余命宣告を受けてからの闘病。 作家さんはそんな時でも、文書を残して下さってすごい。

直木賞候補で読んでみた。 この作家さん初読み。 「南方熊楠」の一代紀。 植物採取の場面は朝ドラの牧野万太郎を思い浮かべてしまった。 そして、ゴッホのように弟に支えられて生活している、日本でもそんな事があったのか・・ 「生きることは死ぬこと、死ぬことは生きること」

芥川賞受賞で読んだ。 この作家さん初読み。 医師のようで、「結合双生児」の話。 「胎児内胎児」は初耳、人間の誕生は本当に不可思議。

薬剤師のお仕事小説。 説明が多い割にそれでは伝わらないでしょうという感じ。 志は高いが、現実的ではないかな。

「無人島のふたり」で、生前最後の作品と知り読んでみた。もう新作は無いと思うと寂しい。

余命宣告を受けてからの闘病。 作家さんはそんな時でも、文書を残して下さってすごい。

エッセイは初めて読んだが、めちゃくちゃおもしろかった。 「渡辺篤史の建もの探訪」はその後もまだ35年の長寿番組として続いているようです。

東京モノレールが舞台。 「東京モノライフ」という深夜ドラマの取材。 清藤澄奈・35歳・総務部・モノレール浜松町駅。 梅崎初巳・30歳・運転士・天空橋。 水村波衣・25歳・駅社員・羽田空港第3ターミナル。 杉本滋利・40歳・施設区線路・昭和島。 モノ愛に満ちていた。

「このミス」大賞。 レビー小体型認知症を患う老人が安楽椅子探偵をつとめる謎解き。 ミステリ談義でついていけない所もあったが、謎解きはわかりやすくひねりもあり楽しめた。 続編を先に読んでしまったが、問題なかった。