ネタバレ会ったことのない脱北者ギワンの半生を追うことで大切な人への贖罪の意識に向き合い、母国から遠く離れた地で生まれた縁を通じて自身を肯定していく主人公は、苦しむ人の苦悩にどこまで近付けるか、向き合えるか、ストイックに自分を追い込む。難民認定までのプロセスに幾度も胸が詰まるが、優しさに満ちたドラマチックなシーンがいくつもあり、またラストは前向きな余韻に満ちている。重厚なテーマだがあっという間に読み進められる。

ネタバレ会ったことのない脱北者ギワンの半生を追うことで大切な人への贖罪の意識に向き合い、母国から遠く離れた地で生まれた縁を通じて自身を肯定していく主人公は、苦しむ人の苦悩にどこまで近付けるか、向き合えるか、ストイックに自分を追い込む。難民認定までのプロセスに幾度も胸が詰まるが、優しさに満ちたドラマチックなシーンがいくつもあり、またラストは前向きな余韻に満ちている。重厚なテーマだがあっという間に読み進められる。