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2024年9月の読書メーターまとめ

nozomu
読んだ本
4
読んだページ
1020ページ
感想・レビュー
4
ナイス
123ナイス

2024年9月に読んだ本
4

2024年9月のお気に入られ登録
2

  • kokada_jnet
  • 轟直人

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

nozomu
直木賞受賞作。昨年の長編で受賞と思っていただけに短編で受賞とは驚いた。コロナ渦中の人々を描いた6編の短編集。行動範囲が狭まることで、今まで気にも留めなかった身近な人が気になったり、自分の中の後ろめたい感情と向き合わざるを得なかった人々の気持ちの揺れが描かれる。夫の無理解と閉塞感から癒しを求めて堕ちていく妻を描いた『ロマンス☆』の狂気、父娘それぞれの出生に纏わるエピソードが響く『祝福の歌』が印象に残った。『特別縁故者』『さざなみドライブ』はその後の展開も気になり、一穂さんの長編の筆致で読んでみたかった。
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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

nozomu

隙間時間に短編を読んだ8月。特にWebで読んでいる村井理子さんの『ある翻訳家の取りつかれた日常』1年分をまとめて読めて満足した。多種多様な多くの仕事量を抱えた人の工夫、リカバリを読むことで、なぜか自分まで「俺ならできる」と思える不思議。カンフル剤だ。 2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1116ページ ナイス数:134ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/537496/summary/monthly/2024/8

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2024年9月の感想・レビュー一覧
4

nozomu
2018年~2024年2月までに、主に北海道新聞に連載されたエッセイ約60編。いつものほむほむだーという不思議な安心感。コロナ禍での生活の変化を詳細に書く方が多い中、ほむほむのスタンスにそれをあまり感じないからかもしれない。このゆるさにこそエッセイの名手ぶりを感じる。私にとってゆるキャラ的なほむほむなのに『どっちが好きか問題』の餡もプリンも豆腐も納豆も好みが違うことには愕然。日常生活における観点、ほどよい自虐、奥様とのボケとボケの漫才のような会話、仔猫のひるねちゃんの参戦で次回単行本も俄然楽しみだ。
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nozomu
2011年~2022年にHanakoで連載されたエッセイの単行本化。『りぼんにお願い』の続編とのことで序盤の絶壁頭のくだりなどは既読だった気がするが、2016年頃から女子っぽい要素が薄くなり、女性として言葉にしておきたいことを書くという意思のようなものも見えてくる。2019年『夏物語』刊行にあたっての想い、2020年コロナ禍での生活の変化や運動への意欲など、どのような状況でも停滞せず着実に糧にしていく姿。昨今は書くものすべて話題になり、翻訳されて多忙を極めていると思われるが、次回作も楽しみに待ちたい。
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nozomu
ゲーセン勤務しながら「早見有日」というペンネームで小説を書いている「長井朝陽」が主人公。表題作冒頭は作中作から始まる。周囲に受賞が知れ、現実の音、声、自分の内声までもノイズとなり、本来の自分と作家としての自分、現実と小説の境界も曖昧になっていく様子、割り切ることのできない朝陽の兼業作家視点が新鮮で面白かった。『明日、ここは静か』では芥川賞受賞後、インタビューで盛った発言をしてしまったことが朝陽の郷里に不穏をもたらす。誰しも少しは持っていそうな感覚に着眼し、高い共感性を生む高瀬作品。これからも目が離せない。
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nozomu
直木賞受賞作。昨年の長編で受賞と思っていただけに短編で受賞とは驚いた。コロナ渦中の人々を描いた6編の短編集。行動範囲が狭まることで、今まで気にも留めなかった身近な人が気になったり、自分の中の後ろめたい感情と向き合わざるを得なかった人々の気持ちの揺れが描かれる。夫の無理解と閉塞感から癒しを求めて堕ちていく妻を描いた『ロマンス☆』の狂気、父娘それぞれの出生に纏わるエピソードが響く『祝福の歌』が印象に残った。『特別縁故者』『さざなみドライブ』はその後の展開も気になり、一穂さんの長編の筆致で読んでみたかった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/01/05(3617日経過)
記録初日
2014/12/10(3643日経過)
読んだ本
1588冊(1日平均0.44冊)
読んだページ
395219ページ(1日平均108ページ)
感想・レビュー
1587件(投稿率99.9%)
本棚
12棚
性別
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