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2024年8月の読書メーターまとめ

mippo
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感想・レビュー
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ナイス
799ナイス

2024年8月に読んだ本
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2024年8月のお気に入られ登録
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  • いこち

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

mippo
もちろん作家名は知っていたが昨年のミステリランキングに上がっていて興味を持った。そういうのも書くんだ。40歳のある日気がついた裁判記事で、花は遠い日々を思い出す。若い女性を監禁して隷属させたと記事にある黄美子と自分も一時期暮らしたのだ。だらしない母親から逃れるように黄美子の元で未成年を隠して水商売をしていた。同年代の二人と黄美子の知り合いも絡んだ幸せな時間は、徐々に犯罪に手を染め始めることに。でも黄美子さん怖い人じゃなくない?と思ったら怖いのはそっちか!裏社会より人の豹変や自分の思う正しさが怖かった。
etoman
2024/08/13 18:56

>ふわ~と生きてるのも何気にぞくっとするね。 同感。けど、そういう人って多いんだろうなあと思いながら読んでました。もしかすると、自分も局所的にはそうなってるかも。怖い怖い。

mippo
2024/08/13 19:10

ほんとですね、ふわ~と生きてるのが黄美子さんだから余計に。etomanさん言うように帯とは違う印象でしたね。

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

mippo

2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:5044ページ ナイス数:774ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/541165/summary/monthly/2024/7 ビリー・サマーズも悪逆も、楽しみシリーズ暁の報復も面白かったけど、科学の授業はその上を行った。アメリカの1960年代の成瀬って感じで全女性に読んで欲しい作品だった。

みつちや
2024/08/01 12:55

今日から化学読みまーす!

mippo
2024/08/01 13:59

やった~!!! 暑いからあまりイライラしちゃダメよ!(笑)

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
14

mippo
フォーチュンが町にやってきて5週間。天敵シーリアの行方不明だった夫(妻に劣らず嫌なやつ)が現れ、超大型台風が来て百ドル札が風に舞う!それも贋札?おまけにシーリア夫が射殺体で発見?相変わらずなんて町だ!どうなってるんだ、嬉しすぎるぞ! シンフルとアーマドを絡める構成や細部、セリフが巧くて感服。フォーチュンの正体を今や恋仲の保安官クーパーに、言う・言わない・見破られる?のドキドキ回。普通なら最終回かひとつ前の展開だが、まだまだ続くぞ。今回もスーパーおばあちゃんズはウルトラスーパーだった!で、クーパーどうなの?
snorry
2024/08/30 07:35

シリーズ1冊目を温存しているので、薄目で(笑)つい新作が出ると目移りしてしまいなかなか手がつけられず。でも読むべき本があるって何だか安心します。

mippo
2024/08/30 07:53

snorryさん このシリーズ残ってるなんて羨ましくもある!あまり時代性のあるものじゃないからダイジョウブ!

が「ナイス!」と言っています。
mippo
自分を映してしまうような物語だ。架の婚約者・真実はストーカー被害に遭っていた。その真美が姿を消す。マリッジブルーなはずは!まさかストーカーが?と心配な架は真美の実家のある前橋に向かう。そこで彼も知る通りの不器用で善良な真美の姿を見聞きするが、婚活に見える彼女の「傲慢さ」を突き付けられたとき架は自身の傲慢さも知る。というかそういう人は多いし私も自覚した。大きな犯罪や事件ではないがこのあたりの人間深堀りが非常に面白くて手が止まらない。やがて4/5くらいに物語は変化し、私的には失速。私は善良ではないのかもな。
が「ナイス!」と言っています。
mippo
はい、タイトルで読みましたが、何か?でもタイトル関係薄かったかな(笑) 落ち目の女優ミランダの無自覚な傲慢に100ページ耐えれば割と楽しいコージーミステリが待っている。ミランダがかつて捨てた夫とやり直そうとやって来た田舎町では劇団が公演を準備中。夫はつれないが往年のテレビスターであるランダは劇団に加わる。そして勃発した本当の殺人。笑えるセリフや展開はあるけど爆笑ほどではない。登場人物が抱える問題、ミランダが自身を反省し改めていくなど意外にシリアス。トーンとしては「木曜殺人倶楽部」くらいか。まずまずでした。
みみみ
2024/08/31 10:41

mippoさん,ともこさんを最近おみかけしないのですが大丈夫なのかなー.

mippo
2024/08/31 19:59

はい、ちょっと気になってました・・・。勝手に仲良し常連さんぽく思ってた方はそういう気持ちになりますね。お忙しいだけと信じて!

