の女」はルッキズムの問題、権力者によるレイプの問題を生々しく描いており、いまの女性は当時ほどは不自由では無いにせよ、その射程に今も含まれていると感じた。
少女地獄
sucksuckhello
柄谷行人や蓮實重彦の文体のパスティーシュからはじまり、何者かになろうとする芸術家志望の若者たちのドタバタ劇を信頼できない語り手が書き下ろした手記?という体の作品。主人公とされている唯男(ただの男、ということだと思う)の特別な人間になりたいという過剰な自意識がブルース・リーの言説やドン・キホーテなどの文学作品と結びついていく様がメタフィクションとして描かれる。最初の方はなかなか話が進まなくて笑えるくらいだが、後々のモチーフにも繋がり、油断ならない。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/01/15(4061日経過)
記録初日
2014/01/14(4062日経過)
読んだ本
1258冊(1日平均0.31冊)
読んだページ
304826ページ(1日平均75ページ)
感想・レビュー
559件(投稿率44.4%)
本棚
1棚
性別
職業
IT関係
外部サイト
自己紹介

文学、怪獣、音楽、金融、ITあたり

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