トゥの爪角への歪んだ執着が、最初は謎だった。彼女に対する愛情?憧れ?または憎しみ?と思ったが、それより自分の存在を忘れていることへの怒りなのではと思った。
爪角が仕事に出る朝に、飼い犬の無用(ムヨン)を膝に寄せて行う儀式に、孤独な彼女の無用への愛情を感じた。
2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:2冊 読んだページ数:1824ページ ナイス数:86ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/495591/summary/monthly/2024/7
彼が殺し屋として必要なスキルを爪角に叩き込んでいくことを「彼女の存在そのものを剪定して、死の果樹園を整えていくのだろう。」と表現していて痺れた。
読み終えてから見ると「狐花 葉不見冥府路行」というタイトルが、とても切なく感じる。
時代物から海外ミステリーまで色々読みます。物語の世界に惹き込まれる瞬間が至福の時です。
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トゥの爪角への歪んだ執着が、最初は謎だった。彼女に対する愛情?憧れ?または憎しみ?と思ったが、それより自分の存在を忘れていることへの怒りなのではと思った。