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mippo
バルセロナ近郊の小さな町での残虐な殺人事件!!本格的警察ミステリと期待した分、私はちょっと残念だった。上辺の犯罪は捻りがないし、裏の真相は「そんなん言われても知らんがな」。主人公は刑務所内でレ・ミゼラブルに出会い刑事を目指した異色の経歴を持つ。この主人公の語りも登場人物たちのセリフも皆が思ったことまんま言うからわかりやすい。さすがラテン系(笑)英独や北欧じゃこうはいかない。レミゼを知らない私にはそのくだりがちょっとしつこかったけど、スペインの内戦やカタルーニャの独立など郷土色は特徴があって良かったと思う。
みつちや
2024/08/23 01:02

あら残念。ラテン系に名探偵を期待してはいけないのだよ、ワトソン君。推理小説としての評価は下がるけど内容は好きだったよ(^ ^

mippo
2024/08/23 08:14

>ラテン系に名探偵を期待してはいけない・・・おお、名言!(笑)そうね、ミステリ部分に期待しすぎたかな。過去とか設定は面白かったけどね。私は「クレイヴンまじか!」と思った。比べたらだいぶ違う気がしたな。

が「ナイス!」と言っています。
mippo
記憶力がポンコツで土門に同じ科学者の妻がいたこともぼやっとしてた。そうだった! 話逸れるけど、女性科学者が多く出て来るこの本が気に入った人、洋モノだけど「科学の授業を始めます」読んで~! 私も科学者アタマが全くなくいつもわかったふりで読んでるけど、理屈が表面上でも筋通っている本は楽しいし、「科学の授業」以降急にリケジョが好きだ。この「科捜研の砦」では科学がきちんと警察の捜査に落とし込まれていて面白かった。土門が民間の鑑定人となった理由は読みたいけど読みたくなかった。なんか前作の評価も私の中で上がりました。
が「ナイス!」と言っています。
mippo
チェロにかける人間たちの切磋琢磨や人間関係を描くドラマと思っていたが、良くも悪くも鵜崎の存在とその論理がこの小説の肝だ。主人公は演奏テクニックと研究心はあるがそれ止まりで、学生時代、奔放な演奏をする由佳に惹かれていた。鵜崎楽団に入った由佳は見る影もなくなり火事で命を落とす。鵜崎の言う「観客は本当にクラシックや演奏を理解してるか?勝手な解釈やストーリーで満足してるのだ」は、クラシックに限らずすべての流行や評価に通じる気がして興味深い。演奏の描写も門外漢である私には十分だったが、ミステリ要素は弱かったかな。
みつちや
2024/08/17 22:35

なんだろう、考えることのあるレビューですなぁ。飲んで酔ってるからか(笑)

mippo
2024/08/17 23:02

みつちやさん、うん多分(笑) でも例えば名演奏者の最後の舞台に皆が感動するのは本当にその演奏が素晴らしいからか?音飛ばしているのに?・・・みたいなバイアスかかることって、音楽に限らずあるよね。と、もう一人の酔っぱらいが返事してみる(苦笑)

