ネタバレ＞余計な心配や意味のない可能性に心を悩ます事がなくなれば、生きる事は随分楽になる。＞人は圧倒的な怒りに負ける事がある。悲しみ、不安、憎しみ。自分の感情に心を全部くわれる事があるのだ。本当にそう思うこの巻と前巻と意外とヒリヒリする疾走感は感じなかったのが残念。文庫本は2012年出版。それから時が進み作者が書いていた格差社会がもっと進んでいる事にはゾッと戦慄する。

ネタバレ雑誌記者・火尻に久遠が銀行強盗ではないかと気付かれてしまう。火尻は文字通りハイエナの様な記者で犯罪被害者のプライバシーを面白おかしく書き立て一般人の人生を破壊してしまう男。こういった事現実でもあった。一般人の覗き趣味を煽る記事。最低の記者。さて、陽気なギャング達は追い詰められるが、どう動くのか。 /刊行平成30年(西暦何年だ？)だが古さは感じず。ただそんなに夢中になれず残念。2巻まで読んだから読むかって感じ。登場人物の中では久遠が一番好き。人間に余り興味持てず、でも動物は大好きで詳しい所に共感覚える。

ネタバレヘイトスピーチ。出身国や属性だけで無条件に憎むのは危険だが、在日の人や帰化した外国人が日本国民よりも税や福祉等で優遇されるのはかなりおかしいと思う。本著出版2014から十年。この頃著者が書いていた社会の格差はもうどうにもならなくなっている。一見しただけではこの人は生活に困っているなんて皆分からないんじゃないかな。このシリーズはまた是非読みたい。

ネタバレ＞余計な心配や意味のない可能性に心を悩ます事がなくなれば、生きる事は随分楽になる。＞人は圧倒的な怒りに負ける事がある。悲しみ、不安、憎しみ。自分の感情に心を全部くわれる事があるのだ。本当にそう思うこの巻と前巻と意外とヒリヒリする疾走感は感じなかったのが残念。文庫本は2012年出版。それから時が進み作者が書いていた格差社会がもっと進んでいる事にはゾッと戦慄する。

ネタバレ2009年頃出版。貧困、ホームレス。昔と違って住所不定の人は見かけだけでは分からない。面接に耐え得る清潔さは保っている。だからこそ透明人間の様にベールに隠される。ホームレスの人達が仲間同士で酒盛りするなんて見なくなったもんね。それでいいのか？はびこる貧困ビジネス。日本の末期を今、目にしている様に思う。　/中国は都市部と農村では違う国。そこに生まれたら都市へ行けないのは今でもなのか？日本に研修生として来るのも凄い事なのか？　今後は日本人が海外に出稼ぎに出る時代がもう来ていると思う。