三枝子とナサニエルの出会いの「獅子と芍薬」、菱沼が「春と修羅」を作曲するきっかけとなった弟子の話「袈裟と鞦韆（ブランコ。読めない！）」、マサルとナサニエルの出会いの「竪琴と葦笛」、奏が運命のヴィオラと巡り合う「鈴蘭と階段」等、さらっと読了。後ろ1/3くらいに付いていた音楽関係のエッセイが面白かった。作者は学生時代から色々と音楽に関わっていたのですね～。なんだかクラシックが聞きたくなって、テレワークのBGMにクラシックを流してみました。でも曲は知ってても作曲家と曲名を覚えてないのです💦

深い山の草原にある1本の草を「草どん」と呼び、お話をねだる子狐。「とんと昔の、さる昔」と始めると「あい、あい」と答えるのがなんとも愛らしい。いつの間にか山姥も参加して、語られるいつか聞いた記憶の物語。まかてさんの手も入って、懐かしい物語が更に面白くなって引き込まれた。そして明かされる草どん自身の物語。お団子ころころ、傘地蔵、龍の子太郎等、子供の頃に私の体に沁み込んだ昔話が、これからも子供たちに語り継がれますようにと願うばかり。

三枝子とナサニエルの出会いの「獅子と芍薬」、菱沼が「春と修羅」を作曲するきっかけとなった弟子の話「袈裟と鞦韆（ブランコ。読めない！）」、マサルとナサニエルの出会いの「竪琴と葦笛」、奏が運命のヴィオラと巡り合う「鈴蘭と階段」等、さらっと読了。後ろ1/3くらいに付いていた音楽関係のエッセイが面白かった。作者は学生時代から色々と音楽に関わっていたのですね～。なんだかクラシックが聞きたくなって、テレワークのBGMにクラシックを流してみました。でも曲は知ってても作曲家と曲名を覚えてないのです💦

7年前の東日本大震災で行方不明になっていた女性の遺体が発見されるが、それは別人だった。更に男性の遺体が発見され、これも同様に行方不明になっていた男性とされるものの、遺族によって別人と判明。笘篠警部は個人情報の流出経路と遺体の本当の身元を探る。残された者と消えた者、売る者と買う者。「境界線」を引いた者と引くことができなかった者。震災で失ったものは人や物だけではなかった。昨今、災害が多すぎて、日本のあちこちで似たようなことが起きていて、被災者のことを考えたり自分が被災者になったらと思い、やるせない気持ちに。