が「ナイス!」と言っています。
mippo
閉鎖的な村は凋落した元地主が村人を大虐殺した過去があった。またも長老が亡くなる事件が相次いだコロナ禍の夏に村に現れた都会者麻宮。根拠のない敵意を抱く若い衆(50~60代w)は彼に排斥行為を行う。狭量で知識も乏しい大人たちに嫌気が差す中学生の裕也はむしろ論理的なよそ者麻宮に好意を抱く。わかる。農作業なのにマスク、しないとご近所の目が・・・ああヤダヤダ。まがまがしいイメージだが読み心地は軽め。毒島もちょっと思い出す麻宮のキャラにもよるのか。多作で幅広い作風だが、深みはそれほどなく、エンタメ作品だなと思った。
が「ナイス!」と言っています。
mippo
初めてアイスランドミステリに触れた頃を思い出す。暗い、わびしい、不条理。なのに読み続けてしまう。約200年前、同国最後の死刑囚となった女性の話が下敷きだ。殺人犯アグネスを処刑までの間預かる農家は戦々恐々だ。しかし彼女は悪人ではない。家事や農作業のスキルも常識も知性もある。その家族や牧師補に語る彼女の身の上はこれまでひたすら不幸だった事実だ。やがて女主人たちも彼女に同情し受入れていくが、アグネスは運命に逆らえない。愛した男が悪かったのか。しかし閉鎖的な峠の村々でアグネスに選択肢があったというのだろうか。
snorry
2024/08/14 10:05

「凍えたい」ほど暑い、暑すぎる(笑)

mippo
2024/08/14 11:28

読んだら体感4-5度は下がるような物語だったよ(苦笑)

が「ナイス!」と言っています。
mippo
気になっていた作家の直木賞作品を読んでみた。コロナ禍を書いた六つの短編集。中学時代に死んだはずの同級生に声をかけられた青年。君は誰? 15年前に大雨災害で行方不明になった少女の物語は意外な展開に。特別縁故者と祝福の歌には、生きてゆく辛さと仄かな希望があった。一番「罪デミック」っぽい最終作は川瀬七緒「四日間家族」を思い出すけどちょっと弱い。すべて面白かったけど、これ直木賞なん?と最近同賞読むのが増えた私は思った。しかし最後に触れよう。ロマンス☆は面白かった!マウント亭主のあるある展開ねと思ってたら!きゃっ。
mippo
2024/08/13 15:31

M Hさん、そうそう悪くはないんですよね全然。でも「これが直木賞か~」って勝手にハードル上げちゃってるのかも(笑)

mippo
2024/08/13 15:33

honさんはじめ他の本を誉めてる方が目立ちますな。ロマンスのラストより途中のエスカレートが怖くて、でも先が読みたくてドキドキした(笑)

が「ナイス!」と言っています。
mippo
「何者」の続編。はじめの南階段は光太郎の高校時代で、可愛らしいスピンオフだ。二人組をは、いや~朝井さんて意地悪でしょ!理香みたいな、嫌われてはないけど変な立ち位置になる子って確かにいて不思議に思ってたけど、こんな感じの悪手を打つのか。途中ちょっと痛々しくなったけど、ラストでやっぱり同情しない!と思った。あれであの二人は同居したんだね。ラスト何様の着眼点と帰結の上手さは朝井さんの真骨頂だ。克弘しつこいよと思って読んでたけど、それに意味があった。分量計算が完璧。だからこそあの味を出せるんだなと感心した。
hon
2024/08/09 20:34

