読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

小野靖貴
読んだ本
36
読んだページ
9414ページ
感想・レビュー
32
ナイス
77ナイス

2024年4月に読んだ本
36

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

小野靖貴
本書における遊びの定義は「仕事以外の楽しい活動」だ。この定義に照らすと、冒頭で挙げた「ソファーでごろごろ」「お風呂でのんびり」「朝散歩」は「遊び」だし、ジョギングや掃除も、楽しめるなら遊びになる。 「仕事ができる人」を思い浮かべてみよう。そうした人たちの多くは、歯を食いしばって働くのではなく、楽しそうに仕事をしているのではないだろうか。 なぜ楽しめる人が成功するのか。脳科学的な理由はシンプルで、ドーパミンを味方にしているからだ。
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2024年4月の感想・レビュー一覧
32

小野靖貴
仕事づくり名人に共通するのは、相手に「面白い」と感じさせる仕事をしていることだ。仕事づくり名人たちは、「仕事の報酬は次の仕事」と考えている。 相手に寄り添うにはどうしたらいいか?それは相手に興味・関心をもつことである。 関心を探る方法は何か?「今抱える課題をどうすれば解決できるのか」、「他社はこうした課題にどう対処しているのか」、「先進事例」などの切り口から類推し、入念に探りを入れることだ。
が「ナイス!」と言っています。
小野靖貴
“営業”というと、「渋っているお客様を強引に説得して、商品を買わせる仕事」というイメージがあるかもしれない。だが、そのような行為をする人は営業失格だ。お客様を思いやらない「押し売り」は、絶対にやってはいけない。 「営業は見た目が非常に重要である」というのは常識だろう。それなのに、見た目を重視する営業は決して多くない。 著者は営業の研修先で担当者と二人きりになる機会が多くある。そのとき、話しやすい担当者とそうでない人がいるが、その違いは、自己開示をしてくれているかどうかにあると感じている。
小野靖貴
2024/04/29 04:01

うわべの雑談だけだと、会話は決して盛り上がらない。積極的に自己開示し、コミュニケーションを成功させよう。 要望をヒアリングするとき、予算、購入時期、好みなどを聞いても、ハッキリ答えてくれないお客様もいる。そんなときは、「これだけは避けたいことは何でしょうか?」と聞いてみよう。要望がまとまっていないお客様でも、「避けたいこと」は明確になっていることが多いからだ。「避けたいこと」を聞けば、要望が見えてくることもある。

小野靖貴
2024/04/29 04:05

売れる営業の「商談」 内容の全体像を伝えてから詳細へ進む/相手の警戒心を解き、共感を得る /見積書はツーステップで出す/売れる営業の「心得」「身だしなみ」「トーク」「商談」「営業ツール」「職場関係」「モチベーション」「習慣」「しないこと」について、一つの項目につき、1~2ページでまとめられている。

が「ナイス!」と言っています。
小野靖貴
OLD SALES:顧客に「商品」を売り込む営業 NEW SALES:顧客の「願望」を実現する「ストーリー営業」 Surprise:「挨拶」ではなく「驚き」を届ける まず「顧客ターゲット(誰に)」。とあるITシステム企業では、顧客の業界別に受注率を分析したところ、小売り・サービス業界において数値が高いことがわかった。そのデータをもとに、ターゲットを小売り・サービス業界に絞り、業績を伸ばすことができた。
が「ナイス!」と言っています。
小野靖貴
チームがとる戦略は「ターゲット企業の数」「顧客が既存か新規か」「顧客が商品知識を持ち合わせているかどうか」の3つの分類軸 「クイックウィン」による実績と「行動観察ショー」による顧客視点の重要性が社内で認知されて下地が整ってくれば、いよいよ革命前夜となる。 まず、顧客の商品知識が乏しい場合は「説得後ろ倒し戦略」を採用する。顧客自身、何を達成するべきか、そのためにどのような要件が必要か、言語化できずにいる状態だ。ソフトウェア産業やコンサルティング業界で多く見られる。 できる限り早く商品を試してもらうべき
小野靖貴
2024/04/29 03:55

