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2024年1月の読書メーターまとめ

スピカ
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2024年1月に読んだ本
31

2024年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

スピカ
ネタバレ★3編収録。「斬殺」目当て。軽格出身の長州人相手に大藩仙台藩主が下座に座って平伏するシーンが象徴的。地理的に政治の中心から遠い不利があるとは言え、仙台藩、米沢藩による古色蒼然とした出兵エピソードなど時代に追いつけないチグハグさが興味深い。表題作は「街道をゆく」的エッセイで薩摩の朝鮮人の末裔の話を司馬遼節で。何世代にもわたる父祖の地への思慕が哀しい。細川忠興とガラシャの話は構成の様式美を楽しんで読了。 12/8→12/10
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2024年1月にナイスが最も多かったつぶやき

スピカ

2023年の読書メーター 読んだ本の数:365冊 読んだページ数:80218ページ ナイス数:2711ナイス ★去年に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/447218/summary/yearly

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2024年1月の感想・レビュー一覧
31

スピカ
ネタバレ★鳥羽伏見の戦いから。定説ベースにフィクションを織り交ぜた安心設計、かつ身長に触れないアイドル設定。語り残された周囲の証言からもっと伝法な口調だったと思うので本作は優等生ver.として読了。詠んだ歌のエピソードを見たかった。9つ年上の土方相手に「トシ」「お前」と呼びかけるだろうか。女性向け。
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ネタバレ著者さんの地元・山形の有名人シリーズ。幕末の米沢藩で軽格出身ながら国事に奔走し討薩ノ檄を起草した雲井龍雄の生涯。個人的には声の大きな俗物とされがちな世良修蔵の名誉挽回と安井息軒門下物語。入布新の登場目当てだったけど、意外や新選組から多数の名前が登場。物語の構成として近藤勇は必要かと。新選組視点でない天満屋事件が新鮮。自身も危ういのに、また現代の目から見れば武士の世も終わるところに戦乱で迷子の武家の子を拾わずにおれないシーンが泣かす。人見勝太郎水戸藩士説に驚いた。
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ネタバレ★5編収録の短編集。御家門にして至誠の人松平容保公を追った表題作目当て。孝明天皇の死が潮目で権謀術数に長ける薩摩の政治力の前に破れ、慶喜には梯子を外されておいたわしい。締め方が上手い。佐幕派なのでどうかなと思ったけれど、どれも楽しく読了。新選組は遠景にチラチラと過ぎる程度。特に大村益次郎のキャラが好き。武市と岡田以蔵はBLの共依存ものみたい。1/20→1/24
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ネタバレ★昭和54年刊。全体的に子母澤寛を踏襲したアイドル沖田溺愛短編集。沖田と関わった人の回顧談では伊東甲子太郎ビジュアル系説。土方に嵌められた山南が哀れ。「夫は美男」は伊東うめの話。12/20→12/27
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ネタバレ★インプットが多く興味深く読了。せっかく一次史料、同時代人の談話を渉猟しているのに冒頭に十代後半のエピソードとして流泉小史を引用しているのがモヤモヤしたけれど、この落としどころなら納得。アンチコメントが一切ないのがすごい。石坂周造のピンハネ。八王子邂逅説。参考文献を活用したい。林忠崇の絵がかわいい。12/20→12/27
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ネタバレ★1973年刊。新選組三部作の合本だけど、編集方針が違うのか中公版とは差分あり。掲載の写真で発行時点の山南の墓石の状態が確認できる。昭和48年の駒飼、流山がまだまだ風情たっぷり。為三郎翁談話にも創作の手が入ってるんだろうか。今井信郎の刑部省口書の臨場感たるや。十津川じゃなくて松代藩士説。新選組物の原典にしてネタ帳。12/8→12/20
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ネタバレ★リーマンxイラストレーター。強引で勝手な幼馴染の女に子供を押し付けられて強制的に疑似家族になるゲイカプ。うーん、お役所的なことが気になる。
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ネタバレ★完結巻。浪士組上洛と清河八郎の目付として同行する市。清河暗殺を試みる伊庭、土方、沖田。護衛は市。伊庭vs.市は市に軍配。伊庭八郎が試衛館と昵懇説だけど小物になってて残念。打ちきりらしく、柳生兄弟はほったらかしのよくわからないエンド。
