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2024年11月の読書メーターまとめ

じゅういち
読んだ本
4
読んだページ
1640ページ
感想・レビュー
4
ナイス
79ナイス

2024年11月に読んだ本
4

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

じゅういち
司書さんから薦められて購入。仕事に打ち込みすぎて燃え尽きた主人公が別の仕事を渡り歩く短編集。紹介される仕事は(こんなことを言うと失礼だが)ニッチなものばかりで、そんな仕事もあるのかーと感じながら読んだ。主人公のドライさも相まってシュールな面白さがある。五つの仕事をそれぞれ短期で辞めてしまうのだが、各話で不穏な出来事というか人物というかが出てくる。エンタメなのでそれはそうなのだけど、いつも主人公が苦しみつつそっと身を引くという流れが逆に新鮮だった。タイトル通り、波の無い仕事などないよね。ごちそうさまでした。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
4

じゅういち
職場の後輩にお薦めされて購入。かつて "自由死" を願った母を不慮の事故で喪った主人公。母を仮想現実で蘇らせる結審をする場面から物語が始まる。自由死を決意した母の思いは。母が亡くなる前に言った "もう十分" という言葉の真意は。主人公は生前に母と親交のあった人々と関わりながら、母の本心に迫ろうとする。単純明快な答えが待っているわけではないが、不器用に進んでいく主人公が最後に辿り着く景色は優しさにあふれている。比喩を多用した描写はほとんどくどい感じだが、丁寧で美しい。ごちそうさまでした。
が「ナイス!」と言っています。
じゅういち
ネタバレ職場の同僚から薦められ購入。スリリングな犯罪小説。初めての作家さんだけどかなり面白かった。地面師という、土地の所有者になりすまして勝手に土地売買の取引を進めて大金を詐取する犯罪集団の話。役割は細分化されていて、それぞれの工作や偽造の話、関係者とのやり取りが非常にリアル。相手との交渉シーンはまさに手に汗握る展開でエンタメ感が突き抜けている。この世界に身を堕とすことになった主人公の拓海の過去を描くことで物語に重みが加わり、ラストにつながっていく。夢中で読める一冊だった。ごちそうさまでした。
が「ナイス!」と言っています。
じゅういち
司書さんから薦められて購入。仕事に打ち込みすぎて燃え尽きた主人公が別の仕事を渡り歩く短編集。紹介される仕事は(こんなことを言うと失礼だが)ニッチなものばかりで、そんな仕事もあるのかーと感じながら読んだ。主人公のドライさも相まってシュールな面白さがある。五つの仕事をそれぞれ短期で辞めてしまうのだが、各話で不穏な出来事というか人物というかが出てくる。エンタメなのでそれはそうなのだけど、いつも主人公が苦しみつつそっと身を引くという流れが逆に新鮮だった。タイトル通り、波の無い仕事などないよね。ごちそうさまでした。
が「ナイス!」と言っています。
じゅういち
ネタバレ前から気になっており購入。最終面接のグループディスカッションにおいて突如明らかにされるメンバーの過去の罪。それまでチームワークを磨いてきた六人は険悪な雰囲気に――。犯人は誰か。その方法は。息詰まる心理戦から見事な伏線回収へとつながる手腕はお見事の一言。次々に明らかになる真実、読者を騙す見せ方が非常に巧い。あとがきを読んで納得したけど、様々な手法で計算ずくの物語を構築する人だと分かった。終盤の爽やかさからラストのモヤモヤ、最後まで楽しめる。すっきりというわけではないが着地も好き。ごちそうさまでした。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/05/04(3890日経過)
記録初日
2014/05/04(3890日経過)
読んだ本
581冊(1日平均0.15冊)
読んだページ
184209ページ(1日平均47ページ)
感想・レビュー
549件(投稿率94.5%)
本棚
1棚
性別
職業
教員
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

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