歌人夫婦の河野裕子さん・永田和宏さん。二人の出会いから死別までの短歌たち。 旧仮名のお歌は慣れてないから読みづらいけど、その中でもすっと胸に入ってくるものやじんわりくるものが多くあった。「倖せな一生なりしとまた思ふあなたと母が心残りの」(河野さん)、「あなたにはわからないと言う切り捨てるように切り札のJのように」(永田さん)。ほかにも素敵なお歌がありすぎる！(笑)特に後半、河野さんの癌がわかってからのお歌にはどれも切実さが宿っていて、読んでて苦しくなりながらも相手への想いも感じられて好きでした。

芸人さんたちのエッセイがおもしろかった。特にヒコロヒーさん。文章がとても好きだ。かっこいい。 そして今年もBOTYの投票始まりましたね、忘れずにやっておかないと！

詳しい感想は下巻で書くけど、東野さんの読みやすさと物語に引き込む力はさすが。