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ネタバレ★ヴァイス大尉による第一次寺田屋事件のパロディかと思った。冬馬と斎藤が金打するまでの仲に。外国船に乗ったけどこの時期関西の港は開いてないのでは。浪士組上洛間近。
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ネタバレ★文久2年。斎藤一登場。生麦事件に遭遇する斎藤と十馬。外国人に捕らえられたところでヘボン医師登場。薩摩藩、斎藤一と定説の盛り込み方がうまい。
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ネタバレ★過去エピ継続中。サイコパス生きてた。勝はまだ安房守になってないんじゃないか?
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ネタバレ★土方が悪人面すぎる。清河八郎再登場。市の過去エピ。
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ネタバレ★市と一緒に旅する藤平十馬は柳生一族と華やかにやりたい放題。伊庭八郎登場。皇女和宮降嫁の妨害に十馬の盲目の兄が浮上。試衛館メンバー、伊庭と高橋泥舟をリーダーに共闘。
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ネタバレ★「座頭市」の翻案作。仕込み三味線を持つ居合の達人瞽女・市が主人公。文久元年から。清河八郎一派がヘボン襲撃。日野宿で賭博のもめ事がらみで試衛館メンバー登場。沖田は凄腕、土方がやさぐれ。忍心流槍術・高橋道場とは泥舟ってことか。
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ネタバレ★2001年刊。八月十八日の政変時の長州・公家の動きや、対馬藩との関係を興味深く読了。近藤周斎が三助の養子、将軍上洛が237年ぶり、御倉伊勢蔵などツッコミどころ満載なので記載内容の信頼性は疑問。渕上郁太郎は伊東甲子太郎による暗殺説。文久年間の梟首の多さよ。12/20→12/27
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ネタバレ★鳥羽伏見の戦いから。大筋は定説を踏襲しているものの、斎藤一が会津にて改名、土方が江戸での助命工作後に流山に戻る、仙台の外人屋が外国人相手用、三好胖が小笠原長行の実弟など細かいところの食い違いがストレスでした。お琴コンプレックスの土方。この最期だと首を取られそう。児童向けの伝記のような文体。12/20→12/27
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ネタバレ★「燃えよ剣」のキャラ付けは踏襲しないという確固たる意志を感じました。当然土方の扱いは良くなく、居心地悪く読了。強度近視から言わせてもらうと暗いと相応に見えません。ご都合も多く感じるけど、上手いのは確か。断片的に語り継がれた情報をドラマチックに仕上げたらこうなるというお手本のような作品。12/20→12/27
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ネタバレ★女目線で語られる壬生浪時代の話。虚実入り混ぜたキャラ立て、構成、展開が素晴らしく一気読み。史実的には「報国の…」とか詠んで人生で一番浮かれていた頃だと思うけれど、本作では野心のためなら女の恋心も利用する鬼のような土方。芹沢派の名誉回復。いじらしい吉栄のお陰で特に平山が素敵。当夜までの伏線とその回収のお手並みを拝見。12/20→12/27
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ネタバレ★芹沢暗殺まで。姉小路公知暗殺後も新選組隊士として田中新兵衛が生き残って驚いた。薩摩贔屓、奈良原喜八郎ファンが憤慨しそう。公儀御庭番説から急に方向転換して斎藤一は会津の目付説へ、その他何もかも取っ散らかったまま第一部完。12/10→12/27
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ネタバレ★新選組入洛から。田中新兵衛が新選組に加入するやりたい放題だけど勢いがあってなんとなく読ませられる。姉小路公知暗殺事件の黒幕を探すために協力する田中と玲覇。12/10→12/27
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ネタバレ★1996年刊。腕に覚えのある琉球王族の姫君が島津久光の側室とされるところを逃げ出し、試衛館の食客となるところから。追手は田中新兵衛。斎藤一は公儀御庭番説。松井田宿で新選組を立ち上げるところまで。フィクション度はかなり高いけど楽しく読了。びんこじゃなくてびびんこでは?カバーイラストのイケメンは誰だろう。12/10→12/27
