読む前の勝手な想像では、成瀬は万能のスーパーお嬢様でしたが、読んでみていい意味で想像とは違う庶民的で地元愛に溢れ、ちょっと変人で、色々な面で突出している最高の主人公でした。そして、周りを固める人達、特に島崎さんは成瀬の最高の友人であり、成瀬に感化されてか、またいい味のある人に成長し、成瀬と相乗効果をもたらす友情にうるっときました。

神戸新報県警担当から文化部に左遷された秋葉と、一度はプロ棋士になる夢を絶たれたもののアマ棋戦でタイトルを取り、編入試験からプロ棋士を再度目指す黒のタンクトップの男・真田が中心となる話。関西弁の掛け合いが面白く、ストーリーも。これがデビュー作とは。ただ「性格が悪かった」はずの秋葉が自分の部屋で強引に共同生活を強いられ、朝の犬の散歩や、淡い恋心も実らず、不憫で不憫で。。

読む前の勝手な想像では、成瀬は万能のスーパーお嬢様でしたが、読んでみていい意味で想像とは違う庶民的で地元愛に溢れ、ちょっと変人で、色々な面で突出している最高の主人公でした。そして、周りを固める人達、特に島崎さんは成瀬の最高の友人であり、成瀬に感化されてか、またいい味のある人に成長し、成瀬と相乗効果をもたらす友情にうるっときました。

最初の予想が途中から変わり、後半は予想は合っていても解釈がどんどん上書きされていく感じでした。奈倉教授、もう少し絡んで欲しかったです。面白く読めました。

人生後半が不幸にならないためにどのように考え方を変えるかを問いた本。流動性知能から結晶性知能へのシフトチェンジ、衰える部分、豊かになる部分を知り、マインドフルネスから、後半の宗教の話まで。偉人のエピソードや著者の体験が語られており、楽しく読めました。機内にいた一人の男性が誰であったのか知りたかったです。