感想を書くとネタバレになってしまいそう。確かに紙の本でないと真相は分かりづらいとしか言い様がない。

感想を書くとネタバレになってしまいそう。確かに紙の本でないと真相は分かりづらいとしか言い様がない。

最終巻はほぼ小笠原家のお家騒動と周五郎を中心とした物語。最終章でやっと芝居の場面が登場、そして別れ。映像になりそうな4巻の物語でした。

霊媒師が殺され飼犬が毒殺さらに女中の腐乱死体が発見される、となれば等々力警部に金田一耕助の登場。だが一応金田一耕助物だが出番は少ないのが少々残念。作家の松原が中心となり物語は進む。殺された霊媒師の師匠がとんでもない漁色家で、何人もの女性を毒牙にかけ強請をしている。著者ならのおどろおどろしさは無く読んでも不完全燃焼。

大火の後始末と共に早速復興に取り掛かる照降町。大店は店と同じ骨組みを材木問屋に預けているとは、どれだけ財産が有るのやら。佳乃の仕事振りと梅花花魁の男前振りに唸ってしまう。そして八頭司周五郎の行く末は?最終巻を読まねば。

履物の鼻緒を挿げる女職人が主人公。テンポが良くサクサクと１巻読了。全4巻購入済みなので楽しみ。主人公の佳乃、剣豪？の浪人で鼻緒屋の職人見習の周五郎、老舗の主人筋の宮田屋、船頭で佳乃の幼馴染みの幸次郎等の登場人物、立場が居眠り磐音シリーズに少々似ているのもご愛嬌。

日本の国土が海外資本の的となり、買収されたあとは転売を繰り返し所有者が不明になり税収が滞る。日本人は猫の額ほどの土地、建物でも容赦無く税金を徴収されるのに。そして不気味なのは、海岸線の要衝、自衛隊基地等の近くにソーラー発電の名のもとに広大な土地を取得する海外資本。外資にはa世界が認める法治国家(欧米等の先進国)、bそれ以外の国家(中国、ロシア、北朝鮮など)の2通りが有り、ab共に自国の国土の売買には厳しい規定があるのに、日本には何故無いのか?