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2026年9月の読書メーターまとめ

rinakko
読んだ本
12冊
読んだページ
4510ページ
感想・レビュー
10件
ナイス
187ナイス
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2026年9月に読んだ本
12

2026年9月のお気に入られ登録
1

  • toshi

2026年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

rinakko
“となりの家に本が一冊あれば、それは弾をこめた鉄砲があるのとおなじことなんだ。そんなものは焼き払え。弾丸を抜き取ってしまえ。心の城壁をぶち破れ。本読みの心がつぎに誰を標的にすると思う?” 主人公モンターグが風変わりな少女クラリスに出会い、やり取りを重ねていく件では、ブラッドベリってこんな感じだったな…と思い出した。(こないだ読み返した小説の中でこの作品がチラッと触れられていて、言及された場面が気になり手に取ったのだった)
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2026年9月にナイスが最も多かったつぶやき

rinakko

お待ちかねの『遠近法』も『サタンタンゴ』『ジンタルス』も、よかった! 『夜果つるところ』の余韻も後をひきました。 2026年8月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3109ページ ナイス数:141ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/4839/summary/monthly/2026/8

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2026年9月の感想・レビュー一覧
10

rinakko
ボウエンの描く少女たちに魅かれ続けている。そのイノセンスと孤独、気難しさ、大人へ向ける辛辣な眼差し、とりわけポーシャやヘンリエッタの寄る辺なさは胸を衝く。どの作品も如何せん訳文が読みにくいが、ボウエンの文体は、本来の語順を無視したり、散文と詩の境界上にある“新たな急変とリズム”を溶け込ませた晦渋で特異なものだった。アングロ・アイリッシュ(ジェントリー階級)の分裂したアイデンティティ、二度にわたる戦争、書くことと父方の狂気の結びつき、母親による子への裏切りと放棄、数多い恋人たち(熱烈な友情や崇拝者(続く)
rinakko
2026/10/01 11:06

を含むと大変w)…などなど、絡み合って作品に影響した事柄がよくわかる内容だった。ヴァージニア・ウルフとの交際の件では、仲が良かったのか悪かったのか(お互いに悪口を書いたりもしている)よくわからないところが好き。

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rinakko
(承前)その切妻屋根の家に魅かれ、帰属感を覚えた登場人物たちが、謎をめぐりつつ時を超えて綾に結ぼれていく様に感嘆した。途中で「この人はあの人ね」と気が付いて、其々の繋がりが見えてくる感覚にはわくわくした。良かれと思ってしたことが取り返しのつかない過ちになったとき、その人は罪悪感とともに残りの時間を生きることになるけれど、そんな人物に寄りそう眼差しに、これぞケイト・モートンの真骨頂だ…と思う。物語の中心は “時計職人の娘” でありバーチウッド領主館であり、その二つがひとつに重なるラストで胸がいっぱいになった
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rinakko
とてもよかった。何かが憑いているような特別な家に、幾つもの夏が訪れる。その場所は、時に誰かを恐怖から守り、他の誰かには普遍的な愛と安定感を与え、時に童話の世界の地図にもなった。事の始まりは1862年の夏、ひとりの死とひとりの失踪だ。2017年の文書保管員エロディのパートから、その切妻屋根の家に魅かれ、帰属感を覚えた登場人物たちが、過去の謎をめぐりつつ時を超えて綾に結ぼれていく様に感嘆した。
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rinakko
“本のなかにいる人と親しくなることがある。すでに亡くなっている作家と、作品を介して親しくなる。生きている人よりも親しくなることがあるとも思う。/大人になって友達と呼べる人ができた。それでも本のなかの人は特別で、大切だと思う。(略)同じ形ではあらわれなくても本のなかに未来がある気がする。わからないことをわからないまま、本のなかにいられて悩むことができる。”(「本のなかにいる友達」)
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rinakko
面白かった! フェアグラウンド(巡回移動遊園地)とトラヴェラー(移動生活者)という設定や、猟奇的見立て連続殺人(なのに、どこか人工的とは…?)の展開にひき込まれた。“名探偵” には些か皮肉を感じるw
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rinakko
“となりの家に本が一冊あれば、それは弾をこめた鉄砲があるのとおなじことなんだ。そんなものは焼き払え。弾丸を抜き取ってしまえ。心の城壁をぶち破れ。本読みの心がつぎに誰を標的にすると思う?” 主人公モンターグが風変わりな少女クラリスに出会い、やり取りを重ねていく件では、ブラッドベリってこんな感じだったな…と思い出した。(こないだ読み返した小説の中でこの作品がチラッと触れられていて、言及された場面が気になり手に取ったのだった)
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rinakko
再読。素晴らしい読み応え。1618年の窓外放擲事件に端を発するドイツ三十年戦争を、“馬の胎から産まれた少年”アディと、宮廷ユダヤ人の息子イシュアの数奇な物語とともに描く作品。ドイツの内乱だった宗教戦争はやがて国際戦争となり、戦争によって戦争を養い、また新たな戦争を生む状態になる。誰にも止められない歯車は、迫害を受ける立場に置かれてきたユダヤ人に利益をもたらし、敵も味方も彼らの富に頼ることで戦争が続けられていく…という醜悪さを曝け出す。アディとイシュアの繋がりは、物語の中の救いだった。戦争しか知らない(続く
rinakko
2026/09/11 11:13

