ネタバレ★石田三成の忍城攻城戦の守り手側の話。領主のご連枝なのに領民にすら侮られる男が存亡の危機に際して見せた本気。長束正家に煽られて戦闘を決断したところまで。司馬遼太郎がお好きなんだろうなという文体の現代風コミカル時代劇。次巻は敷きまくった布石の回収が楽しみ。

ネタバレ★遠征先の村で賊と一合戦の巻。知将ポジの吹雪ゲット。科学の進歩と神の領域の説明が上手い。解説の本郷和人節が楽しい。

ネタバレ★犬追物で小笠原貞宗から弓の技を獲得の巻。出ると思ったパルティアンショット。草履で乗馬なのは急なご指名だったからなのかな。風間玄蕃結盟まで。

ネタバレ★北条時行が主人公の貴種流離譚。鎌倉幕府滅亡から。冒頭から幕末以上のすごい動乱。人間不信必至で怖い。邦時君が哀れ。少年マンガとして歴史の見せ方が上手い。制作チームの層が厚いのに驚く。

ネタバレ★ロキvs.シモ・ヘイヘ。お決まりのやりたい放題。ブリュンヒルデに横恋慕の挙句、ジークフリートを陥れるために化けて竜を殺害説は面白い。サルミアッキパイ(笑)ロキの額に銃弾が命中したところで次巻へ。

ネタバレ★永倉新八と袂別して一人彰義隊に参加したところから。一次史料がとても少ないのでやりたい放題。イメージ通りの直情径行で明朗な死に損ないの原田左之助。女は引きも切らずでエロシーンに飽きた。佳代が峰不二子みたい。

ネタバレカウンセラーｘ潔癖症。お出かけ先でムラッとの巻。思ったより展開が早い。だんだんそういうプレイに見えてきた。

ネタバレ★本作屈指のエピソード。役者魂の見せ所が泣かす。曽我物語の内容要約がありがたい。本当は田之助でやりたかったんだろうけれど、時代が合わずこの形になったんだと思う。とても良い。

ネタバレ★和宮に毒を盛った疑義により小伝馬町の牢屋送りに。南方の助命嘆願のため勝が慶喜に頼るだろうか。スリ女のエピソード、久しぶりのを組の千吉がいい役もらえそう。鉛中毒怖い。役者魂よ。

ネタバレ★西郷隆盛の虫垂炎手術から。薩摩屋敷に長州の賊が侵入。薩摩武士の大失態では。評判が良かったのか、新選組のエピソードがチラホラ。天王山で名乗りあう真木和泉と近藤。人生を達観した様子の沖田。結核治療してもらえるかな。脚気の食事療養としてのスイーツがおいしそう。特に富醂。皇女和宮が急性ヒ素中毒。いろいろ思いつくなあ。

ネタバレ★乳がんの術後、仁友堂にて看護人になる野風がもったいない。佐久間象山の治療のため京へ。沖田総司、近藤、土方、西郷隆盛と当時のオールスター勢ぞろい。当時の細かい風俗、年中行事、方言をよく調べてあるのが好感度高い。やっぱり陰嚢水腫を押さえてきた。

ネタバレ★大やけどした水茶屋の看板娘の皮膚移植から。「陽だまりの樹」でも見たエピソード。勝と坂本の使い方がご都合すぎて苦笑。澤村田之助も見栄を切らせたい演出がムリヤリ感。新門辰五郎登場。坂本は似てないけど親分は似てる。野風乳がん疑惑。

ネタバレ★コロリ治療からコロリに感染。坂本龍馬登場、吉原へ。瘡毒。翻って治療法も予防法も確立しているのに現代の梅毒汚染は嘆かわしい限り。胃穿孔の本道の医者に外科手術。

ネタバレ★13頁を担当した人がひどい。河井継之助自害説、ガトリング砲を河井が庄内に送ったみたいに読める。雲井龍雄の名前すら出ない。この巻は某ムーっぽくてオカルト風味。

ネタバレ★荒神山寅次郎加入、彦弥登場。甚助と櫓のお夏を助けに行くところまで。大ゴマが多い。

ネタバレ★司馬遼太郎リスペクト文体で安心して読了。のぼう様の内心が最後までわからないのが上手い。

ネタバレ★石田三成の忍城攻城戦の守り手側の話。領主のご連枝なのに領民にすら侮られる男が存亡の危機に際して見せた本気。長束正家に煽られて戦闘を決断したところまで。司馬遼太郎がお好きなんだろうなという文体の現代風コミカル時代劇。次巻は敷きまくった布石の回収が楽しみ。

