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シャドウランズという高速環境シミュレータの由来が秀逸です。 【シャドウランズという名前は、地球の「影」という意味合いでつけられた。この名称は『ナルニア国物語』を書いたことで有名なC・S・ルイスの晩年を描いた戯曲のタイトルと同じものだ。《悲しんではならない。この世は「影の国」に過ぎないのだから》愛妻を癌で失ったルイスが、その苦しみを、宗教的な解釈で納得しようとして口にした言葉だ。シャドウランズの中でシミュレートされる生物たちもそう思うのだろうかと、春原はときどき考える。仮想世界の環境激変に晒されながら、
この世界の外側に別の世界――すなわち「影」ではない本当の世界があるのではないかと夢想しながら】
SFが好きです。思いっ切り科学技術を用いたSFも、思いっ切り観念的なSFも大好きなので、昔の大作も現在の傑作もどんどん読んでいけたらなと思います。よろしくお願いします。同じ名前、同じアイコンでスマホアプリ「Stand」もやっております。
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