まず、「見込みの薄い顧客リストをどんどん捨てること」だ。トップ営業は顧客を「対等」な存在と認識し、「誰と付き合うか」を非常に大切にし、取捨選択する。自らを決して安売りせず、わずか思考する時間や1回のアポイントメントにも大きな価値があると考えているためだ。 また、トップ営業は、「あえて“無駄”と‟本音”で顧客に愛されること」に専念する。売り上げにつながる話はほとんどしない。「無駄」とは、一見すると商売の話からは遠い、顧客への価値提供活動全般。「本音」とは、自分の商売のマイナスにもなりえることを正直に話すこと

が「ナイス!」と言っています。
小野靖貴
キーワードは「不易流行」 新しい手法を取り入れる営業パーソンほど、その本質を忘れていないものだ。顧客視点、顧客体験(CX)、顧客価値、顧客満足(CS)、顧客成功を強く意識している。 新時代の営業で変わること「デジタルシフト」 営業のヒアリングだけで顧客のニーズを探り当てるのは難しい。技術的にとれるデータ、定性的にとれるデータ、両方を掛け合わせる必要がある。 データ分析から導き出された具体的な数字の訴求力
小野靖貴
2024/04/29 03:44

新時代の営業で変わらないこと「信頼関係」 住宅営業の第一人者の菊原智明さんは、メールやセールスレターでも、どれくらい人間性を出せるかが大事だと語る。その前提となるのがお客様との信頼関係だという。さらに、『無敗営業』の著者である高橋浩一さんは、信頼関係ができたお客様と合意を重ねれば、自然と成果に結びついていくと語る。 ラポールが構築された状態とは、「一緒にいて落ち着き、相互にリスペクトできている状態」といえる。 5つの切り口で相手を承認する方法である.アイデンティティ、価値観、能力、行動、環境という5段階

小野靖貴
2024/04/29 03:46

新時代の営業で変わらないこと「売る重要性」 新時代の営業で変わらないこと「プッシュ型営業」 「プッシュ型営業」である。顧客の購買行動はカスタマージャーニーと呼ばれ、旅人のようにフラフラ動き回るものだと考えられている。もちろん予想外の行動もとる。だからこそ、旅人からのアクションを待つのではなく、直接こちらから連絡をとって「そろそろ決めましょう」と頼む方が効率がよい。

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小野靖貴
ヤマグチは、売り場面積430平米ほどの町の小さな電器屋である。2015年9月期には20年連続で黒字を達成し、粗利益率は40%という驚異的な数字をたたき出している。 なぜヤマグチはこのような高収益店を作ることができたのか? それはひとえにヤマグチが、価格ではなく顧客サービスを徹底する方針に切り替えたからである。 値引きしないかわりに、家電の設置や修理・不具合の点検などサービスを徹底し、地元密着型で一人ひとりのお客さんを大切にするという方針である。
小野靖貴
2024/04/29 02:59

売り方に迷ったり悩んだりしたときは、素直にお客さんに聞いてみたり、お客さんの言動をつぶさに観察してみることで、自ずと答えが見つかるものだ。 あるとき店長は、社員の接客なしに20万円以上もする冷蔵庫が売れているという事実に気づいた。もちろんそれは嬉しかったが、その売れている理由がさっぱりわからない。そこで、お客さんの動きを観察してみると、意外な理由が発覚したという。冷蔵庫売り場の片隅は、レジ付近にいる社員からは死角になっており、お客さんはこのスペースを使って買うか買わないかを熟考していたのだ。

