ネタバレ60周年祝いの締め括りはこの一冊で。しばらく前に元となるエピソードを視聴しており、その時点から強烈な印象が残っていました。同シリーズの最終話も含め、EDの「平和の戦士」というフレーズすら疑ってしまうような、真っ直ぐな問いかけは寧ろ今こそ蔑ろにしてはならないと感じました。007のキャラ設定の違い等が上手く拾われている点はニクいです。辻真先氏のシナリオも収録されているので、十二分に堪能できると思いました。

ネタバレ60周年祝いの締め括りはこの一冊で。しばらく前に元となるエピソードを視聴しており、その時点から強烈な印象が残っていました。同シリーズの最終話も含め、EDの「平和の戦士」というフレーズすら疑ってしまうような、真っ直ぐな問いかけは寧ろ今こそ蔑ろにしてはならないと感じました。007のキャラ設定の違い等が上手く拾われている点はニクいです。辻真先氏のシナリオも収録されているので、十二分に堪能できると思いました。

ネタバレ全2巻分纏めての感想です。一部のコマを目にした事はあったものの、今まで触れてこなかった石ノ森萬画版。長寿番組となったTVシリーズとは反対に、短いながらも濃い内容を堪能できました。場面転換やライダーアクションの演出が視覚的な刺激をもたらし、改造された者の孤独な苦しみや自然愛・平和を謳うストーリーは、50年以上経った今でも重要な問いかけをしています。TVシリーズとの共通点や差異を探しながら読むのも一興でしょう。

ネタバレ機械を思わせる冷ややかさと、生物のもつ温かさとが同居した物語の数々を楽しめる贅沢な一冊。60年という歳月の流れが世界に、そして00ナンバーサイボーグ達にどんな変化をもたらしたのか。そしてこれまでとこれから、ジョー達が「誰がために」戦ってきた／いくのか、ついつい考えてしまいます。