ネタバレ初読み作家さん。これぞミステリーという本を久々に読んだ。何を書いてもネタバレになりそうで、伏線だらけだったと読み終わった今気づく。第3章ぐらいまではライトノベルチックなのかなぁと思いきや、最終章に入った瞬間のスピード感。卵が先か、鶏が先か、霊視が先か、推理が先か。本を読んでいる読者に問いかける翡翠さんからの挑戦状。私は考える間もなく、ページをめくり、敗北を知る。

ネタバレ春の舞に続き、こちらは夏の代行者の双子神葉桜姉妹の物語。凶兆とされてしまった双子神の誕生。どうして私は生き返ってしまったの、と瑠璃が自分自身を責めるさまが酷く物悲しい。連理さんと出会って恋をしたあやめが年齢相応のただの女の子で。鳥肌が立つ言葉達が、文章が、私を奮い立たせて生かせようとする。大きな大きな嵐の前の前触れ。 私は春主従と冬主従の触れ合いが読めるだけで、幸せを感じられる。

ネタバレ初読み作家さん。これぞミステリーという本を久々に読んだ。何を書いてもネタバレになりそうで、伏線だらけだったと読み終わった今気づく。第3章ぐらいまではライトノベルチックなのかなぁと思いきや、最終章に入った瞬間のスピード感。卵が先か、鶏が先か、霊視が先か、推理が先か。本を読んでいる読者に問いかける翡翠さんからの挑戦状。私は考える間もなく、ページをめくり、敗北を知る。