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2024年2月の読書メーターまとめ

フム
読んだ本
3
読んだページ
984ページ
感想・レビュー
3
ナイス
246ナイス

2024年2月に読んだ本
3

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

フム
図書館本。『同志少女よ敵を撃て』の逢坂冬馬さん2冊目。読ませる作家さんだ。物語の世界にぐいぐい引き込まれて読書に没入できた。ヒトラー政権下のドイツに興味があったこともあって、少年たちが、ナチスに対抗しようと行動するストーリーに胸が躍った。巻末に参考文献がたくさんあるのもいい。実在したエーデルヴァイス海賊団について他の本を読んでみたい。抵抗する人がいる一方で、善良なはずの多くの市民が線路の先で起こっていた大虐殺に見て見ぬふりをしていたことには考えこまずにはいられない。自分はその時海賊になれるのだろうか。
iwasabi47
2024/02/05 21:40

どうもお久しぶりです。たぶん当時の若者文化ワンダーフォーゲルの話かな?と推測します。古い本ですが生松敬三『二十世紀思想渉猟』上山安敏『世紀末ドイツの若者』に少しワンダーフォーゲルの記述があります。良ければ参考に。的外れなお節介失礼しました。私もこの本見てみます。

フム
2024/02/05 22:07

お久しぶりです。コメント読ませていただき、読み返したらありました!ワンダーフォーゲル(渡り鳥)の名の下に若者たちが行った徒歩旅行と自発的な組織化、これがヒトラー・ユーゲント体制では禁じられていたんですね。それをあえてこの物語の少年たちは実行するんです。体制に同化したくない若者たちにとっての抵抗としてのワンダーフォーゲル、徒歩旅行だったんですね。物語の理解が深まりました。ありがとうございます。とてもおもしろいです。

が「ナイス!」と言っています。

2024年2月の感想・レビュー一覧
3

フム
図書館本ブレイディみかこさんの最新刊。いつもながら熱い!読書をしながらまさに「お腹の中にホットなものが湧いてくる」感じ。ロンドン五輪後に再開発が進むロンドンの下町で公営住宅を追い出されそうになったシングルマザー達が抵抗運動を始めるという実話が元になった小説。ロンドン駐在の新聞記者史奈子は、その活動を取材することで、今まで自分が冷めた目で見ていた抵抗運動が、自分の尊厳を守って生きるために必要なことだったと気づく。
フム
2024/02/22 15:55

筆者の文章は好きでこれまでも読んできたけれど、小説という形だからこそ伝わるものがある。世の中にある理不尽なことや不平等なことに対してしょうがないと冷めた目で見たりあきらめかけそうな時に勇気がもらえる本だと思う。とても良かった。

が「ナイス!」と言っています。
フム
新訳『人間の条件』を手がけたアレント第一人者による解説。人間は様々な能力、活動を通じて地球上の自然を作り変えきた。近代にはじまる自然科学と技術の発展、それをもたらした人間の能力とはいったいどのようなものなのか。それは人間とその生のあり方をどのように変えるのか。これらの問題にマルクスとは違った展望を見出そうとすることが人間の条件を貫く主題だという。本書の解読もマルクスの著作から多くの引用があって、それを読むのに苦労した。もう一度人間の条件を読み直してみたい。
Masa
2024/02/13 15:59

アレントのマルクス理解の問題は避けて通れないので、これも併せて読むことをおすすめします。https://bookmeter.com/books/12624643

フム
2024/02/22 16:01

Masaさん 百木漠さんのアレント解説はとてもわかりやすくて勉強になります。こちらの本も早く読まなくては💦 教えていただきありがとうございます😊

が「ナイス!」と言っています。
フム
図書館本。『同志少女よ敵を撃て』の逢坂冬馬さん2冊目。読ませる作家さんだ。物語の世界にぐいぐい引き込まれて読書に没入できた。ヒトラー政権下のドイツに興味があったこともあって、少年たちが、ナチスに対抗しようと行動するストーリーに胸が躍った。巻末に参考文献がたくさんあるのもいい。実在したエーデルヴァイス海賊団について他の本を読んでみたい。抵抗する人がいる一方で、善良なはずの多くの市民が線路の先で起こっていた大虐殺に見て見ぬふりをしていたことには考えこまずにはいられない。自分はその時海賊になれるのだろうか。
iwasabi47
2024/02/05 21:40

どうもお久しぶりです。たぶん当時の若者文化ワンダーフォーゲルの話かな?と推測します。古い本ですが生松敬三『二十世紀思想渉猟』上山安敏『世紀末ドイツの若者』に少しワンダーフォーゲルの記述があります。良ければ参考に。的外れなお節介失礼しました。私もこの本見てみます。

フム
2024/02/05 22:07

お久しぶりです。コメント読ませていただき、読み返したらありました!ワンダーフォーゲル(渡り鳥)の名の下に若者たちが行った徒歩旅行と自発的な組織化、これがヒトラー・ユーゲント体制では禁じられていたんですね。それをあえてこの物語の少年たちは実行するんです。体制に同化したくない若者たちにとっての抵抗としてのワンダーフォーゲル、徒歩旅行だったんですね。物語の理解が深まりました。ありがとうございます。とてもおもしろいです。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/02/01(3709日経過)
記録初日
2014/01/30(3711日経過)
読んだ本
537冊(1日平均0.14冊)
読んだページ
135111ページ(1日平均36ページ)
感想・レビュー
514件(投稿率95.7%)
本棚
10棚
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