
解説でも触れられているが、この時代の人々はよく歌謡曲と共に語られる。自分を慰めたり奮い立たせるためだったりシチュエーションは様々だが、これを「主題歌」と評したのがビビッときた。当世では「主題歌」といえば映画ドラマゲームなど作品に付随するものであるため、人にもその人を表す「主題歌」があるという考え方は目から鱗。好きな曲は多々あるが私自身の「主題歌」はなんだろうか。 (2/2)
激しい展開があるわけではないのに、すべてがあまりにも順調で、理にかなっているからこそ、かえって息苦しさを感じてしまいますよね。もしかすると、その圧迫感は「どこがどうおかしいのか」をはっきり指摘できない状態そのものから生まれているのかもしれません。 読んでいる途中で、ふと「何かおかしい」と気づいた場面はありましたか?
難しいことを理解しなくても先へ進めてしまうのに、 気づくと民俗や信仰、 人が「救い」を求める形について 考えさせられているのが不思議ですよね。 派手に語られない分、 読み終わったあとに じわっと余韻が残る作品だと感じました。 みなさんは、 この物語の中で、 「これはSFだから受け入れられたのか、それとも現実に近いから引っかかったのか」 どちらに強く感じましたか?
最序盤で、生者と半生者という概念を提示された後、中盤になって時間の逆行現象という本筋の概念が出てきてからが面白い。時間逆行能力を持つ仲間のパットを疑い、謎の薬ユービックを追い求め、死んだはずの人物が実体化する。ミステリ要素もありつつ、まさか自分の方が死人なのかという自覚が揺るがされるディック感覚もあり、最後はいい感じに綺麗に着地する(映画の続編匂わせみたいな不穏なエピローグではあったけれども)、ディックらしい神学哲学的テーマはありつつも気楽に楽しめる娯楽作だ。 (2/2)
この後脱走する山南敬介や油小路で悲惨な死に様を遂げるであろう藤堂平助など、新撰組内での内ゲバがこの『ヒトごろし』の物語ではどのような話として語られるか恐ろしくもあり、期待もあり。続いて下巻へ 。(2/2)
好きなジャンルはサスペンスとホラーとSF。
しかし最近は、興味があればそれ以外のジャンルも手を出すので雑食気味。
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激しい展開があるわけではないのに、すべてがあまりにも順調で、理にかなっているからこそ、かえって息苦しさを感じてしまいますよね。もしかすると、その圧迫感は「どこがどうおかしいのか」をはっきり指摘できない状態そのものから生まれているのかもしれません。 読んでいる途中で、ふと「何かおかしい」と気づいた場面はありましたか?