小野靖貴
2024/04/29 03:00

1人のお客さんが抱えている悩みは往々にして他のお客さんに共通する悩みでもある。お客さんをよく観察することで、こうした不満の芽を事前に摘みとることができる。 地域に貢献するという姿勢に共感したお客さんとの間に、強い信頼関係をつくることが、長期的に見るとヤマグチにとって大きなプラスになると考えているからである。 中国の大手企業であり、世界的にも有名なハイアール・グループの系列販売店では、山口社長の講演を聞いた後、その教えを素直に実践した。すると、その販売店の中には売り上げが10倍になった店舗も生まれた。

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小野靖貴
黒縁メガネのガリ勉タイプの「のび太くん」はそんな警戒心を解いてくれる。一見、頼りなく見えるメガネ姿の「のび太くん」のほうが、安心感をお客さまに与えることができるのだ。 大切なことは、素直に自分の人間性を開示してお客さまとつながっていくこと。 「売りたい」気持ちを横に置いて、お客さまの問題を考えることから始めることを意識して、一緒に課題を解決していくというスタンスこそが、ゆるされる関係を築く鍵になる。 話し手にとって嬉しい反応は「うなずき」である。人は、名前で呼ばれると自己を認識されたと喜びを覚える。
が「ナイス!」と言っています。
小野靖貴
理想の営業パーソンになるために必要なのは、仮説思考力、因数分解力、確率論的思考法、PDCAを回し続ける力の4つだ。 この思考法を活用する最大の利点は、営業が確率の世界でしかないことを実感できることだ。営業は初めから失敗の山の上に成果を出す運命にある職種といえる。だからこそ、1件断られるたびに自己否定されたと感じてしまわないよう、数値に落とし込むことを著者は推奨する。 仮説構築と検証を繰り返すと、一つの案件の成功率が高まる。
が「ナイス!」と言っています。
小野靖貴
キーエンス時代、著者の部下に、口下手だが実直な性格の「カワちゃん」という人物がいた。あるときカワちゃんは、お客様に寄り添って信頼を得られるだろうという理由で、超重要案件の営業担当者に抜擢された。カワちゃんがお客様からの信頼を勝ち得たのは「相手の話を聴ける人」だったからだろう。口下手を自覚していたカワちゃんは、徹底して「聴きに行く」姿勢をとっており、お客様から課題を聞き、解決のための最適な提案を積み重ねていた。 著者は営業の仕事を「お客様が事業・ビジネスを進める第一歩目をつくる仕事」と定義している。
小野靖貴
2024/04/29 02:11

主語を「お客様」にすると、営業としての姿勢が変わってくる。お客様はどのようなビジネスをしていて、今後どうなりたいのか。お客様のビジョンを実現するために、自社製品・サービスはどのように貢献できるか。 2つ目は、法人が製品やサービスを購入する理由。法人は、その製品やサービスが会社の利益につながるから購入する。つまり「利益を出すための投資」として、製品やサービスを購入しているのだ。 この2つのポイントを踏まえて、提案時には「投資対効果を証明すること」を意識しよう。

小野靖貴
2024/04/29 02:15

お客様に投資対効果を感じさせ、自社の製品・サービスを選んでもらうには、自社・自社製品の「バリュープロポジション」(自社だけが提供できる価値)を明確にすることが重要だ。 投資余力のある企業を優先する 「よく知っている営業」になる 「情報力」が必要な理由はシンプルだ。「情報」を武器にすれば、競合営業に差がつけられるからである。

が「ナイス!」と言っています。
小野靖貴
対面の商談とオンライン商談では、購買の決め手はどう変わるのか。オンライン商談で受注の決め手になったものを尋ねると、「段取りや進め方」に関するものと「納得感の醸成」に関わるものが上位を占めた。逆に「マナー・価格・営業の人柄」などといった従来の営業で重視されてきた項目は、オンライン商談ではあまり評価の対象にならないことがわかった。「他社さまからは○○○のような声もいただきますが、御社ではいかがでしょうか」残りの20%は、お客さまからの意見やアイデアをいただきながら一緒に作っていく「つっこまれビリティ」
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小野靖貴
商談や案件は、難易度によって「楽勝」「接戦」「惨敗」の3つに分けられる。 1.誰が対応しても受注できる案件 2.コンペや相見積もり提案、稟議が通るかわからないものなど、受注も失注もあり得るもの 3.競合が圧倒的有利で、相見積もりを取るための「当て馬」 「接戦を制する3つの質問」 1.「今回は、弊社が提案をお出ししたら、社内ですぐ、ご判断されるような感じでしょうか」 2.「弊社に発注することは、どの瞬間に決まりましたか」 3.「御社の課題として重要度が高いのは、AとBではどちらでしょうか?」
小野靖貴
2024/04/29 01:55

