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2024年1月の読書メーターまとめ

rinakko
読んだ本
15
読んだページ
5267ページ
感想・レビュー
10
ナイス
114ナイス

2024年1月に読んだ本
15

2024年1月のお気に入られ登録
2

  • 砂出し天然コンキリエ
  • 塵

2024年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

rinakko
大変に好みな短篇集。血の臭気に塗れて悍ましくて酷くて、それでも…容赦のない美しさが胸を衝く。人の嗜虐性や暴力、痛覚、身体改造などへの拘りからも目を逸らせなくなる。そして “物語に淫した” という言葉にぎくっ、射竦められた。とりわけ好きだったのは、表題作や「ドッペルイェーガー」(これ、男女が逆だったらあの話…)、「痛妃婚姻譚」(絢爛に飾り立てられた搾取、怖過ぎる)、「本は背骨が最初に形成る」(“焼くのが先か──”)。
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2024年1月にナイスが最も多かったつぶやき

rinakko

2023年12月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:4332ページ ナイス数:102ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/4839/summary/monthly/2023/12

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2024年1月の感想・レビュー一覧
10

rinakko
大変に好みな短篇集。血の臭気に塗れて悍ましくて酷くて、それでも…容赦のない美しさが胸を衝く。人の嗜虐性や暴力、痛覚、身体改造などへの拘りからも目を逸らせなくなる。そして “物語に淫した” という言葉にぎくっ、射竦められた。とりわけ好きだったのは、表題作や「ドッペルイェーガー」(これ、男女が逆だったらあの話…)、「痛妃婚姻譚」(絢爛に飾り立てられた搾取、怖過ぎる)、「本は背骨が最初に形成る」(“焼くのが先か──”)。
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rinakko
再読(源氏物語は他の訳者で幾度か読んだが、角田源氏は初めて)。ますます話が面白くなっていくので、凄いな…と感嘆しつつ、読んだばかりの『みんなで読む源氏物語』の角田訳について取り上げている章の内容を思い出しつつ(なるほど草子地の魅力)、堪能した。
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rinakko
ネタバレヒカリ先生の『姫と人魚姫』の文章にも、『人魚姫』の解釈やアンデルセンについて触れている件にもとても魅かれた(滝上さん素敵だ)。演劇部員たち(皆一人称が違うw)のべたべたしない距離感の会話も心地よい。真砂として人魚姫を演じた主人公が、眞靑として人魚姫の陥った「憐れみ」を繰り返していた。
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rinakko
素晴らしかった。本を読みたい…というそれだけの思い、こちらにまで溢れてきて何とも切なくなったり。そして、自由で幅の広い「読書」への羨望すら覚える読み心地だった。ゆっくりと読み返したいおとっときな一冊になった。
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rinakko
再々読。流石の面白さ。冒頭の言葉通りにこの世を憎む悪党に成り果せ、その後すみやかに堕ちてゆくリチャード3世。今回は『リチャード二世』からの時系列で読み返してきたので、あらためて「王様が禍根を残したらダメ!絶対!」と強く思った。後々の代が被る災いのスケールが凄過ぎる(血で血を洗う骨肉の、、)。なぜこれほどにリチャード3世が悪として描かれたのかについては、ヘンリー7世の王位継承権が貧弱だった所為だということだが、王位の正統性をめぐってあんなにヨークとランカスターが対立して闘ってきたことを思うと、何という皮肉か
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rinakko
再読。フランスとの百年戦争があって、更に国内ではとうとう薔薇戦争が…という流れで、内容も濃ゆいし(その分長いしw)見せ場もたんもりで流石の面白さ。第一部の乙女(かつ魔女)ジャンヌ・ダルクや、第二部からの王妃マーガレットがそれぞれに強烈な印象を残す。ランカスターとヨーク間の謀略の応酬、相次ぐ裏切り、からの更にまた寝返り…の展開で目が離せなくなる。
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rinakko
やっと読めました。嬉しい。そして素晴らしく面白かった。うん10年前に挫折したこの作品を読みたくなったきっかけは、北欧神話のラグナロクの思想を受け継いでいると知ったことだった。そういう点でも「なるほど…」と思うことしきりで、いずれまた関連本なども読んでみたい。
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rinakko
〈アテナ・クラブの驚くべき冒険〉はこれで完結かぁ…。でも頗る面白かったので満足! シリーズ一作目でマッド・サイエンティスト(ハイドやラパチーニやモロー博士やら)の娘たちが出てきたときは、なにこの豪華メンバー…と思ったけれど、元の彼女たちはいなかったことになっていたり脇に置かれて言葉を封じられた存在だった。そんなモンスター娘たちが痛快な冒険を繰り広げ敵と闘い、そして自分たちの居場所と家族を得る話だったなぁ…と振り返って胸熱だ。皆が口を挿んでくる語りも楽しかった。(ヴィクトリア朝期の登場人物も更に豪華w)
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rinakko
コーンウォールの自然や昔話を背景にした短篇集。訳者あとがきに、井村君江さんの書籍を参考にしたとあり、なるほど…と。好きだったのは、表題作や「窓辺の灯り」、「精霊たちの家」「ミセス・ティボリ」。
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rinakko
潔く凛としたピンク。私もピンクには思うところがこもごもあり、過去のあれこれを苦々しく思い出す。そしてまた、自分に身体があるという現実を無理やり突きつけられる気持ち悪さ、憤りにも覚えがあって、そのことについて言語化されている件では頷きまくった。『指輪物語』を読んでいる最中なので「エルフは眠らない」の章はとても楽しかった。elvish(エルフっぽい)という賛辞がやり取りされる〈Tolkien 2019〉での川野さんの装いは、描写を読んでいるだけでも本当に素敵で、夢のような日々の心地が伝わってきてうっとりした。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/07/22(5798日経過)
記録初日
2008/02/17(5954日経過)
読んだ本
3391冊(1日平均0.57冊)
読んだページ
1020304ページ(1日平均171ページ)
感想・レビュー
1705件(投稿率50.3%)
本棚
0棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
http://blog.goo.ne.jp/rinakko_may
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