不勉強ながら、国際霊柩送還という職業があることを本書で初めて知りました。何となく、現地の大使館とかがやってるのかと思ってました。人の死に関わる仕事だけに、登場する誰もが、非常に厳しく、慎重に仕事に当たっておられる様子が伝わってきた。著者の方が最近亡くなっていたことを読後に知りました。良書をありがとうございます

若いっていいなあ、というのが素直な感想。トースターをゼロから作ろうと思い立ち、あまり深く考えずに、どんどんチャレンジして行く記録。良くも悪くも軽い内容で、まあそこそこ面白く読めた。感想は末尾の解説と大体一緒なので割愛

昭和44年に武田泰淳夫妻がソ連を旅行した記録。不味そうな食事とか、つまらなそうな見学先とか、変な同行者とか、率直な語り口がとても面白い。夫泰淳が小心で我儘なくせに始終偉そうな嫌な奴なんだけど、著者百合子さんの手にかかると何だか素敵な夫婦に見えてしまう。そしてその百合子さんの丈夫なこと。

ピュリッツァー賞を受賞した前作「Less」の続編。中年ゲイ作家のレスが、昔の恋人から借りっぱなしだった家を追い出されそうになって、資金調達のためにアメリカ国内を周る。前作と同じような内容で、前作よりややパワーダウンして退屈。でも語り口がユーモラスなので結構面白く読めた。ハッピーエンドなラストも良い

不勉強ながら、国際霊柩送還という職業があることを本書で初めて知りました。何となく、現地の大使館とかがやってるのかと思ってました。人の死に関わる仕事だけに、登場する誰もが、非常に厳しく、慎重に仕事に当たっておられる様子が伝わってきた。著者の方が最近亡くなっていたことを読後に知りました。良書をありがとうございます