第3フェーズは、深掘りする「聴く」。お客さまに話してもらい、それに対して耳を傾ける割合を増やしていくフェーズだ。積極的な傾聴姿勢を見せることで、相手の話を引き出そう。 第4フェーズは、具体化する「訊く」。お客さまの話を伺っていくと、尋ねたいことが出てくるはずだ。特定質問を使いながら踏み込んだ質問を重ね、疑問点をクリアにする

小野靖貴
2024/04/29 01:57

お客さまとのズレを解消する力(2)価値訴求力 お客さまの業務プロセスを把握し、どの工程に負担がかかり、どんなタスクや作業が発生するのかをヒアリングしておこう。特に先方社内での定例会議前後は、お役立ちできる絶好のチャンスである。 第3フェーズ、プレゼンテーションでは、作成した資料を携えてプレゼンする。結果をただ待つだけでなく、「接戦状況を問う質問」を続けるのがポイントだ。提案への感触や競合状況、内部検討状況を漏れなく聞き、次のタスクを明確にしよう。

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小野靖貴
エンジニアの仕事の本質は、「求められている機能を、どういったプログラムで表現するかを考えること」だ。正確な見積もりはやってみることでしか出せないのだ。 事業側の人間が「いつも計画どおりにいかない」「もっと正しい見積もりがほしい」と言いたくなるのもわかる。しかしエンジニアにとっては見積もりは“約束”に近い感覚があるため、かんたんには出したくない。 経験の浅いエンジニアを育てたいと思うなら、生産性が落ちることは割り切って、育成を目的として参加させなければならない。
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小野靖貴
話をする時は、相手をよく見て話す。これは話し方のセオリーであり、実践している人も多いだろう。 本物の話し上手は、少し話すと必ず間を空け、聞き手の相づちを待つ。すると相手は話を理解しやすくなるし、臨場感を持って耳を傾けることができる。 職場につくと、まず同僚の顔を見て、微笑みながら明るい声で「おはようございます」と言う。 本物の聞き上手は、「雑貨屋? いいじゃない」「へー、積極的ね」などと共感を示し、話し手の言葉を待つ。すると話し手は、自分が話したかったことを自由に言葉にできて、満足するだろう。
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小野靖貴
「ホメ渡部」というコーナーを持ち、企業の商品をホメてプレゼンしていた。そこで気づいたポイントが、何かの良さを伝える際には2つの要素をセットにする必要がある、ということだという。具体的には「強み(メリット)」と「恩恵(ベネフィット)」の2つだ。プレゼンが下手な人はこのいずれかしか伝えられていない。 絶対に覚えてもらえる「自己紹介」のポイント 一発で相手に覚えてもらえる方法は自分の顔や名前を覚えるメリットを提供することだ。 「都内の焼肉屋さんを知り尽くしています。何でも聞いてください」など
小野靖貴
2024/04/29 01:27

雑談がヘタな人の傾向として、話の方向性を自分で勝手に決めてしまうことが挙げられる。雑談で重要なのは、相手の話したいことを話してもらうことである。 その上で便利なテクニックが「話題のお品書き」を提供することだ。 例えば「先日、池袋に新しくできたシネマコンプレックス施設で、『インディ・ジョーンズ』の新作を4DXで見たんですよ」と話せば、「池袋」「新しいシネコン」「4DX」「インディ・ジョーンズの新作」といった話題を提供していることになる。

