「線は、僕を描く」から２年。短いようで長い。何が琴線に触れたのか、涙が止まらない。こんなにも緊張し、安堵し…。とても大切な読書時間だった。「思いをつたえられるとき、伝えなければ、その機会は永遠に失われてしまう」

シリーズ2作目。面白い！前作では最後にやっと登場した若宮。一体何をしていたのかが描かれた、同じ時間軸の話。リンクする場面は楽しめる。あえて愚かなフリをしていた若宮と雪哉、だからこそ通じるものがありそうだ。立場があるからこその苦悩。この先どうなる。

量刑相場…あるんだな。何らかしらの基準は確かに必要。でも、簡単に割り切れるものではない。派手に取り上げられた事件の報道、その後は知らないこと多々あり…。

なるほど…。作者自身が楽しんだ作品なのかなぁ、と。館ものを楽しく読んだ一昔前を思い出す。

片付けたい男と、片付けられない女。ストーリーは置いといて、ゴミについて考えさせられた。職業に貴賎なしの言葉も。「自己評価の低さの根源は、両親に由来する」

うーん、いまいち。序盤の人が落ちてくる描写に何だこれは！と、期待したものの…。その後しばらくは、いちいち説明されているようで疲れた。このストーリーであれば、もっとスピード感溢れる感じて読みたかった。最後の展開は、あるある。

再読、3回目。前回読んでから、10年経っていることにびっくり。人斬りだった周が、不死を刻まれ自身も彫師、宝生閻魔へ。奈津との出会い。不老不死であることの孤独。後半の閻魔の叫びに涙。まだ続く、夜叉との対決。やっぱり面白い。

うーん、あまり気持ちの良い読書にはならない。高校時代にあったあれこれ。嫌なことほど忘れられない。自分だったら触れないでおく、忘れたふりをするであろう。結局、何も解決しない…。

シリーズ4作目。にして、エピソードゼロ。ギンイチの消防士を選抜するための三ヶ月の研修。夏美を見る周りの目は冷たい。夏美自身も弱気だ。消防士に必要なもの。自分の弱さを認めること。仲間との信頼関係。熱くならずにはいられない。また1作目から読み返したくなった。

「線は、僕を描く」から２年。短いようで長い。何が琴線に触れたのか、涙が止まらない。こんなにも緊張し、安堵し…。とても大切な読書時間だった。「思いをつたえられるとき、伝えなければ、その機会は永遠に失われてしまう」

(原麻希シリーズ）13作目。正直、前回がどうだったのか記憶があやふやなまま読み進める。時系列が交差しながら事件は進む。で、後半、一気に盛り上がる。メンバーそろった！これは、まだまだこれからでしょ。

正直、退屈だなぁと思いながら読んでいた。おっ、こうきたか。サイコパス！？ルイの壮絶な過去！なのに…。うーん、これは私的にダメだ。

シリーズ6作目。詳細を知らされず、バラバラに投入されるD1メンバー。徐々に集まりだす過程にワクワクする。で、最後はいつもの通り、何でもありの派手な展開。「桜の名の下、極刑に処す」おー、コレだ。