日本は大戦が始まる前からすでに負け確実だった。これ以上ないほど無能。軍隊は官僚組織であり、事なかれ主義・無責任体制・前例主義・体育会系・精神論・恫喝・学閥・権威主義・似非エリート思想など失敗する要因のオンパレード。結局日露戦争の成功体験から一歩も抜け出せなかった。元老も不在となり天皇の意向さえ無視され、国民は熱狂し軍の暴走を止める存在が皆無となっていたのだから当然の結果といえる。しかし牟田口といい辻といい、誰かが戦場で始末していれば死者はもっと少なくて済んだのではないかと思うと残念でならない

読了しました。アニメとは全然異なるラスト。それまでは上巻からずっと暗い展開が続き読むのが辛かった。ハッピーエンドかもしれないけどあまりすっきりした終わり方ではなかったかな。お腹の傷？は一生残り続けるのだろうか…