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小野靖貴
ポーラが見つけた「幸せなチームづくり」の秘訣 第一回調査では、ポーラショップで働く人と一般の働く女性の幸福度を、「幸せの4因子」などを用いて比較した。すると、「ポーラで働く女性は一般の働く女性に比べ幸福度が高い」ということがわかった。人は主体的に動いている意識があると、貢献意欲やチームへの所属意識が高まる。幸福度も成果も高いオーナーは、相手に行動の改善を求めたいときも、指示や叱責をせず、「どうしたら良かったと思う?」と意見を聞くようにしていた。
小野靖貴
2024/04/29 01:19

・メンバーとの向き合い方 第1か条:対話する・目をつむらない 第2か条:ジャッジしない・正解を求めない 第3か条:執着しない・リセットする 第4か条:任せる・委ねる・頼る ・リーダー自身のあり方 第5か条:経験を教訓にする 第6か条:相手を変えるのではなく自分が変わる 第7か条:愛のループを自分から始める

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小野靖貴
希少性のある知識をアウトプットできるようになることを専門性と定義する。専門性を持った人材になるには、専門的な知識の「消費者」ではなく、専門的な知識を生み出す「生産者」を目指さなければならない。地道に努力を重ね、自分が今直面している問題と真摯に向き合い、たしかな力を身につけることが、多くのビジネスパーソンの中で、たった一つの輝きを放つことにつながるのである。 自分の専門性を「差別化」する
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小野靖貴
採用市場において、企業は求職者を「選ぶ」のではなく「選ばれる」立場になっている。 トップセールスマンは、自社商品に自信を持っている。この「自信」が伝わり、お客様は安心して購入するのだ。採用もこれと同じである。自社の優れているポイントを考えて、自分の会社に自信を持つことが大切だ。 人の能力には「先天的なもの」「後天的なもの」があり、それを見極めて採用することが大切だ。コミュニケーション能力は後者であり、入社後の教育やマネジメントで伸ばせる後天的な能力は、採用基準から外してもいい。 うちの採用基準って何?
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小野靖貴
日本の女性は「お金の呪い」にかかっている。女性は男性より収入が低いことが多く、男性より稼ぐ女性は可愛くないという価値観さえある。欲望リストを作る 身の丈にあった暮らししかできないと思う人は、手帳に「自分の理想の人生」を描くことを勧める。理想を実現する第一歩は、欲望のままに生き、頭と心と体を一致させることにある。このために描くべきは夢リストというよりも「欲望リスト」である。
が「ナイス!」と言っています。
小野靖貴
本当の商売は3つの要件から成り立っている。自分の仕事が「愛」に基づいているかどうか、行いの隅々まで「真実」に徹しているかどうか、お客様、従業員、取引先、そして自分にも相応の「利潤」をもたらしているかどうか 売らないほうがそのお客様のためになる、そんな商品もある。 鍵山は次のように語っている。「今まで、誰にでもできる平凡なことを、誰にもできないくらい徹底して続けました。そのおかげで、平凡の中から生まれる、大きな非凡を知ることができました」
小野靖貴
2024/04/29 00:52

「1:5の法則」というマーケティング用語がある。新規顧客を獲得するには、既存顧客の5倍のコストがかかるというものだ。こうした損得勘定ももちろん大事だ。だがそれより、お客様の期待に応えようと努力し、信頼関係を育んでいく営みの中に、仕事の楽しみはある。従業員一人ひとりの職場に対する愛着と仕事への誇り、そして働きがいこそが六花亭が多くのお客様に愛され続ける裏づけであると説いた。倉本は「買物とは、商人に対する信頼と期待の表明である」と言う。物が多く売れるよりも、お客様に喜んで買っていただきたい

