どれも面白かった。年代的には息吹が身につまされる。もしあの時こうだったら、人生にたらればはないけど考えてしまう。ストレスリレーも面白かった。ギスギスした世の中はこんな風に伝染してるんだわ。耐性つけなきゃね。

定食屋の女主人と丁寧なこだわりのある生活を送ろうとした故に旦那に離婚を切り出された女性の年代を越えた友情物語。お互いが補完し合っていい方向に変化して行く様が良い。 食事小説なのだけどあまり食事には惹かれなかった、なんか美味しそうというより大味そうなイメージが先行しちゃったなぁ。

どれも面白かった。年代的には息吹が身につまされる。もしあの時こうだったら、人生にたらればはないけど考えてしまう。ストレスリレーも面白かった。ギスギスした世の中はこんな風に伝染してるんだわ。耐性つけなきゃね。

オタクな高校生の青春。華々しい体育会系とかじゃなくどっちかというとジミーに自分の好きなものに夢中な高校生がお菓子を食べながら友情を育む話。おばあちゃんちにありそうなお菓子や駄菓子、マリーやホワイトロリータ食べたくなったわ。

コロナに翻弄された人たちの白昼夢、誰もいない屋根裏からする物音、音楽を愛する男の人生、食人植物、人間以上に人間愛溢れる猿の短編。妻をめとらば才たけてが面白かった。

子供は自分の所有物だと思ってしまうのか。思い通りになれば機嫌良く、そうでなければとことん貶める。反抗しても押さえつけられ、断ち切ろうとしても呼び戻され、近親憎悪と愛着が交差して読んでいてもしんどい。殺して自由になるとまだ思い詰めた娘も哀れだし、存在感の薄かった父親が家族として娘にちゃんと愛を示していることに安堵。