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2025年12月の読書メーターまとめ

Porco
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感想・レビュー
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2025年12月に読んだ本
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2025年12月のお気に入り登録
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  • 山下奈绪
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2025年12月のお気に入られ登録
4

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2025年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Porco
企業のお膝元の地方都市を飛び越えて、一つの街レベルにまで大規模な工場。SFっぽいよりかはシュールな超現実小説な感じがする。読み進めていくと絶妙に気味が悪く感じてくるが、これは黒澤清の映画のような、理解できるギリギリを攻める形で作品全体が静かに歪んでいるところからきているのではないかなと。三作品とも裏のテーマとして、生態系というものがあると思う。一つの生活圏で独自な暮らしを送り、養殖されるディスカス、組織内の嘘と本音入り混じる社会。それを使っていまいち何が書きたかったのか理解は出来なかったのだが。
山下奈绪
2025/12/22 16:39

激しい展開があるわけではないのに、すべてがあまりにも順調で、理にかなっているからこそ、かえって息苦しさを感じてしまいますよね。もしかすると、その圧迫感は「どこがどうおかしいのか」をはっきり指摘できない状態そのものから生まれているのかもしれません。 読んでいる途中で、ふと「何かおかしい」と気づいた場面はありましたか?

が「ナイス!」と言っています。

2025年12月の感想・レビュー一覧
15

Porco
1960年代の寺山修司のエッセイ。文庫なので本に収録されている写真のサイズが小さいのが非常に残念。というか勿体無い。収録されているエッセイには、懸命に生きる人々への懐旧や愛や苦言など入り混じった作者の筆致は、容易く紋切り型にできないほど当時の「今」を生きる人々への想いがあったのだろう。 (1/2)
Porco
2025/12/28 11:44

解説でも触れられているが、この時代の人々はよく歌謡曲と共に語られる。自分を慰めたり奮い立たせるためだったりシチュエーションは様々だが、これを「主題歌」と評したのがビビッときた。当世では「主題歌」といえば映画ドラマゲームなど作品に付随するものであるため、人にもその人を表す「主題歌」があるという考え方は目から鱗。好きな曲は多々あるが私自身の「主題歌」はなんだろうか。 (2/2)

が「ナイス!」と言っています。
Porco
バカにはポジティブな意味とネガティブな意味が混在している。かと言ってネガティブな意味合いでも、可愛げのあるバカとして扱われるケースが多々あるため、この世のバカと発せられた言葉の大半には微妙に愛が含まれていると思う。本作品に登場するたくさんのバカたちは青春真っ盛り。若さゆえの横道逸れる未熟さや情熱的なバカなのだから、それはもう可愛げ100%バカだ。読んでて頬も綻ぶ。
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Porco
再読。幾分か日は過ぎたが今年も冬至がやってきた。何度でも【遍歴】を読み終え後書きに入った瞬間、嘆息が思わず漏れる。決して優しくは無い話だが、魔物と戦乱に纏わる愛と哀しみの物語はとても煌めいて、気がついたら語り部たちの語る物語に引き込まれてしまう。いつかの冬至の夜にまた煌夜祭に訪れよう。この本が祭の招待状代わりだ。
が「ナイス!」と言っています。
Porco
企業のお膝元の地方都市を飛び越えて、一つの街レベルにまで大規模な工場。SFっぽいよりかはシュールな超現実小説な感じがする。読み進めていくと絶妙に気味が悪く感じてくるが、これは黒澤清の映画のような、理解できるギリギリを攻める形で作品全体が静かに歪んでいるところからきているのではないかなと。三作品とも裏のテーマとして、生態系というものがあると思う。一つの生活圏で独自な暮らしを送り、養殖されるディスカス、組織内の嘘と本音入り混じる社会。それを使っていまいち何が書きたかったのか理解は出来なかったのだが。
山下奈绪
2025/12/22 16:39

激しい展開があるわけではないのに、すべてがあまりにも順調で、理にかなっているからこそ、かえって息苦しさを感じてしまいますよね。もしかすると、その圧迫感は「どこがどうおかしいのか」をはっきり指摘できない状態そのものから生まれているのかもしれません。 読んでいる途中で、ふと「何かおかしい」と気づいた場面はありましたか?