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ネタバレ★昭和51年刊。好きが高じて新人物往来社から本まで出してしまった慶応大学女子学生二人によるフィールドワークの成果発表。タイトルと内容に若干齟齬あり。蝦夷地へ渡った藩主クラスの取り扱いについては大いに納得しました。望月光蔵の孫の話、入布新から手紙が届いた雲井龍雄の話が収穫。土方をヒーロー視すまいと「ホイホイ人間」なる造語を生み出したりする辺り若いなと思う一方、この方たち古文書が読めたようで羨ましい。近藤の政治面が評価されてない点、理論展開に通底するニヒリズムは時代性なのかなと思った次第。12/8→12/20
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ネタバレ★若生文十郎を追うことで幕末の仙台藩を描いた一冊。元治元年から。冒頭はもたついたけれど、奥州鎮撫総督府が仙台に来てからが緊迫して一気読み。個人的に世良修蔵暗殺がクライマックスでした。新選組ファンにはなじみの星恂太郎だけじゃない、キャラが揃った仙台藩。タイトルで損をしていると思う。12/9→12/20
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ネタバレ★京都編。八月十八日の政変から池田屋事件まで。仏生寺弥助、桂小五郎登場。フィクション全開、俄然面白くなりました。剣戟シーンでの太刀筋の描写が素晴らしい。独白やその豪剣はなんとなく斎藤一をイメージしてしまう。京では全くモテず女日照りな主人公。皆さん同格以下の相手に対する自称が「わし」なのが珍しい。11/12→12/10
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ネタバレ★平成元年刊。土方は京に残ったので伊庭八郎をフィーチャー。小栗上野介が万能すぎる。敵対する阿比留の過去とコケシのエピソードが悲しい。ともあれ、何をするにも女を抱く人たちに苦笑。主人公の出自の謎は案外単純みたい。11/12→12/10
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ネタバレ★剣戟アクションと官能のエンタメ小説。女は手当たり次第、恩義のある小栗上野介に舶来の避妊具をもらって喜ぶ性豪が主人公。真庭念流を使う若き旗本で、土方歳三は女に関する師匠筋。伊庭八郎、益満休之助の知己を得て全方向への布石バッチリです。立ち合いの描写が細かく、スローモーションのよう。主人公の出自で引っ張る仕様。11/12→12/10
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ネタバレ3作品の番外編とラフ画集、マンガ。「タンデム」のみ既読だけど9年前でほぼ覚えてなくて残念。
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ネタバレ★2000年刊。改稿・改題前を確認したくて読みましたが、BL度は変わりませんでした。本作の土方が苦手。11/12→12/10
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ネタバレ★3編収録。「斬殺」目当て。軽格出身の長州人相手に大藩仙台藩主が下座に座って平伏するシーンが象徴的。地理的に政治の中心から遠い不利があるとは言え、仙台藩、米沢藩による古色蒼然とした出兵エピソードなど時代に追いつけないチグハグさが興味深い。表題作は「街道をゆく」的エッセイで薩摩の朝鮮人の末裔の話を司馬遼節で。何世代にもわたる父祖の地への思慕が哀しい。細川忠興とガラシャの話は構成の様式美を楽しんで読了。 12/8→12/10
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スピカ
ネタバレ★会津で鉄と沙夜が再会。二本松大壇口がカニバリズム祭り。母成峠はあっさり抜かれてもう籠城戦。不殺の誓いを試される鉄、で次巻へ。沙夜が一人でいる経緯を誰も疑わない不自然。作者さんのお手並みを拝見したい。山本八重のキャラ造形が大変なことに。
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スピカ
ネタバレ★1冊丸ごと沖田の最期。白虎隊が土方と思ったのは斎藤一説。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/03/28(4289日経過)
記録初日
2014/03/26(4291日経過)
読んだ本
12009冊(1日平均2.80冊)
読んだページ
1968789ページ(1日平均458ページ)
感想・レビュー
10488件(投稿率87.3%)
本棚
2棚
性別
自己紹介

【読んだ本の数】
2014年(3月26日~):905冊
2015年:1151冊
2016年:1580冊
2017年: 869冊
2018年:1061冊
2019年:1195冊
2020年:1105冊
2021年: 529冊
2022年: 365冊
2023年: 365冊
2024年: 366冊

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