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2025年1月の読書メーターまとめ

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読んだ本
6
読んだページ
1811ページ
感想・レビュー
6
ナイス
12ナイス

2025年1月に読んだ本
6

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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火事の焼け跡から都議と元女優夫妻の遺体が見つかる。自殺に見せかけようとした杜撰な偽装工作が、意図のわからない謎として捜査に立ちはだかる。 日常では表に出していない感情であっても、いざ決断を迫られる局面においては心の奥深くにあるものが湧き出るように行動を駆り立てる。 大切な人を守らなければならない。その強固な意志は、人に大胆な策を与えてしまう。 己が身を犠牲にしても守りたいと思える人がいるか考えさせられる物語だった。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
6

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同じ著者の「君のクイズ」が面白かったため、初期作品を読もうと「クイズの前はゲームか」と気軽に選んでみたが想定外の内容だった。 上巻の舞台は約50年前のカンボジア。ポル・ポト率いるクメール・ルージュが国内の知識人を弾圧していたくらいしか知らなかったが、その程度の情報でも物語に引き込まれた。 恐怖政治、強制労働。彼らの定めたルールに反したもの、少しでも不服を示したものは即座に処刑される。ルールを理解してゲームに勝たなければ生き残ることはできない。 我こそ正義と信じて疑わないものこそ残酷な行為にためらいがない。
が「ナイス!」と言っています。
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火事の焼け跡から都議と元女優夫妻の遺体が見つかる。自殺に見せかけようとした杜撰な偽装工作が、意図のわからない謎として捜査に立ちはだかる。 日常では表に出していない感情であっても、いざ決断を迫られる局面においては心の奥深くにあるものが湧き出るように行動を駆り立てる。 大切な人を守らなければならない。その強固な意志は、人に大胆な策を与えてしまう。 己が身を犠牲にしても守りたいと思える人がいるか考えさせられる物語だった。
が「ナイス!」と言っています。
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うどん、ハンバーガー、トースト。かつてワクワクさせてくれた食べ物系自販機が数多く紹介されている。 いまも現役で稼働しているお店も案内されているが、どこも運営者の多大な努力によってメンテナンスが施され、継続されている印象だ。 とは言え、その数が少なくなっていることは間違いなく、個人的には特に思い入れの強いトーストサンドは西日本に1台しか現存していないことに驚いた。 読み進めるうちにノスタルジーな感情が溢れてくる。 我々は、自販機の温かいフードを「いま存在する奇跡」としてありがたく享受しなければならない。
が「ナイス!」と言っています。
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かつてモータリゼーションの発展とともに全国に点在していたドライブイン。時代の変化によって、その数は減少の一途をたどってきた。本書では日本各所のドライブインが紹介されているが、多くが「閉店」と案内されている。 ドライブインが衰退した原因とは、いまも残るドライブインが客を惹きつける理由は、ドライブインの未来はなど、熱量ある著者の考察がとても興味深かった。 風景がめまぐるしく変わる現代において、瞬時に当時へ戻ることができるドライブインはタイムマシン的役割を果たす。 もはや文化遺産と呼べるだろう。
が「ナイス!」と言っています。
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恋バナ収集ユニット・桃山商事が、女性たちが理解しがたい男性の言動をまとめる。 「男って」「女って」の話をすると「主語が大きすぎる」と反論が挙げられることがある。 本書では個体差は認めつつジェンダーによる視点や考え方の違いの傾向が論じられ、性差を把握する入門として勉強になった。 関係性が近くなるにつれてリスペクトや想像力が欠如していく男がたびたび登場するが容易にイメージできる。 身に覚えがあるのは「身体のことを考えていない男たち」。加齢の変化に目を向けず「運動すれば元に戻るだろう」と簡単に考えがちである。
が「ナイス!」と言っています。
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かつて阪神タイガースにはプロ野球未経験者の老人が監督に就いていた。球団オーナーへ宛てた「再建論」の手紙が受け容れられたことがキッカケだという。はたして真実は…。 監督人事のお家騒動は阪神球団において伝統とも言える。本社と球団、現場、それぞれの思惑が蠢き、在阪メディアが囃し立て、ファンは大騒ぎ。かつての名選手も、引退後に監督就任し成績が振るわなければ詰め腹を切らされ追いやられてしまう。 監督より選手が王様のチーム気風元祖が本書で取り上げられた老監督であり、その後も続いていく。野球ファンは必読だろう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/11/26(3738日経過)
記録初日
2019/08/28(2002日経過)
読んだ本
305冊(1日平均0.15冊)
読んだページ
91812ページ(1日平均45ページ)
感想・レビュー
218件(投稿率71.5%)
本棚
1棚
外部サイト
自己紹介

特にジャンルはこだわらずに目についたものを読んでいます。
読書は好きですが映画も好きなので、あまりハイペースで読み進められる感じではありません。そして遅読です。

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