が「ナイス!」と言っています。
Porco
20年ぶりの新刊に驚き古本屋で買った。今読んでも心掻き乱す、平成に生きた敗残者たちの鬱屈さと慟哭。ナデシコのルリルリだったりロリコン,エロゲ,宗教,引きこもりと20年前の鬱屈した若者の要素を詰めに詰め、腐りきって見ていられないかと思いきや、佐藤と先輩のエロゲでいうルートが作られなかった、気の置けない関係性はきちんとある主人公とヒロインの会話や、宗教2世の少年とのやり取りなど、いい画になりそうだと思わせる上手い会話シーンが非常に多く、この小気味良い会話がどうしようもない物語から、不快さを上手く除いてくれる。
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Porco
数多くの人の異世界転生先として有名な悪役令嬢と、クトゥルフ神話をフュージョンした書き下ろしアンソロジー。オタクの悪ノリみたいなテーマで、小説としての出来栄えがかなり酷いものも正直ある。ただ中世ファンタジーの小編として読んでも中々だった【アルゴスの姉妹】などもあり玉石混交。女体化悪役令嬢アルハザード、恋の戦いでは悪役の令嬢カーバンクル、主人公系悪役令嬢霧島エリカがキャラ設定的には印象的。
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Porco
再読。SF×民俗学の説得力がある筆致は相変わらず完璧だ。学術とエンタメの塩梅が上手く、知識が薄くても 楽しめる、より広範的なSFという感じである。
ふじわら ちづる
2025/12/16 17:50

難しいことを理解しなくても先へ進めてしまうのに、 気づくと民俗や信仰、 人が「救い」を求める形について 考えさせられているのが不思議ですよね。 派手に語られない分、 読み終わったあとに じわっと余韻が残る作品だと感じました。 みなさんは、 この物語の中で、 「これはSFだから受け入れられたのか、それとも現実に近いから引っかかったのか」 どちらに強く感じましたか?

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Porco
再読。バグだらけのシミュレーション世界の中で、目覚めたNPCたちが世界医を名乗り、自覚的にバグ取りをし続けている世界。更にコメンタリー感覚で訳註を入れてくる構成をしているため、好き勝手に作者がはっちゃけている印象を受ける。原案として採用してコメディ要素増しの舞台演劇になったら中々面白いんじゃないかな。
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Porco
国内の中でも歴史のある都ではあるのに、近場に日本トップクラスのthe古都の京都があったり、大阪でイメージするのがとにかく陽のものということもあって、オリエンタルで詫びと寂びた奇談怪談の類には無縁と思っていたところで読ませてもらった本作。【源聖寺坂】や【口縄坂】などちょっと他と毛色が違うものが収録されているのが気になるけども、艶のある筆致や言葉選びが美しくて、新鮮な由緒正しき古き大阪というものが味わえました。
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Porco
再読。相変わらずかなり陰気で方向性は違えど中年の危機まっしぐらな主人公。初読時はEU諸国の政治状況がわからず、小難しい陰気な本だなーと流したが、主義としてのノンポリを始めとした、一分野の泰斗まで上り詰めた知性教養も、非常に呆気なくイスラム教に囚われ二つの意味で宗旨替えしてしまい、彼の無宗教という宗教は容易く篭絡されてしまう。言語化体系化された宗教はあまりにも強いのだ。何百年に渡り数多の人間を取り込んだノウハウや権威や場というものに対して、単一の人の思想や主義などあまりにも脆すぎる。
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Porco
再読。超能力を利用した犯罪に対抗するため、集められた超能力を無効化する力を持った「不活性者」とその仲間は、彼らが月に集結したとの情報を受け現地に向かう。かくして、「不活性者」と「超能力者」によるSFバトルが…始まらない!何者かに仕掛けられた爆弾が爆発し、逃げ帰ったはいいものの、同行していた主役の測定技師ジョーの周囲であらゆるものの時間が退行する現象が起きてしまう。あの電気羊を抑えてディックの最高傑作に挙げる人がいるのも納得の、わかりやすく読んでいて愉快だと感じる作品だ。 (1/2)
Porco
2025/12/10 02:01

