ブラックショーマンの女性を主人公にした連続短編集。どの話も二ひねりして有る。特にリノベの女は長編でも良い位、査定する女に至っては二転三転四転。面白くて一気読み。

米国副大統領と共に機密文書を閲覧する為にFBIビルを訪ね目当の文書を探し出し、武器商人グループとファラオの財宝を追いかけオースチン一行はグランドキャニオンヘ。先住民の案内で洞窟へ、そこにはファラオの遺跡が。 と思ったのも束の間、武器商人グルー プと銃撃戦に。更にダムの爆破計画 も。ハラハラの下巻。

旅行中の青森で読了。休暇中のオースチンとザバーラ。嵐の中で座礁したトロール船船員を救助したのも束の間、古城での傭兵との銃撃戦やらと相変わらずの忙しさ。そしてトラウト夫妻の登場となり下巻へ。

友人から借用のキンドルで読了。言葉も満足に発せず麻痺のため手足も自在に動かせない、徳川第9代将軍家重。唯一人家重の言葉を理解できる大岡忠光。この二人の心通う物語。家重がこのような人とは知らなかった。自分の意志が伝えられないとはどれだけ辛かったのか、そして忠光が現れたときの喜びはどれだけだったか。忠光だけではなく家重の正室、比宮との心の通いに感動。

棟方志功、名前は聞いたことがあるが作品は？独特のタッチで描かれた（彫られた）版画位にしか。妻のチヤ目線で語られるこの物語、所々で天然な棟方にクスリとさせられたりウルウルとしたり。著書リーチ先生で登場の民藝の面々により見出され作品を創作する、そしてゴッホに憧れゴッホになろうとした棟方志功。ゴッホにならずに世界のMUNAKATAに!

盗犯捜査の萩尾警部補と部下の武田シリーズ3作目。IT企業社長の自宅から収蔵品のソロモンの指輪が盗まれる。社長は伝説の殺人組織に命を狙われる恐れが有ると言い捜査1課も加わり、更に社長が雇った探偵石神と助手(明智大五郎)も。窃盗専門刑事と捜１と探偵がソロモン伝説に挑むが。今までの萩尾の活躍とは少々異なり、？となる事多々有りだが慣れ親しんだ作者の作品でサクサクと一気読み。

ブラックショーマンの女性を主人公にした連続短編集。どの話も二ひねりして有る。特にリノベの女は長編でも良い位、査定する女に至っては二転三転四転。面白くて一気読み。

秩父の鄙びた温泉宿に泊まりに来た二人でミステリーを書く学生作家。村で殺人事件が発生、その村へ通じる唯一の橋にも雪が積もり人が歩いた足跡が無い。クローズドサークルでの殺人事件、そして第二の殺人が。表題の案山子がどう関わるのか、学生作家がどう推理するのか、果ては作者からの読者への挑戦。本格ミステリーを踏襲した何処か懐かしい味わい？の有る作品。