休みの日には変人エンカウント率がやはり高い。ホコ天では青年が駅に向かって一心不乱に土下座をし、カフェではジェラシットみたいな髪型の老夫婦が言い合っている。
(続)今度の怪異はVtuber。捨てられたVtuberの「ガワ」が付喪神になるという発想や「アバター・演者・ファンによる神降ろしの儀式」という当てはめに膝を打ち、「姫魚」というハンドルネーム自体を伏線にするラストに唸る。作者の人、怪異・都市伝説が本当に好きなんだろうなあ。ただ、肝心ののどかちゃんの問題が解決していないことにモヤモヤ。
(続)同時に改めて、菫子さんはこの物語唯一の「大人」なんだなと実感する。もちろん怪奇に対する好奇心も動機ではあるのだが、乙と蓮を見守り、守ろうと体を張る姿が彼女の魅力をより深めているのかもしれない。
(続)心のちん◯んが反応した…という邪すぎる動機で購入した一冊だったが、もともと「断章のグリム」「SCP財団」など都市伝説テーマの創作が好きだったこともあってハマってしまった。創作を少しでもかじったことのある者としては菫子の呪書に縋る気持ちには共感したし(自分には菫子ほどの熱はなかったが)、テンポよく、かつ印象に残る各キャラの台詞回しは面白い。アニメ版では削られたセリフがキャラの心理面を補完しているのもうれしいところ。今後にも期待できそうな予感を覚えたプロローグでした。
【余談】返す返す、菫子さんがエロい。ここまでぶっ刺さったヒロインは本当数年ぶり。これで陥没◯◯とか反則もいいところ。若返りとその逆のプロセスやギチギチの女学院制服を着せられるシーンには作者のこだわり、もっと言えば「ヘキ」を感じた。臆することなくヘキを出す作家は信頼できる。
SFとライトノベルを主に嗜む俄かSF者です。基本SF中心ですが、SFに限らず様々な作品を読みます。
しかし、歴史物と推理ものは何故かあまり読みません。
読書メーターは自分の読書履歴のデータベース、及びこれから読む本の記録を主に使用していこうと思います。
2017/2 追記
今後は、読み物として面白かったものや個人的評価が高いモノに限りますが同人誌の感想もUPしていきます。
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(続)まだ1巻の段階だが、もう名作が生まれる予感しかしない。