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小野靖貴
「任せられる部下がいない」という勘違い 上司が介入すべき局面は、次の3つである。 「判断基準に危うさを感じたとき」「人間関係が悪化したとき」「重要なリスクが増大しているとき」「いつでも転職できる市場価値の高い人が、このチームで働きたいと思っている」 上司の反応は部下の行動に大きな影響を及ぼす。上司が自分の言動を受け止めてくれると、部下は自信が増し、自分で考えて行動するようになる。これを「イエスの文化による行動強化」と呼ぶ。
が「ナイス!」と言っています。
小野靖貴
本書における遊びの定義は「仕事以外の楽しい活動」だ。この定義に照らすと、冒頭で挙げた「ソファーでごろごろ」「お風呂でのんびり」「朝散歩」は「遊び」だし、ジョギングや掃除も、楽しめるなら遊びになる。 「仕事ができる人」を思い浮かべてみよう。そうした人たちの多くは、歯を食いしばって働くのではなく、楽しそうに仕事をしているのではないだろうか。 なぜ楽しめる人が成功するのか。脳科学的な理由はシンプルで、ドーパミンを味方にしているからだ。
が「ナイス!」と言っています。
小野靖貴
軍事戦略は「強いストレスと不確実性のなか、組織のメンバーが協調して意思決定を行う」ものであり、この考え方はビジネスにも転用できる。 OODAループは「観察(Observation)、情勢判断(Orient)、意思決定(Decision)、行動(Act)」の学習ループで構成される。 電撃戦――少人数で勝利するために 1940年の第2次世界大戦の西部戦線において、量的・質的に劣っていたドイツ軍 「敵に先んずる1分が勝利を呼び込む」という言葉に代表されるように、電撃戦の原則はスピードの重視である。
小野靖貴
2024/04/29 00:26

不利な点を克服し、競争優位を得るための「勝利を導く要因」は何なのだろうか。この問いを解決するためには、あまねく戦争や紛争にも適用できる普遍的なパターン、共通の要素を見いだす必要がある。 その答えはアジリティ(機敏性)だ。 「オペレーション成功のための組織文化」と呼んだ。 (1)相互信頼:一体感、結束力 (2)皮膚感覚:複雑で潜在的に混沌とした状況に対する直感的な感覚 (3)リーダーシップ契約:現場の指導性を高めるミッション (4)焦点と方向性:オペレーションを完遂するためのぶれない軸

小野靖貴
2024/04/29 00:28

人々は信頼感のある雰囲気のなかでこそ、自発的に動こうとする傾向にある。上司からの許可を待つことなく、自発的に探索し実行することは、OODAループを高速で回すうえでは重要なことだ。 相互信頼は、共通の体験から生み出される。ともに働いたグループは、共通の価値観を形成し、暗黙的で迅速なコミュニケーションを可能にする。これこそが軍隊の初期入隊訓練、すなわちブートキャンプで醸成しようとしているものである。 本書の原題は「Certain to Win(必勝)」であり、古典的名著と呼ばれている。

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小野靖貴
習慣には人生を変える力がある。しかし、習慣化を成功させるのは簡単ではない。成功率を高めるポイントは「危機感」を持つことだ。 著者が試行錯誤の結果たどりついた習慣化のプロセスは6ステップに分けられる ステップ1:危機感を見つける ステップ2:目的、目標、行動を設定する ステップ3:タスクのハードルを下げる ステップ4:やる気になるための「メリット」を用意する ステップ5:長続きする仕組みを作る ステップ6:失敗から「自分の攻略本」を作る 著者が学びの習慣として実践しているのは、アウトプットを前提とした勉強だ
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小野靖貴
令和の若者は「恋愛は面倒だが、いつかは結婚したい」と考えている。 令和の時代に最適なのは、友達のようなパートナーと細く長い関係性を創っていく「共創結婚」だ。 2021年の調査では、18〜34歳の未婚の男女の「恋人ナシ」率は、男性で7割強、女性で6割強であった。 最後に「結婚に恋愛は必要」という概念の再考である。ここまで見てきた様々な観点からも、いまの時代は初めから恋愛と結婚を切り離して考えるほうが、自然ではないだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
小野靖貴
顧客の目的はプロダクト/サービスの購入ではなく、自分自身の「進歩(プログレス)」である。 あくまで顧客の抱えている「片づけるべきジョブ」を中心に、ブランドを育てていくべきである。カテゴリにとらわれてはならない。 「ジョブ」とは、進歩のために顧客が片づけるべきことを指している。顧客はジョブを解決するため、プロダクト/サービスを「雇用」するのである。 【必読ポイント!】ジョブを見つける -生活のなかの身近なジョブを探すこと-「無消費」と競争すること-人々のやりくりや代替行動に注目すること
小野靖貴
2024/04/29 00:07

