ネタバレ毎朝配信されるポッドキャスト『ツキない話』を中心に紡がれる５つの短編集。登場人物がゆるく繋がっていて、最後に配信者が誰であるか明かされます。登場するのは看護師をやめた女性、バイトしながらお笑い芸人を目指す男性、バイトしながら劇団で役者をする男性、劇団主催者とその息子、孤独を感じる女子高生、若くして遠くに嫁いだ娘を持つ両親、クラフト作家、などなど。自分の意図しないところで何かが誰かの力になっているという素敵な奇跡に溢れた物語です。そして身近な人との関係を大切にしていくことの大切さを改めて胸に刻みました。

ネタバレ筆者と8名の方の対談集。山内マリコさんとの対談が気になって読んでみました。『あのこは貴族』執筆の話や地方と東京の話など面白かったです。他は海野つなみさんとの対談が面白くて『逃げ恥』をしっかり読みたくなりました。（ドラマはみたけど原作は少ししか読んでないので）

ネタバレ筆者が30代なかば、小説家となって収入が増え良いものを買えるようになった頃のお買い物エッセイ。筆者が素敵に紹介されるので、商品を検索して欲しくなってしまう、ちょっと怖い本。2014年から2015年に雑誌連載されたそうで、少しだけ古いのも面白いです。

ネタバレ『東京ロンダリング』の続編。ロンダリングというより失踪が多めです。親子関係や夫婦関係に問題を抱えているケースが多くて、失踪した人のこともよく分からず、読みながらモヤモヤします。2016年の作品なのですが、東京オリンピックにむけて不穏な動きがあるという描写は今読むとなんともいえません。

ネタバレ生放送クイズ番組の最終問題を対戦相手が一言も聞かずに正解したのは何故なのか？真相を探りながら、自分のこれまでの人生、相手のこれまでの人生を辿っていきます。テレビ番組作りでの出演者のキャラ付けやタレント化、クイズ番組での編集がどんなふうにされているか、それを踏まえて生放送クイズでの出題内容についてなど興味深いです。それらを上手く利用してファンを増やしユーチューブとオンラインサロンへと活動の場を移す出演者など、この時代の、いかにもありそう、な物語になっていて、面白くて一気読みでした。

ネタバレ離婚してひとりになった主人公が事故物件に住む仕事をする物語。傷心の彼女が出会いを通してしだいに前を向いていく様子が印象的。続編があるようなので読んでみたいです。

ネタバレ姪の中学受験のサポートをすることになった主人公。彼女自身のこれまでの高学歴故の悩み、友人である精神科医との会話、学習支援NPO主催者との会話などで、現代の教育や社会の問題について語られます。飛び級制度や特別に高度な学習をさせてもらえることなどない日本で、公立小学校で浮きこぼれ気味の子は（少なくとも首都圏では）中学受験する子が多いと思います。浮きこぼれ気味の子には塾や私立国立中という環境が必要というのは確かと思います。私自身も子供を3人育てましたが、生まれつきの資質はとても大きいと思います。

ネタバレ毎朝配信されるポッドキャスト『ツキない話』を中心に紡がれる５つの短編集。登場人物がゆるく繋がっていて、最後に配信者が誰であるか明かされます。登場するのは看護師をやめた女性、バイトしながらお笑い芸人を目指す男性、バイトしながら劇団で役者をする男性、劇団主催者とその息子、孤独を感じる女子高生、若くして遠くに嫁いだ娘を持つ両親、クラフト作家、などなど。自分の意図しないところで何かが誰かの力になっているという素敵な奇跡に溢れた物語です。そして身近な人との関係を大切にしていくことの大切さを改めて胸に刻みました。

ネタバレ壮大なファンタジー。壮大なボーイミーツガール。青銅器と2つの古典を辿って5000年前の物語が展開されます。神話を読んだような印象です。ちょっとグロい部分もありますが映像化して欲しい作品です。文庫版はこちらと少し違うという情報もあり、気になります。

ネタバレご夫婦で高齢まで過ごし、旦那様は亡くなる直前まで普通に過ごし（享年90歳！）夫亡き後も元気に過ごす、夢のようなご夫婦。ほとんどのものを手作りし貯金はしないという夢のような暮らし。お墓を持たず49日など法要もしないなど、ポリシーが凄いです。