マロリー一族の長男ジェーソンの長年の愛が､きちんと実るお話。懐かしいジェームズとアンソニーバトル､彼らの子供達の可愛らしい様子などマロリー一族総出で楽しめる。中盤から後半はクリスマスの贈り物として､祖母の身分違いの結婚のいきさつや墓の謎か解き明かされる。不思議な力に導かれ､子孫の為に手記をのこした祖母の想いがジェーソンの幸せを導く。懐かしく､楽しく､心温まる作品。

マロリー一族の過去にまつわるお話を読んだので再読。両親を２歳で亡くし伯父様達に育てられたレジーナ。彼女は明るく優しくそして頑固だけど頑張り屋さんでとても良かった。ニコラスは心に鬱屈を抱えているのは理解出来るが、レジーナに対してひどい仕打ちが大過ぎる。それでもめげずに頑張るレジーナを応援したくなった。ヒーローを食ってしまうほど個性が強い伯父様達、お話を再読したくなった。

マロリー一族の長男ジェーソンの長年の愛が､きちんと実るお話。懐かしいジェームズとアンソニーバトル､彼らの子供達の可愛らしい様子などマロリー一族総出で楽しめる。中盤から後半はクリスマスの贈り物として､祖母の身分違いの結婚のいきさつや墓の謎か解き明かされる。不思議な力に導かれ､子孫の為に手記をのこした祖母の想いがジェーソンの幸せを導く。懐かしく､楽しく､心温まる作品。

修道女になるべく育てられたアナベル。彼女は姉が駆け落ちしたため、その婚約者のロスと結婚する。ヒロインにまつわるくすっと笑えるエピソードが楽しい。身代わりの花嫁だが、彼女に惹かれ大事にするロスも素敵だった。生きる世界が逆転した姉妹が描かれている後半は少し重たい感じがしたが、全体的には楽しく読了。

小国の王族の家族を殺され､ひとり生き延びた王女のイザベラと彼女の救出に赴いた諜報員のサイモンのお話。信頼と裏切り､そして愛をテーマに､ハラハラの冒険譚も描かれている。裏切りの内容は重たいが、生死を分かち合い、愛と信頼を得た二人がどう身分違いを乗り換えるのか、最後まで楽しんで読了。