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2024年5月の読書メーターまとめ

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2024年5月に読んだ本
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2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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短編集。解説に「どこまで真面目かわからない」とあったが、冷静な語り(手)の秩序だった端正な話──悪く言えばありきたりな古臭いスタイル、を作者はあえて"やってますよ、今っぽいでしょ"感含みで書いたんじゃないか?、と思ってしまう。国家機密を売るソ連の科学者のような、合理性信奉と捨て鉢なニヒリズムを作品の端々になんか感じるんだよなー。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
11

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酒を嗜む以上常に隣合せの緊張感は持合せているが、今「あなたは依存症です」と言われたらおそらく否認するだろう。私の場合ストレス発散が目的ではないし、夏場発汗した後のビールの一口目は結局黒ラベルに落着き、ブームになった日本酒も一通り巡って以前のように何でもかんでも飲んでみなくちゃといった衝動も減退したし、今は緑茶や無糖紅茶じゃなくて、野菜ジュースや飲むヨーグルト、タウリン3000みたいなやつも甲類で割ったらどうだろうという好奇心というか探究心みたいな、炭酸無しでもぐいぐいと、薬飲むにも水じゃなくてもいいかとな
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(川の澱みに石を投げ入れて出来た)水面の波紋で飲むという。吉田健一も川の流れで飲めると書いてたが、水の動きと酔いの相性は好い気がする──。ネットラジオかポッドキャストでの会話のよう。リスナー(読者)の「ふつおた」を募集してまた飲んで話して欲しい。
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鶏の酒蒸しやりました。\67/100gブラジル産に"加茂錦"紙パック(やまや限定)。酒量が肝かな、ふわとろ狙うなら肉の厚みと弱火で調整して──。「大体、どこの国の料理でも、それが酒を飲みながら食べるものだということが中心になって作られている」 by吉田健一。
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★★★☆☆評価もお取り寄せ通販も、チェーン店も新幹線もない頃の、酒と食べものの話。旅するなら時間を気にせず一日中飲み食いし、ぶらぶらしろと説く。観光ガイドに頼るな。名物ばかり買うな。読書とか普段でも出来ることはするな。その上で「(こういうのは)少しもいいことではない」という。「旅をしている時だけ、普通並に人間らしい生活をするのでは、いずれはやって行けなくなる」と。──他に、「食べものと文学とどっちが大事か」から始まるのや、『金沢・酒宴』に至る習作的なのとか。
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TVドラマ版では回を追う毎に大喰いになる五郎さんだが、さすがにTVでは残すことはしない。昔知り合いが、店の人気メニューである限定5食の海鮮丼の大盛を頼んで残し、店の人も「あ~あ」という顔だったので、外出てから「さすがに残すのは有り得んわ」とイジったら、「食べきれると思ったんですよね、頼んだ時は」としれっと言われた。そんなことを読んでたらふと思い出した。
ミカママ
2024/05/21 01:41

はじめまして。あー、残されるのは…ですね💦

justdon'taskmewhatitwas
2024/05/21 12:42

はじめまして。五郎さん曰く「食うのは自分で決めること 他人にその自由を奪う権利はない」──、とはいえ。

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昨年秋頃視たTVドラマで阿部寛はこんなエッセイを書いていたのか。ドラマの縦軸だった"失踪"のエピソードは原作には出て来ない。ドラマはやけに構図が締まっていたが、エッセイは解釈をこちらに委ねるような雰囲気的なものが多く、(おそらく意識的に詳細を省き)興味惹かれる状況を印象的な一言で括る。忙しい人向け。実に週刊誌連載的。
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先頃の"初読み日本人男性作家"の中からおかわり。文庫裏にはベストセラー(!?)とある。表題作は「男の人生、こんなもの」 ──以前なら、家に夫の/父の居場所がない!とか、男はつらいよ~(女もだけどね)とか、働く中高年に共感を呼ぶ書き方もあったろうに、幸せの類型から放逐され愕然・呆然の主人公、のくだりをリフレインするのがリアル ──とでもいう様な諦観、他人事の視点/佇まい、でありながら「いやロマンとか要らないでしょ、逆に何処に要ります?女?」とか、溜めてたの逆ギレで出して来そうで怖い。
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帯文は"究極の恋愛小説"。体の関係はあるのにLINEの返事が遅い恋人。ベースは決して特殊ではない。作者を思わせる主人公は恋人が出来/歳を重ね、ハッテン場からTwitterへ承認欲求の対象を肉体から言葉に変える。欲求解消の場は他人の目に晒される場でもあり、賛同と批判が変転する率直な世界で長年研鑽したセンスと練磨されて来たという自負が、現役40男のねとっとした恋愛依存の日々をトゲと臭みが残るも、読むと丁度いい出色の小説に仕上げている。──2編とも前作と地続きとして読んだ。前作での疑問に解答となる箇所もあった。
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福井弁の持つ説得力って何なのだろう。人生の気づき(木付き→木偏?)に端を発するシリーズテーマをま、それ程説教臭くなく処理し物語にする力を福井弁は備えている、とでも言うのか──なんてことはデヴュー作から言えって話だが、今回どこかで「説明しねま」って言ってて、「しねま」か昔言われて結構きついわってなった事あるけど、直接話法で小説書こうってなったら、冗長はヤだけど"嘘"書きたくない時、方言て助けてくれる気がする。
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短編集。解説に「どこまで真面目かわからない」とあったが、冷静な語り(手)の秩序だった端正な話──悪く言えばありきたりな古臭いスタイル、を作者はあえて"やってますよ、今っぽいでしょ"感含みで書いたんじゃないか?、と思ってしまう。国家機密を売るソ連の科学者のような、合理性信奉と捨て鉢なニヒリズムを作品の端々になんか感じるんだよなー。
が「ナイス!」と言っています。
justdon'taskmewhatitwas
話は特異だが、描写は絵コンテ的というか、ここでパン、ここは"隠しカメラ"風のカメラ固定の、ここはカットバックで繋いでとか、カメラ位置指定してくる、或いは、素材渡してCG処理外注に出して、みたいな、とてもヴィジュアルな短篇集。バックヤードの無い、単一の時間軸で語られるシナリオは、ソリッドで、乾いて、ハードボイルドで、もし長篇もこんななら読んでみたいが。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/01/28(3799日経過)
記録初日
2014/01/03(3824日経過)
読んだ本
1050冊(1日平均0.27冊)
読んだページ
279648ページ(1日平均73ページ)
感想・レビュー
741件(投稿率70.6%)
本棚
1棚
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