ネタバレ★シリーズ1。函館戦争で命を落とした男が小さな神様の神使となる話。土方歳三目当て。この時代の剣術道場の養子として育って俳句や歌に触れたことがないとかあるかなあ。良くも悪くもジュブナイル小説。神様のキャラがあざとい。

ネタバレ★菊一文字佩刀の由来、決闘シーンなど「燃えよ剣」にインスパイアされたというより二次創作みたいな本。公家の前で舞を舞ったり、土方の女に惚れたり、とにかく沖田が大好きの熱量が高くて楽しく読了。

ネタバレ人形作家ｘ人形が苦手な若手編集者。攻めがイケメンじゃなければ成立しないドタバタラブコメ。

ネタバレ★最終巻。白河城奪還に出撃。スナイパー吾郎の過去エピ。細谷が藩主伊達慶邦公に謁見、加増され正式に拝命したらあっという間にラストへ。蝦夷に渡って土方歳三と共闘した説。額兵隊もいっさい登場なくいろいろと残念。

ネタバレ★奇兵隊に攻められピンチで仙台藩の援軍到着。星恂太郎の登場が待ち遠しい。奇兵隊副隊長に意趣返し。百姓兄弟の兄太一の死。鴉組白河城陥落後に結成説。

ネタバレ★長州人なのに九州弁で話す不思議。出自が侍とそれ以外で鴉組の内紛の予感。

ネタバレ★仙台衝撃隊、通称「鴉組」の本。ニッチなところを攻めてきます。細谷十太夫が素敵。京都で新選組と切り結んだことがあった説。本作でも土方は安定のかっこよさだけど、後々キャラ被りしないか心配。線がうるさくて目が滑る。

ネタバレ★幕末の御家人の次男で二刀流の剣術道場の師範代が主人公。当時の基礎知識も丁寧で分かりやすい。巻き込まれ型で女子にモテモテの主人公を楽しんで読了。嘉永6年(1853年）に20歳なら戊辰戦争は35歳かあ。

ネタバレ★完結巻。土方が風間と闘うため変若水を服用したり、羅刹になった二人の死期が一緒とか沖田何しに来たんだろうとかご都合を感じつつ読了。狐につままれたようなハッピーエンドでした。キラキライケメンの和洋折衷軍装を楽しむ仕様。斎藤死亡説は如来堂の誤報ってこと？

ネタバレ★油小路事件。変若水がいっぱいあって驚いた。風間千景が酔狂すぎる。鳥羽伏見の戦いと源さんの死まで。

ネタバレ★斎藤・沖田・土方ルート混合で展開している模様。2巻目でようやく設定判明。慶応2年にして君菊登場。伊東派離脱まで。

ネタバレ★ゲーム未プレイ。池田屋事件から。登場人物がみんなイケメンすぎて見分けがつかない。山崎が忍者(笑)。沖田が髷結ってる。ヒロインの父が開発した薬を左腕を負傷中の山南が服用したところで次巻へ。冒頭斎藤ルートかなと思ったけど沖田ルートも。

ネタバレ★5作からなる連作短編。「帝国」繋がりでのちの第三帝国まで。著名人が殺人を推理するがその著名人はだれでしょう？という読み手にとっては二重のミステリ。読了してみれば一貫した山田風太郎リスペクト作。狂言回しがふらつきすぎるのは私小説の形式を採るからか。残念ながら「幕末妖人伝」よりも先に読んでしまった。4/27→5/18

ネタバレ★シリーズ1。函館戦争で命を落とした男が小さな神様の神使となる話。土方歳三目当て。この時代の剣術道場の養子として育って俳句や歌に触れたことがないとかあるかなあ。良くも悪くもジュブナイル小説。神様のキャラがあざとい。

ネタバレ★長期連載が難しい新選組を通史にせず、油小路事件に特化した企画が良い。篠原は墨染でも逃げ足早かったと阿部十郎に評され、甲冑は恥でも逃げるのは恥じゃないのかなあといつも思うけれど本作は服部のセリフで上手に回収。駕籠に入れる作業中に背中に一太刀浴びた説だと話にならないので武兵衛談話は無視。三樹三郎と永倉の布石もあるけど描くのかな。巻末の作画の細かい設定が面白い。

ネタバレ★幕末の女たちの話9編収録。身分をテーマに近藤ツネの自殺未遂を描いた「武家の妻」が上手い。近藤勇に江戸に妾がいた説。高杉晋作の妾おうのの話「呪縛」が良い。高杉は破天荒で何とも言えない魅力がある。

ネタバレ★フルカラー本。写真が情緒があり、古写真、史料の図版は珍しめ。折り込みの幕末鳥瞰図、幕末マップで江戸と京都が裏表とニクイ作り。イラストも文章も責任者明記の信頼設計だけど文章は偏向あり。

