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2025年1月の読書メーターまとめ

かぼす
読んだ本
3
読んだページ
944ページ
感想・レビュー
3
ナイス
24ナイス

2025年1月に読んだ本
3

2025年1月のお気に入り登録
1

  • 並林

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

かぼす
ネタバレ文明の発展は人類に虚しさをもたらしたのではないかという普遍的悩みを、まだ暇の使い方に慣れてないのではないかという視点で考えるスタートがよかった。文明発達への批判は消費社会の発達への批判と繋げられることが多いが表面的議論しか触れてこず消化不良で終わっていたため、今回整理して読みやすく書かれていたので思考の整理ができてよかった。現代は欲しいと思うものが溢れているわけではない、労働すらも消費の対象となっているという論から環世界へと繋げているのが面白かった。結論も含めて退屈の扱いを考えてみたい。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
3

かぼす
人形の話と不見神事がよかった。岸辺露伴はルールの話であるため、本来であれば通常の怪談話とは異なり御しやすさがあるはずなのだが、それが故に対抗できない、なぜならばそのルールは勝手に作られたものだからという所が良い。そのルールを見つける下りも面白いが、ルールをどう攻略するのかに毎度ワクワクさせられる。人形の話は特にそこがよかった。
が「ナイス!」と言っています。
かぼす
人の生死が物語ではよく見るもので過剰な温度なく平坦に進んでいく。それに慣れて倫理と良心の果てに続くからだろうか、あっさりと読んでしまった。大義や強い使命感、覚悟を持っているわけではなく命を軽く扱えるのは罪を感じる機能が死んでいるからなんだろうか。私がこの物語は、この時代はそういう世界観なんだと思って読み進めるのとこの世界はこういうものなのだと思って生きるのとは地続きで、そう考えた時にはじめて良心から来る気持ち悪さを感じることができた気がする。後書きにそこへの批判も書かれており後書きも含めて読んでよかった。
が「ナイス!」と言っています。
かぼす
ネタバレ文明の発展は人類に虚しさをもたらしたのではないかという普遍的悩みを、まだ暇の使い方に慣れてないのではないかという視点で考えるスタートがよかった。文明発達への批判は消費社会の発達への批判と繋げられることが多いが表面的議論しか触れてこず消化不良で終わっていたため、今回整理して読みやすく書かれていたので思考の整理ができてよかった。現代は欲しいと思うものが溢れているわけではない、労働すらも消費の対象となっているという論から環世界へと繋げているのが面白かった。結論も含めて退屈の扱いを考えてみたい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/08/29(3826日経過)
記録初日
2014/08/18(3837日経過)
読んだ本
208冊(1日平均0.05冊)
読んだページ
72895ページ(1日平均18ページ)
感想・レビュー
136件(投稿率65.4%)
本棚
2棚
性別
自己紹介

現段階で自分の人生を作った本
君の友だち/重松清
凍りのくじら/辻村深月
春期限定いちごタルト事件/米澤穂信
伝説の勇者の伝説/鏡貴也
新世界より/貴志祐介
陰陽師/夢枕獏
文学少女シリーズ/野村美月
向日葵の咲かない夏/道尾秀介
さよならドビュッシー/中山七里
ヴァンパイアラブストーリー/名木田恵子
断章のグリム/甲田学人
友情/武者小路実篤

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