お。絶賛だね。これそろそろ再読かなーとも思うけど、何者の結構細かいとこ拾ってるよね。となると何者も再読かな。と思うと少々めんどくさい。

mippo
2024/08/09 21:06

絶賛部分だけ取り上げた(笑) 南階段は爽やかでいいけどあまり感情移入は出来ないし、逆算は正欲っぽいなあと思った。何度も読むの、すごいなあ。

が「ナイス!」と言っています。
mippo
タイトルから想像はつくが、ギリシャ悲劇の舞台のように少々大袈裟な物言いと展開が続く。美しい女子大学生が連続して殺され、人気の教授を怪しむ直情的な主人公マリアナ(ほんとにセラピスト?)が計画性のない調査をし、サスペンスフルに右往左往する。前作の方がもう少し内面的な描写がセラピストの職業ともしっくり来たような。これ見よがしな太字パートの告白も誰にでも当てはまるようにいろんな男性登場させ、マリアナのモテモテ描写も苦手だな。あの二人の関係には気づいたけど、それがそのまま事件の真相とは!うーん、何だかな(苦笑)
が「ナイス!」と言っています。
mippo
もちろん作家名は知っていたが昨年のミステリランキングに上がっていて興味を持った。そういうのも書くんだ。40歳のある日気がついた裁判記事で、花は遠い日々を思い出す。若い女性を監禁して隷属させたと記事にある黄美子と自分も一時期暮らしたのだ。だらしない母親から逃れるように黄美子の元で未成年を隠して水商売をしていた。同年代の二人と黄美子の知り合いも絡んだ幸せな時間は、徐々に犯罪に手を染め始めることに。でも黄美子さん怖い人じゃなくない?と思ったら怖いのはそっちか!裏社会より人の豹変や自分の思う正しさが怖かった。
etoman
2024/08/13 18:56

>ふわ~と生きてるのも何気にぞくっとするね。 同感。けど、そういう人って多いんだろうなあと思いながら読んでました。もしかすると、自分も局所的にはそうなってるかも。怖い怖い。

mippo
2024/08/13 19:10

ほんとですね、ふわ~と生きてるのが黄美子さんだから余計に。etomanさん言うように帯とは違う印象でしたね。

が「ナイス!」と言っています。
mippo
面白い設定。イタリア南部の海沿いでチャーハンの腕を振るう男が実は台湾軍出身のスナイパー。緻密な計画と実行力で標的を狙うシーンは緊迫、標的を仕留めた彼が今度は追われる。台湾編では定年を控える老五刑事が地道な捜査をするが、イタリア出張ですっかり寛ぐ上司と息子くんにはクスッと癒される。パート展開はわかりやすく、漢字名前に手こずりつつも全部を楽しめる。軍の教え、教官、仲間。謎の組織の企て、武器売買などが絡まる収束に向けて場面は緊迫の度合いを増すが、からくりはそーでもなくなるかな。続編があるらしく楽しみだ。
いこち
2024/08/07 00:53

途中でおくってしまいました…! 続編違う国に行くとしたら小艾が次にどんな具材でチャーハンを作るか楽しみです(っ'ヮ'c)

mippo
2024/08/07 08:12

小艾のチャーハンはあまり具が入ってないですから大丈夫(笑)でも火力が上がらないから高地は無しですね!

が「ナイス!」と言っています。
mippo
とても気分の良くない本。キレの良さを思わせたタイトルと装丁だったけど、帯の東大で一番売れた本ってほんと?他の本読みなよと思った。冒頭「東大生数人による輪姦事件(噂)」とあるのでそこに進むのだろうけど、淡々と大学生(が高校の時から)の日常や家族の話が書かれてゆく。けっこうダルい。おぼこい(通じる?)女子はあくまでいい子で世間知らず。イヤあんたも悪い。出てくる東大生はクソばかり。その上を行くのが彼らを育てた親だ。そこに鉄槌が下るならスッキリしたかもだけど。すごく厚い本なのに共感出来たところがほぼなかったです。
hon
2024/08/02 19:25

これねー。性加害がどうこうとかいうことよりも、人間としての傲慢さがほんと胸糞悪いね。mippoさんが仰る通り親が相当ひどい。この親にしてこの子ありだよ。

mippo
2024/08/02 20:18

honさん、心底腹立つよね!まだ欲望で云々の方が受け入れられる。知り合いの東大出身者はそんな奴じゃなくて良かったよ。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/01/15(3544日経過)
記録初日
2007/01/16(6465日経過)
読んだ本
1332冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
552969ページ(1日平均85ページ)
感想・レビュー
1331件(投稿率99.9%)
本棚
93棚
性別
血液型
A型
職業
事務系
現住所
東京都
自己紹介

ミステリ、特に海外にはまっていたのが1980-90年代。
その後、歴史小説などの比重が高くなっていたけれど、ここ数年またミステリを中心に読んでいます。
日本のものも海外のものも、空白の15年を埋めるべく、こちらのレビューなどを参考にさせてもらっています。

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