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2024年11月の読書メーターまとめ

きつねねこ
読んだ本
23
読んだページ
6207ページ
感想・レビュー
7
ナイス
60ナイス

2024年11月に読んだ本
23

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

きつねねこ
人はふとしたきっかけで「向こう側」(殺人者の側)へ行ってしまうことがある…という話しだろうか。しかし、怒りや憎しみや焦燥などを感じる程度ならともかく、これで(こんなことで)殺人に至るのであればおちおち日常生活なんか送れない、と感じる。面白くミステリアスな設定と展開で読者を引っ張ったのだから、もう少し説得力のあるラスト(真相)を!
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
7

きつねねこ
あからさまで極端なエピソードが続き「これは昭和か?!」感が。ここまであからさまだと、敵の姿がはっきり見えるし戦い方も分かり易い。しかし、現代はもっとソフィストケートされていると言うか、偏見や差別感もここまでむき出しの形ではなく、善悪や当否の線を明確に引くことができず、だからこそ目に見えない「空気」にもやもやさせられたりするのではないか。現代の小説ならそういう問題を描いて欲しかったのだが。ちなみに、姓を変えたくなかった私は(小さな地方都市で)15年程事実婚をしていたが、何のかの言われたことはなかった。
が「ナイス!」と言っています。
きつねねこ
主人公のための主人公に(だけ)都合のいいハッピーエンドではなく、何と行き届いたハッピーエンドであることか!この物語の登場人物達のようなハッピーエンドではなくとも、子供時代に夢中になった本がありその本から希望を貰った人達全て(自分も含めて)がハッピーエンドであれかし、と強く願う。
が「ナイス!」と言っています。
きつねねこ
やや主題から逸れるかも知れないが、一番強く感じたのは「結婚とはかくも怖しいものなのか」ということ。うまくいかなかったらすぐ別れてまたやり直せばいいじゃん、というカジュアルさはこの作品にはない。結婚によって不可逆的に人生が壊されてしまうことがある、ということをまざまざと突きつけられた思い(特に涼について)。
が「ナイス!」と言っています。
きつねねこ
突然人生の危機に陥った主人公がそこから反転攻勢して浮上、危機に落とし込んだ元凶の人はそれなりの報いを受ける、という筋立ての4本。ただ、辛い状況であることは確かだが「地獄」という言葉に見合う程の苛烈さはなく、またその状況も長くは描写されないままあっさりと人生が好転する。軽くそれなりに楽しめる作品であるが、「読んで励まされた」とか「自分の背中を押してくれた気がする」という類いのものではない。ほんとに「地獄の底」に居る人にはお勧めしない。
が「ナイス!」と言っています。
きつねねこ
人はふとしたきっかけで「向こう側」(殺人者の側)へ行ってしまうことがある…という話しだろうか。しかし、怒りや憎しみや焦燥などを感じる程度ならともかく、これで(こんなことで)殺人に至るのであればおちおち日常生活なんか送れない、と感じる。面白くミステリアスな設定と展開で読者を引っ張ったのだから、もう少し説得力のあるラスト(真相)を!
が「ナイス!」と言っています。
きつねねこ
表紙の絵と冒頭数ページから、火星を舞台にしたSFかと思った。中盤までディストピア小説として読んでいた筈が、いつの間にかこういう生活で得られる心の平安もあるのではないかという気持ちに。ある種の人にとっては理想の生活なのかも。自分が現代社会に完全には適応していないことに改めて気付かされた。
が「ナイス!」と言っています。
きつねねこ
LGBTについて書かれた小説だが、今時のテーマに乗っかったのではなく、著者自身が真摯に考え自分の言葉でしっかり語っている。なので、けして薄っぺらくはないのだが、読み終わって感じたのは、この主人公が受け入れることのできる他者はLGBTの人だけなのかということ。いわゆる多数派の人達は、彼にとっては無神経で不快なだけなのだろうか。であるなら、LGBTの人達とそれ以外の人達との間の溝が埋まることはないのではないか。ラストのアルバイトの件で、主人公を取り巻く世界は広がっているようで実は閉じたままであると思わされた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/06/26(3840日経過)
記録初日
2014/06/26(3840日経過)
読んだ本
4280冊(1日平均1.11冊)
読んだページ
1192267ページ(1日平均310ページ)
感想・レビュー
450件(投稿率10.5%)
本棚
1棚
性別
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