ネタバレ長崎出島で暮らしたシーボルトの庭師として雇われた熊吉。先生（シーボルト）の日本の花木を故国に輸送するという願いのために様々な工夫をする熊吉。先生は日本の花木を調査するために各地を訪れるが、隠された意図とは。日本を追放され残された妻子は、熊吉は、オルソン（バタビアから連れてきた先生の従者）はどうなるのか。今までの蘭方医シーボルトのイメージと違う先生の姿を知ることができる。

ネタバレ鴨川食堂の周辺の再開発で立退きを決心した流、こいし父娘。妙さん、浩さんの食を見つけると同時に、移転先では流は探偵に専念、食堂はこいしと浩さんに任せることに。妙さんの思い出の食とは?、浩さんとこいしの結婚が進まないのは?浩さんの優柔不断に呆れつつ読了。今回も流のおまかせが登場。美味しそう!今後のこいしと浩さんの料理が気になる。

ネタバレシリーズ第3段。歌舞伎町ホスト連続暴行事件を発端に、病院理事長の射殺事件、万引き犯の裏に潜んでいる謎、そして20年前の下妻の妻殺人事件まで絡む連続短編。夜の署長の本領発揮はヤクザ組長との兄弟関係で事件の糸口を掴んだ位か。シリーズ第4段は出るのか?

ネタバレ妖シリーズのスピンオフ、と言うか妖の絆の伏線回収、ではなく物語の順番は本作の前編が妖の絆。まるでスター・ウォーズみたいだ。元忍で風眼の彩音が吉原の髪結となっていて貧乏同心と共に、連続花魁殺人事件の謎を解く。ちょっと姫川玲子を連想してしまう。狐憑き？の楊枝売りおよう、元隠密同心、商売を広げる女衒等々登場人物が曲者揃い。そこに最終盤で幕府の陰謀とくる。誉田センセイ盛り込む盛り込む。面白くてあっという間に読了。