P&Gは中国市場に紙おむつを売りこんだ当初、予想に反して苦戦を強いられていた。安く売りさえすれば簡単に市場に受け入れられると考えていたのだが、当時の中国には紙おむつを使う習慣がなかったため、期待したようには売れなかったのだ。 P&Gは、紙おむつならジョブをどう解決できるか、潜在顧客に理解してもらうことに心血を注いだ。そしてP&Gのおむつをつけた乳児の寝つきが30パーセント早くなること、...を示し、顧客の感情面や社会面に訴えかける広告――「夜よく眠る子は頭がよくなります」

小野靖貴
2024/04/29 00:08

イノベーターは、顧客の生活のなかにあるストーリーを細かく理解し、顧客自身がことばにして要求できるものよりもはるかにすぐれた解決策を打ち出す必要がある。あなたが売るのは「進歩(プログレス)」であって、プロダクトではないのだ。

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小野靖貴
「今日おすすめしない野菜や果物」だ。おすすめしないことを正直に伝えれば、その商品は売れ残る。しかし、それでいいのだという。 「伝わる技術」が凝縮されていると感じた。まず、「ダメなものを伝えることで良いものが引き立つ」という「比較の法則」が使われている。そして、正直に話すことで「信頼感」が生まれ、相手に言葉を受け止めてもらいやすくなる流れが生まれている。 著者の考える伝わる構造は「7階建てのビル」だ。
小野靖貴
2024/04/28 23:59

たとえば、すごい営業成績を残しているある営業担当者は、自分の商品を売るのではなく、相手に必要な商品を紹介することを仕事だととらえているという。そこで重要になるのは、伝わる構造5階の「聞く力」だ。著者は以前、アパレル店員に、身につけていたかばんと洋服の組み合わせをほめられ、そのまま思わず話し込んでしまったことがある。そして、何も勧められなかったにもかかわらず、服を買った。店員さんが「聞いてくれた」ことで、恩を受けたら返したくなるという「返報性の原理」と「親近感」が生まれたからだ。

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小野靖貴
「積極志向」タイプは、優秀で高く評価されている一方、あっさり退職してしまいがちだ。 このタイプは上司や先輩から指導や助言を受けることを好む日々のコミュニケーション全般において、今の若者たちの上司や先輩が何よりも優先して鍛えるべきはフィードバックスキルだ。 1つ目は「フィードバックはなるべく早く」。 2つ目は「フィードバックを返すポイントは具体的に」 3つ目は「褒め言葉は『私』を主語とした形に」 4つ目は「ごく簡単な質問で終わる」 5つ目は「軽めのフィードバックを頻度高めで」
が「ナイス!」と言っています。
小野靖貴
bit: 「最後は誰でやられたら、納得がいくか」。それは村上だった。点を取れる確率にそれほど違いがないのなら、最後は「人」である。三冠王を取った村上なら、凡退しても納得がいく。栗山は腹を括った。 「おまえなら打てる」と信じて送り出せば、それは相手を大きく変えることになる。それが実体験からくる確信なのだ。 「信じ切る力」を育てるために栗山が実践してきたルーティンが丁寧に記されている。「寸暇を惜しんで本を読む」「言葉を書いて貼る」「部屋をきれいに使う」「神社に参拝する」
小野靖貴
2024/04/28 23:32

