母が積読消化期間に読了した本を拾い上げてみた、中3？くらいの頃に読んだ『御手洗潔対シャーロック・ホームズ』以来の柄刀一。連作短編集は割と好きな方だが、どれを読んでも「島田荘司の非シリーズものの二次創作かな？」という感想(副題の短編はその中では悪くないかも)。つまり2024年現在の私にはひじょーに退屈・(あとがき含め)陳腐であり、前掲書を島田荘司にドハマりしていた頃に読んでもこの著者の他の作品に手を伸ばそうとしなかった辺り、私には有栖川有栖並に向かない作家なのだろう。

母が積読消化期間に読了した本を拾い上げてみた、中3？くらいの頃に読んだ『御手洗潔対シャーロック・ホームズ』以来の柄刀一。連作短編集は割と好きな方だが、どれを読んでも「島田荘司の非シリーズものの二次創作かな？」という感想(副題の短編はその中では悪くないかも)。つまり2024年現在の私にはひじょーに退屈・(あとがき含め)陳腐であり、前掲書を島田荘司にドハマりしていた頃に読んでもこの著者の他の作品に手を伸ばそうとしなかった辺り、私には有栖川有栖並に向かない作家なのだろう。

新訳は無意識にAmazonで予約注文してしまう。旧訳を読んだときと基本的な感想は変わらず、国名シリーズのロジカルさと、ハリウッド時代のラブロマンスっぽさと、ライツヴィル以降の苦悩の3つが同居している。クイーンの中で最初に読むのは止めた方が良いかもだが、他に数冊読んでから本書に取組むと、この感想が腑に落ちると思う。

タイトルと異なり西欧経済史に過ぎなかった。これは難癖だが、2024年にもなって西欧史=世界史という発想を持っているとしたらヤバい。