ネタバレ盗作問題の話かと思ったら、シンデレラ原典に話が及ぶ。世界中にシンデレラと似た話があることに驚く。李奈はシンデレラの原典は日本発祥と結論づけたが、世界各国で自然現象的に発生したのだと思う。絵本のシンデレラと日本発生の「落窪物語」は、継母からいじめられることと貴公子に見初められる点が類似している。だが、ガラスの靴もかぼちゃの馬車も魔法使いも出てこない。シンデレラと言えば、この3点がないと原典とは言えないのではないか。

ネタバレ「最愛のあなたへ」と「凍てついた翼」の２編収録。桑原さんによると5.5巻だそうです。この巻から巻頭のカラーイラストがなくなりました。「最愛のあなたへ」場所：富山県魚津市。佐々成政と小百合姫の話でありながら、景虎と直江の話でもある。番外編「凍てついた翼」高耶が中２のときグレていた話。直江と出会う前で歴史が全く関係ないので読みやすかった。譲と出会った話が入っている。高耶が三井という不良のアジトに出入りしたせいで、警察に連れて行かれたときは、次の展開にドキドキした。

ネタバレ盗作問題の話かと思ったら、シンデレラ原典に話が及ぶ。世界中にシンデレラと似た話があることに驚く。李奈はシンデレラの原典は日本発祥と結論づけたが、世界各国で自然現象的に発生したのだと思う。絵本のシンデレラと日本発生の「落窪物語」は、継母からいじめられることと貴公子に見初められる点が類似している。だが、ガラスの靴もかぼちゃの馬車も魔法使いも出てこない。シンデレラと言えば、この3点がないと原典とは言えないのではないか。

ネタバレ場所:奈良県。⑤巻から直江の感情が書かれている。メインのストーリーは、なぎと平蜘蛛に千秋が絡んでいる感じなので、怨霊や武将の話はそれほど興味を感じなかった。直江が過去を思い出して鬱々とするシーンが心に残る。BLが好きだった、10代20代の頃だったら涙したかもしれない。※86ページ参照。

ネタバレ《仙台・後編》今回の戦いから高耶が覚醒。まさか、羽黒山修験僧が登場するとは驚き！直江の過去も④巻から少しずつ明らかになっていく。直江の過去の話は、読んでいて惹きつけられる。BL路線は⑥からということだが、④から伏線は張られている。譲が誰の生まれ変わりか…。「六道界の驚異」とか「常人ばなれした大いなる力」と霊能力のある人たちに言われている。歴史上の人物で戦国時代の人って誰だろう？

ネタバレ《仙台・前編》武将:伊達政宗、最上義光。前巻からの流れと直江からの提案で仙台へ行くことになる高耶と綾子。舞台が仙台に移ることも驚きだが、直江は山形に行っているという。伊達政宗はゲスト扱いだと思っていたら、主役並みに登場する。高耶の母が仙台に住んでいることから、高耶と母の関係も③の重要なストーリーとなっているが…。巻末に用語解説付き。

ネタバレ場所:長野県松本市　新キャラ:森蘭丸、千秋修平＝安田長秀、門脇綾子＝柿崎晴家。②は森蘭丸からの攻撃ですが、新キャラが登場するので紹介を兼ねたエピソードになっている、あとは義民の話。農民一揆があったことは歴史で習ったけど、その後のことは知らなかった。考えてみれば、一揆をお上が許すはずがない。桑原さんによると 、②は《義民編》だそうです。

ネタバレこれがデビュー作だということに驚いた。この1作目を読んで、人気がでるのが分かる。今作が長野県松本市始まりということを知る。文章が読みやすく内容もサイキックアクションなので、スルーッと1冊読める。呪文に真言を使っているのも懐かしい。武田信玄と三条の方メイン。直江信綱と上杉景虎の関係が今作から伏線が張られている。

ネタバレクローズド・サークル物が大好きなので、読む前から楽しみだった。今作はアガサ・クリスティーをモデルにしているのか、アガサ・クリスティーの本が読みたくなった。後半で犯人像が2転3転するけど1転で留めた方がよかった。櫻木沙友理の人格がブレた。中盤はとても怖かった。櫻木沙友理＝サイコパスだと思ってた頃は、小説家６人が皆殺されてしまうと思った。小説家６人が共謀というオチは、アガサ・クリスティーの小説のオマージュなのか・・・。