ドラフトで指名されても行かない、と宣言していた高校生を指名することに、申し訳なさもあった。指名後、大谷に会った栗山は「ファイターズに来てくれ」とは一言も口に出さなかった。メジャーで活躍するとはどういうことか、日本野球の実情やアメリカのマイナー事情はどうかという情報とともに、メジャーで契約を取るには日本球界でプレーすることが最善だと伝えたのである。 キャスターの仕事で100回以上渡米していた栗山は、凄まじい量の取材を通じてメジャーに這い上がることの大変さを知っていた。

が「ナイス!」と言っています。
小野靖貴
bit: 会社に内緒で副業を始めた場合、住民税が変動すれば会社にバレる。一般的に、会社員は給与天引きで住民税を納め、会社がまとめて納付するため、住民税の金額は会社も知ることができるのだ。 1カ月後に退職したいと届け出たら、後任者の採用まで待ってほしいと言われたケースでは、原則として引き止めに応じる義務はない。 打診された昇進を断る場合、就業規則に規定があれば懲戒処分を受ける可能性がある。 退勤後も上司からLINEで業務指示があった場合、その対応にかかった時間は「労働時間」にあたる。
が「ナイス!」と言っています。
小野靖貴
bit: 断られ続ける日々でも仕事を続けられたのは、企業研究が好きだったからだ。新しい会社を見つけるのは楽しかった。日本合同ファイナンスには3年間在籍した。 1つは企画広告の強化だ。食品会社と調味料会社を訪問し、クックパッドというメディアとそのユーザーについて丁寧に伝え、コンテストなどの協賛を募った。 クックパッドのユーザーファーストな思想に共感した穐田は、エンジェル投資家として出資を決めた。
が「ナイス!」と言っています。
小野靖貴
bitflyer: 社会人は誰もが商人である。成功したければ目の前の人に気を使って、喜んでもらうことが大切だ。 師匠の答えはシンプルだった。「相手が幸せになることだけにフォーカスして話す」、それだけだ。これを意識して場数を踏めば、相手に伝わる話し方が身につく。 起業とは「自分の商品を売り始めること」である。ラーメン屋をしたいなら、自分のラーメンをつくって商品を売り始めて、100円でもいいからお金を稼がなくてはならない。
が「ナイス!」と言っています。
小野靖貴
bitflyer: 戦国時代の武将・黒田長政は月に2~3回、“腹立てずの会”という会合を開いていた。これは、思っていることを何でも遠慮なくいう会であり、会での発言を恨んだり他言したり腹を立てたりしてはならないとされていた。この会は、血気盛んな武将が多かった当時、非常に珍しいものであった。 長政がこの会を続けていたのは、自分には至らない点がある、気づいていないことや知らないことがあるという謙虚な心をもっていたからではないだろうか。長政のこの謙虚さは、やはり素直な心から出てきたものであろう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/04/16(3681日経過)
記録初日
2014/04/16(3681日経過)
読んだ本
1212冊(1日平均0.33冊)
読んだページ
277438ページ(1日平均75ページ)
感想・レビュー
507件(投稿率41.8%)
本棚
4棚
性別
年齢
32歳
血液型
B型
職業
IT関係
現住所
東京都
自己紹介

[自己紹介]
-外資系IT企業でテクニカルコンサルという役割を担っています。
-派遣・フリーで転戦し、NTT・東芝・富士通・伊藤忠ら国内大手システム会社での経験があります。
-最近は本業以外にも事業を持ちたいと考え、税理士の勉強、さらに婚活事業を展開しております。

[経歴]
都立大・経済学部卒
→証券システム開発
→AI開発者
→ServiceNow導入
→運送屋
→フリーランスエンジニア
→外資コンサル(Now!)

[読書傾向]
-大学在学中は小説を中心に読んでいました。
-エンジニアでは技術書が中心となっています。
-書店で目に付いた本を幅広く読みます。
マンガ・ビジネス書・技術書・キャリア形成・資格本・英語本、、、

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