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2024年3月の読書メーターまとめ

hitsuji023
読んだ本
4
読んだページ
1650ページ
感想・レビュー
4
ナイス
59ナイス

2024年3月に読んだ本
4

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

hitsuji023
ネタバレ旅と酒が好きな歌人というイメージだったのだけど、酒に溺れる理由というものがあったということを初めて知った。若気の至りとはいえ悲しい恋愛の結末だ。その一連の出来事によって良い歌が出来たということも何か悲しさが漂う。純粋な牧水と事実を隠した狡猾な女性(小枝子)。しかし、その後の牧水も奥さんが身籠りながら悪所に通うなど良い面ばかりでもない。しかも、そこで小枝子に似た人がいたなどと友人宛てに手紙で書くほど未練たらたら。何か男も女も恋愛や性愛については自分本位に考えてしまうものかといろいろ考えさせられる一冊だった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
4

hitsuji023
「魚の序文」「清貧の書」「下町」が良かった。庶民生活の嫌な部分を描きながらも重くならないのは作者の性格によるのだろうか。書かれた時代背景がそう感じさせるのだろうか。この人は文章や話の展開がリズム良く進むので読みやすい。そういった意味では講談師が話の元ネタにでもしたら面白そうだとなんとなく思った。
が「ナイス!」と言っています。
hitsuji023
なんということもない話なのだけど、読み進めていくうちにこの家族の一員になったような気になってくる。主人公は仕事も順調で家族との関係も悪くなく、家族の個人的な問題をああだこうだと考えながら生活しているという良い身分である。しかし、子供の目から見たらどうだろう。息子の愛人の目から見たらどうだろう。と考える時またそれぞれの生活が見えてくる。それぞれの立場になって考えられるというところがこの小説の面白さじゃないかと思う。
が「ナイス!」と言っています。
hitsuji023
講談社のエッセイと重複するものも含まれている。日本について、特に古典の影響について書かれているところが興味深い。「枕の草子」や「芥川龍之介と菊池寛」の章がよかった。 菊池寛について書かれたこの文章が心に残った。「生活第一、芸術第二」とし、「作家凡庸主義」を唱えた菊池は、過去の文学、他人の文学を背負わなかった。亡霊に脅かされなかった。
が「ナイス!」と言っています。
hitsuji023
ネタバレ旅と酒が好きな歌人というイメージだったのだけど、酒に溺れる理由というものがあったということを初めて知った。若気の至りとはいえ悲しい恋愛の結末だ。その一連の出来事によって良い歌が出来たということも何か悲しさが漂う。純粋な牧水と事実を隠した狡猾な女性(小枝子)。しかし、その後の牧水も奥さんが身籠りながら悪所に通うなど良い面ばかりでもない。しかも、そこで小枝子に似た人がいたなどと友人宛てに手紙で書くほど未練たらたら。何か男も女も恋愛や性愛については自分本位に考えてしまうものかといろいろ考えさせられる一冊だった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/08/01(3558日経過)
記録初日
2013/01/13(4123日経過)
読んだ本
526冊(1日平均0.13冊)
読んだページ
153081ページ(1日平均37ページ)
感想・レビュー
512件(投稿率97.3%)
本棚
11棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
http://hitsuji023.blog.fc2.com
自己紹介

好きな作家(2019年時点)
夏目漱石、太宰治、安西水丸、阿川弘之、新田次郎、若山牧水、川本三郎、木山捷平、幸田文

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