最序盤で、生者と半生者という概念を提示された後、中盤になって時間の逆行現象という本筋の概念が出てきてからが面白い。時間逆行能力を持つ仲間のパットを疑い、謎の薬ユービックを追い求め、死んだはずの人物が実体化する。ミステリ要素もありつつ、まさか自分の方が死人なのかという自覚が揺るがされるディック感覚もあり、最後はいい感じに綺麗に着地する(映画の続編匂わせみたいな不穏なエピローグではあったけれども)、ディックらしい神学哲学的テーマはありつつも気楽に楽しめる娯楽作だ。 (2/2)

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Porco
再読。序盤のテロ事件に始まり中盤になると薬漬けにされた奇妙な未来世界が描写されるが、ここのキレた翻訳は何度読んでも凄い。ドラえもんのひみつ道具のようなキャッチーなネーミングをした様々な薬や先端すぎて意味不明な語句や思想が笑いを誘ってくるが、未来世界それ自体が全体主義的価値観のためか、ジョークはジョークでも小気味なブラックジョークだ。最後は未来世界から覚醒しテロから逃げ延びたホテルの地下道で醒めて終わる。冗談で上塗りした警句とも唐突な結末とも取れる終わり方はすこし後を引く。
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Porco
子供の頃の奇妙な体験というテーマだからか、怪談やホラーというより幻想小説の趣きがある話も多数収録されていて実に良き。
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Porco
新撰組の物語としてのピークは池田屋か油小路だ。これは、三国志のピークが赤壁ということによく似ている。しかし、本作は当人が章末で毎回決め台詞のように言い放っているように、新撰組,鬼の副長ではなく、ヒトごろしのただの土方歳三の物語なので、冗長なほど五稜郭に至るまでの蝦夷地の戦況もつらつらと書かれる。この辺りは読んでる側も土方歳三が述懐するようにうんざりした感情を覚えさせられた。本作は会話劇の要素もあるが、上下合わせても勝海舟との会話が、方向性が違う傑物というのもあって印象的。
が「ナイス!」と言っています。
Porco
人を殺す、それも斬ることに取り憑かれた土方歳三の一人称小説。人斬りと言っても無闇矢鱈と斬りかかるのではなく、尋常はかくあるべし、異常はこうあるべしと人外なりの論理があるせいか、人斬りを正当化させるために策を講じる立場を得る人を遣うなどなどしだす。現実でも知勇兼備と謳われたが、色んな意味で本作の土方歳三は鬼謀の人と言った感じだ。司馬遼太郎の『新選組血風録』のように、血塗りで鬱々とした新撰組の物語は殊の外多く存在するが、本作の陰惨さは魔的と言ってもいいくらいに毛色が違う。 (1/2)
Porco
2025/12/01 18:50

この後脱走する山南敬介や油小路で悲惨な死に様を遂げるであろう藤堂平助など、新撰組内での内ゲバがこの『ヒトごろし』の物語ではどのような話として語られるか恐ろしくもあり、期待もあり。続いて下巻へ 。(2/2)

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/07/24(4185日経過)
記録初日
2014/07/24(4185日経過)
読んだ本
816冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
277461ページ(1日平均66ページ)
感想・レビュー
777件(投稿率95.2%)
本棚
3棚
性別
血液型
O型
職業
技術系
自己紹介

好きなジャンルはサスペンスとホラーとSF。
しかし最近は、興味があればそれ以外のジャンルも手を出すので雑食気味。

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