ネタバレ★設定から期待したほどではなく、土方歳三と遊軍隊が共闘していたら、というフィクション展開で消化不良のまま読了。対比のためとはいえ大鳥圭介の扱いが酷い。

ネタバレ★ガルトネル事件を題材にした意欲作。斎藤順三郎の名前が登場してから俄然興味が湧いて一気読み。土方歳三は安定のかっこよさだけど、個人的には大鳥圭介、永井尚志のキャラ、外国人の設定やネーミングが残念でファンタジーと念じて読了。本作も遊撃隊、人見勝太郎推し。プロシア副領事とロシアとの関係を探る特務平山金十郎が疑念を抱いたところまで。

ネタバレ★拾遺6編収録の短編集。元天狗党・芹沢鴨にフォーカスした「鬼火」は「決戦!新選組」で既読。八月十八日の政変辺りはちょっと苦しいなと思うものの、芹沢の尊王攘夷寄りのエピソードが多数登場。葉室さんは新選組もののメインストリームには興味ない模様。中国歴史ミステリ風表題作も面白かった。5/3→5/9

ネタバレ★短編集。「海に降る雪」新選組の1回目広島出張に斎藤一も同行した説。駒澤大学の元駅伝監督を思い出す。赤根武人のキャラが立ってる。「北の果ての陽炎」江川英龍に学んだ賊軍大鳥圭介と官軍黒田清隆の話。新門辰五郎の話の江戸っ子たちの心意気が粋で良い。ロマンチック仕立ての「蛍よ死ぬな」は高杉と久坂の別れが辛い。4/27→5/3

ネタバレシリーズ3。閉鎖的な村出身の異母兄弟、人気俳優の兄ｘ学生の弟。因果の根源、母登場。作者さんの通常運転、執着攻め。そうはならんやろという展開をファンタジーと念じて読了。

ネタバレ西本願寺移転と幽霊退治の巻。「奇矯妖怪不思議の説を申すべからず」からのエピソード。引っ越し時に西村兼文がいた説。松本良順が開明的で素敵。中途半端になっていた古高俊太郎は回収、松原忠司と佐々木愛次郎の決着は次回へ。大胆なフィクションが面白い。

ネタバレ★1991年初出、1999年文庫化。13編収録のさらっと読む歴史短編集。表題作目当て。小説というよりは子母澤寛説、篠原泰之進著述、阿部十郎口述を組みなおした感じ。個人的に「秦林親日記」は辻褄が合わないと思う。「草莽の血涙」どの話を読んでも相良総三は捨て駒扱いで気の毒。雲井龍雄に同感。4/27→5/3

ネタバレ★7編収録の短編集。「隻腕の剣」「甲子太郎の策謀」目当て。本作の伊庭八郎は洒脱で美学があって素敵。惜しむらくは尺が短すぎて後半が雑なこと。伊東甲子太郎をこんなあからさまな理由で呼び出せただろうか。谷三十郎と万太郎が定説と逆。「無頼の剣」仏生寺弥助から見た練兵館の内情が興味深い。3/24→5/3

ネタバレ★池田屋事件、明保野亭事件。弓の名人安藤早太郎なんて使わないと損。禁門の変で新選組天王山に立てこもる真木和泉へ攻めかけるところでエンド。凝った設定なのにもったいない。

ネタバレ★新選組が異能者集団だった説の陰陽道アクションもの。池田屋事件から。「ガーゴイル」より先にこっちを読むべきでした。設定が分かりやすい。沖田の造形が年相応。土方がリアル鬼なのが楽しい。容保公の御前でキセル吹かす深雪太夫(笑)。谷三十郎が士分でない説珍しい。

ネタバレ★本作でも容保公が素敵。谷三兄弟がかっこいいのが珍しい。ラスボス三条実美登場で突然第一部完。ちょっとニッチを攻めすぎたのかも。残念。

ネタバレ★沖田vs.砂属性の女。沖田ピンチで山崎烝登場。沖田のキャラ造形がとてもかわいらしい。中二全開のラベリング「八方門家」でようやく設定が明示されてスッキリしました。

ネタバレ★ほとんど定説無視で八瀬童子衆とのグループ対決。谷三十郎の扱いがよいです。

ネタバレ★新選組が異能者集団のバトルもの。女の子の髪飾りをつけた沖田。平山かと思ったらアイパッチ着用した永倉だった。

ネタバレ★とびきり屋その4。八月十八日の政変前後。本シリーズの三条実美は佐幕派メインの作品では見ないレベルのかっこよさ。大和屋以降の芹沢と会津藩の関係、政変時の近藤の活躍など新選組周辺のフィクションは気になるけれど、因幡薬師の虎の見世物興行9月説は本作の方が史実を踏襲。毎度ながら道具の蘊蓄は素晴らしい。作者さん逝去により未完。4/11→4/19