同じような、あけすけな自己解説をする書き手は最近増えてきている(たとえば阿部幸大の『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』)ような気がするので、これは著者の個性の問題ではないのかもしれないが、あるいは、アイロニーよりもユーモアに価値を置く本書は「あとがき」にあるように多趣味でユーモア志向の父に倣って書かれているものの、著者本人は案外アイロニー的な人で、最後の「補論」および「あとがき」で抑圧されたものが回帰しているのでないかと感じた。
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同じような、あけすけな自己解説をする書き手は最近増えてきている(たとえば阿部幸大の『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』)ような気がするので、これは著者の個性の問題ではないのかもしれないが、あるいは、アイロニーよりもユーモアに価値を置く本書は「あとがき」にあるように多趣味でユーモア志向の父に倣って書かれているものの、著者本人は案外アイロニー的な人で、最後の「補論」および「あとがき」で抑圧されたものが回帰しているのでないかと感じた。