30年を生き延びたアディの純粋さは、時に愚かさでもあったけれど、最後まで貫いた思いはやはり尊い。賤民として蔑まれる刑吏一家へ向ける眼差しも、踏みつけられる側の人々をいないことにしない皆川作品ならではだった

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rinakko
偏愛本。どっぷり浸る。第一章の冒頭、主人公理瀬が『鏡の国のアリス』を手に取る場面はあらためて暗示的だ。なんとなれば彼女がこれから転入する全寮制の学園は、絶対的な采配を執るクイーン(或いはキング)の統べる“三月の国”である。気の進まないお茶会や白薔薇の香るフランス式庭園は、『不思議の国のアリス』へのオマージュかも知れない。陸の孤島として鎖された“三月の国”での理瀬は、本当に鏡を通り抜けてきたかの如く、不安そうにおどおどしている不可解な二面性を持つ美少女であり、学園における彼女の存在もミステリーである。(続く
rinakko
2026/09/07 10:49

話は不穏さを増していくけれど、黎二や麗子や憂理たちの危うさに私は魅かれてやまない。夢見がちで鬱々として儚げな理瀬も好きだった。

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rinakko
再々読。本への愛溢れる本にまつわる話の、大好きな一冊だ。この四部作の小説には、合わせ鏡のように内と外で呼応していく絡繰りがある(『三月は深き紅の淵を』は、其々の話で意味合いは違うけれど幻の本のことである)。「待っている人々」に出てくる内側のキーワード“柘榴”が、外側では“小泉八雲”に相当するのも凝っている。とりわけ好きなのは、編集者同士ならではの会話に引き込まれる「出雲夜想曲」と、美しい二人の少女が狂おしく“血”の淵に落ちていく「虹と雲と鳥と」。そして小説家が一人称で語る「回転木馬」では、(続く)
rinakko
2026/09/04 10:12

内側と外側の『三月は深き…』を同時に包みこむ構想が練られつつ、長篇『黒と茶の幻想』へも繋がっていく奥行きに溜息が出る。

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rinakko
再読。素晴らしかった。トルコの海賊に襲われ奴隷となった主人公は、縁のない東の地で空恐ろしいほど自分に酷似した「師」に買われる。以来、鏡を覗きあうようにそっくりな彼らの間には、「なぜ、わたしはわたしで、おまえではないのか」という問いが介在してしまう。相手の姿を見つめることと、自分が何者であるかを熟慮することとが結びついて、時に憎悪しながら誰よりも互いのことがわかる不思議な関係になっていく。思い出を細部まで共有し、生来の気質まで融合していくような感覚を覚えるほど、親密と言えばこれ以上ないくらいに。(続く)
rinakko
2026/09/01 17:53

パムクなのに主人公は一目惚れの恋に落ちないし、美女も出てこない。でも、最後にはもっと愛が溢れている。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/07/22(6655日経過)
記録初日
2008/02/17(6811日経過)
読んだ本
3722冊(1日平均0.55冊)
読んだページ
1121559ページ(1日平均164ページ)
感想・レビュー
1956件(投稿率52.6%)
本棚
1棚
性別
女
外部サイト
自己紹介

@rinakko.bsky.social

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