ネタバレ★蠱毒の黒幕と目的判明の巻。愁二郎は岡田以蔵の後継者で土佐勤王党失墜後薩摩藩の手先となって大久保一蔵と団子友だちになった由。池鯉鮒関でテコ入れの黒札登場。ギルバート登場。黒幕の川路が判明したとたん浜松局での包囲。無骨登場。なるほど、ゴールデン●ムイでいうところのヒグマの扱いか。

ネタバレ倒幕方向に役者が揃ってくる慶応2年から3年6月まで。高杉晋作が命を燃やす第二次長州征伐から。小倉城炎上。我らが島村志津摩のゲリラ戦のことにちょっと触れてくれてうれしい。三条制札事件。中村半次郎と赤松小三郎のエピソードは新選組物には珍しい。どんどん進んで御陵衛士離脱と幕臣取り立て。佐野七五三之助一派を迎えに沖田が会津屋敷に登場。

ネタバレ★歴史もの掌編4作。新選組ものは土方による労咳を発症した沖田との山南介錯後の回顧エピソードと沖田総司黒猫のエピソード2つ。幕末がお好きなのが伝わります。

ネタバレ★浪士組上洛と再会の巻。山口出奔の責任を感じて元気がない沖田に軍鶏鍋を食べさせるツンデレ土方が素敵。巻末の番外編日記が可愛い。

ネタバレ★沖田と斎藤が同い年説で試衛館時代から。緩い感じかと思ったら定説を抑えていて抜かりなし。山口が持ってる帳面が「夢録」とあって子母澤寛の読者も擽る仕様。ふんわりしているのになぜか漂う物悲しさはモノローグのせいかな。剣士二人で江戸時代のファストフードめぐり楽しい。源さん天然理心流免許皆伝なのにどこでも扱いが酷い。照姫の布石、いつでも投入できますね。

ネタバレ★富山売薬視点の幕末、明治維新の話。一人称が丁寧だけど読みづらくて寝落ち数度。鹿児島への行商や元旗本の部屋住み、せいさんの水戸学の解釈辺りからようやく慣れた。嘉永辺りから、薩摩藩との関わりその他来歴がメイン。島津斉彬死去まで。長州藩士と名前の音が一緒なのは布石？9/7→10/15

ネタバレ★タイトルがグリムなのか新選組なのかどっちやねんという感じだけどレーベルなのかな。4編収録、うち2編が新選組。酷薄そうな土方歳三。うーん、オチは手入れしてなかいからでは。沖田総司は京都に置き去りにされて壬生で岡田以蔵と斬り合った説。

ネタバレ★6編収録のアンソロ。今村翔吾目当てだったけれど再録だった。藩主の妾腹で失明して市になった冲方丁の盛りすぎた設定の主人公の技が気持ち悪い。柴田錬三郎が読みづらくて寝落ち数度。池波正太郎の無外流の話、ものがなしい隆慶一郎「跛行の剣」が好み。10/12→10/25

ネタバレカウンセラーｘ潔癖症の会社秘書。医療行為との境界にモヤっとする。幼少期に父親との関係で躓いた模様。美形を楽しむ仕様。

ネタバレ★インプットは在来種なのに法律上は外来種で不憫なマダラサソリ、ハチオウジゾウ。卵を産む哺乳類はカモノハシだけじゃない。見た目重視で命名されるからか名前が紛らわしい種類が多い。Gが苦手でこのかわいい絵をもってしてもここだけ読めなかった。

ネタバレ★8編収録の短編集。「ただいま十六歳」目当て。どれもフィクションの織り交ぜ方が上手く、かつユーモラスでサクサク読めた。繋がってはないものの僅かに関連がある作品の並びもくすぐる。表題作は内山彦次郎の仇、新選組を狙う男の妻目線の話。「権平五千石」はウィットが効いてる。三好徹氏の解説も良い。ふぐり占い。

ネタバレ★短編集。一次史料の行間を創作で埋めていくスタイルのエンタメ歴史小説。「花屋町の襲撃」を筆頭にどれも結構なやりたい放題。主人公の来歴、敵役との邂逅・縁付き→始末の構成。田中顕助多め。策士清河八郎が多方面を翻弄する話が面白い。「彰義隊胸算用」では田無で振武隊渋沢成一郎が土方歳三に一喝された説。「浪華城焼打」はぜんざい屋事件の話。「最後の攘夷志士」尊攘派の各セクトの説明が上手い。尊攘派が討幕を果たした後にリアル攘夷をして尊攘派の新政府に梟される不条理。10/6→10/15