読書メーター KADOKAWA Group

2024年12月の読書メーターまとめ

まれー熊
読んだ本
13
読んだページ
3066ページ
感想・レビュー
12
ナイス
64ナイス

2024年12月に読んだ本
13

2024年12月のお気に入り登録
2

  • 馨
  • 巨大猫は罪ですか gavioes

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

まれー熊
ネタバレ人生にタラレバはない。 その無数の積み重ねである歴史にもないように。 痛いくらいの衝動、喜び、葛藤、後悔、奮起。 2人の主人公どちらにも感情移入してしまう。人は、どちらの人格も持っているはずだと思うし、そして私はそういう人にこそ惹かれる。 タイトルの「ルックバック」には色んな意味が込められていると思うけれど、私は藤野が京本の部屋で振り返ったワンシーンが大好きだ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月の感想・レビュー一覧
12

まれー熊
ネタバレ主人公と同じで源氏物語の主人公光源氏をどうしてもク○ヤリ○ン(下品な言葉で恐縮です……)としか思えなかった私だが、本書を読んでさらにそう思えてしまった笑 源氏物語を翻案して男性に翻弄される女性たちの境遇に好奇心を持ち、時に寄り添い怒る主人公とその主。ただのタイムスリップものではない面白さがあって共感や哀しみを感じながら読み進めた。 源氏物語を読んだことのない人でも問題なく読めるのでおすすめです。特に好きな章は「末摘花」「葵」「明石」です。
が「ナイス!」と言っています。
まれー熊
ネタバレヒトラーの伝記漫画だが描いているのが水木先生というところが最高で、ナチス高官たちの描きわけも特徴を捉えていてとても良い。ヒトラーというとホロコーストばかりが取り上げられるけれどそれだけではない部分の生涯(特に姪の自殺の影響とか)や、むしろユダヤ人政策については敢えて描写を避けている気がする。凄惨すぎて水木先生でも描き切ることができない、というか、いくら描いてもあまりに酷すぎてフィクションのようにしか見えないと思ったのかもしれない。大虐殺については最後の最後にある1ページでしか語っていない。
が「ナイス!」と言っています。
まれー熊
美しい死に方、誰かに迷惑をかけない死に方というのはありえない。有島武郎だって軽井沢で情死したけど発見時は別荘中(以下自粛)。本書は「自殺」死体に特化したものであり、自殺を考えている人に対し死後の体を想像してほしいと説く。それが少しでも自殺予防になればという東京監察医務院院長まで務めた著者の言葉には説得力がある。 たまに死にたくなっちまう同志のみなさん、力強く生きて天命を全うしましょう。本書を読めば少しはそう思えるようになると思います。たぶん。
が「ナイス!」と言っています。
まれー熊
とにかく、本が読みたくなる、リアル本屋に行きたくなる、古本屋にも行きたくなる、そして自分の好きな本を「書評」とかいうしゃちほこばったものではなく、 ただただ愛情の発露として感想を述べたり人に勧めたくなる。ちなみに私はこのエッセイのおかげで、読みたい本が18冊増えました。よし、本屋へ行こう!
が「ナイス!」と言っています。
まれー熊
ネタバレ情景の表現に関してはさすが谷崎!という感じではあるものの、犯罪小説として読んでしまうとそれらの美辞麗句というか、修辞法がまどろっこしく感じてしまうのは私だけか。 好みの作品は「柳湯の事件」。湯殿の中で死体を足で弄る様子は、小学生の時に長く使用されていない藻が繁茂したプールの底に、素足をつけたような感覚が蘇った。 といいいつつ、桃屋のごはんですよも思い出した笑 谷崎先生に怒られてしまいそうな感想……。
が「ナイス!」と言っています。
まれー熊
異色短編集とは銘打たれているが、元々ドラえもんもオバQも、ブラックユーモアを含んでいる。ただ、この本にある作品はさらに純度の高いものが多くて、とてもおもしろい。星新一作品も彷彿とさせるのも個人的に好き。特に好きな短編は、表題作の「ミノタウロスの皿」、「自分会議」「わが子スーパーマン」。特に「わが子〜」は、子供が無邪気にアリの列をつぶすような純粋さを感じてしまって恐ろしい……。
が「ナイス!」と言っています。
まれー熊
ヨモツヘグイというタイトルと表紙の感じから予想していた展開をたぶん半分くらいは裏切ってくるまさかの展開。からの怒涛のハッピーエンド! ああ、もうこの言葉以外なにも私には言えません!!! ちくわ大明神
が「ナイス!」と言っています。
まれー熊
ネタバレウクライナとロシアとの戦争を主体としながらも、これまでの歴史のなかで戦争とデザインがどれほど密接に関わっていたかを歴史観点も交えながらわかりやすく解説している。やはり、独裁主義とデザインの力によるプロパガンダの親和性は非常に高いと感じた。 デザインの力が平和の行使にのみ使われますようにと祈らざるをえない。
が「ナイス!」と言っています。
まれー熊
ネタバレKindleで買い、紙の本が欲しくなって買い、友達にも勧め、プレゼントもし、何度も何度も読み返している本当に大好きな作品です。主人公と歳が近いこと、不眠症なこと、持ち物が同じこと(服やインテリア)、そして、死んだ人のことを忘れられないこと。色んなことに感情移入できて、共感できて、そして最後に希望が感じられるこの作品に出会えて私は本当に良かった。 「死ななないように生きるんじゃなくて よく生きて死ぬにはどうすればいいんだろう」 人生の中での座右の銘になりました。 良く、好く、善く生きて死にたいです。
が「ナイス!」と言っています。
まれー熊
ネタバレゴトウユキコさんの本は初見だった。なぜ今まで存在に気づけなかったのか……と後悔するくらい好み。 痛々しいものもあるけれど、作者の目線は優しい(あとがきみるとそうでない短編もありますが笑) 若い時の変な自尊心と思いこみと、でも純粋できっと大人になった今よりもずっと真剣だった時代を思い出させてくれる作品。 角田先生のことが大好きな晶も、晶のことが大好きな太朗も、そんな2人も含めた生徒たちのことが大好きな角田先生も、私はみんな大好きです。
が「ナイス!」と言っています。
まれー熊
ネタバレ人生にタラレバはない。 その無数の積み重ねである歴史にもないように。 痛いくらいの衝動、喜び、葛藤、後悔、奮起。 2人の主人公どちらにも感情移入してしまう。人は、どちらの人格も持っているはずだと思うし、そして私はそういう人にこそ惹かれる。 タイトルの「ルックバック」には色んな意味が込められていると思うけれど、私は藤野が京本の部屋で振り返ったワンシーンが大好きだ。
が「ナイス!」と言っています。
まれー熊
ネタバレWEB記事の時から大好きで、書籍化したので購入! 初めて「走れメロス」の回を拝見した時は爆笑しつつも衝撃だった。私の読書体験とは一体なんだったんだ!!!!と思うくらいの衝撃。そしてなくなる読書が好きだという自負。。。募る不安。。。 でもそんなこと吹き飛ばしてくれるパワーがこの本にはあるし、自由なみくのしんさんをフォローするかまどさんの後書きにもそれが書かれています。雨穴さんの書き下ろしにも。 すべての読書好きの方に是非読んでほしいです。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/04/01(3568日経過)
記録初日
2015/03/16(3584日経過)
読んだ本
120冊(1日平均0.03冊)
読んだページ
31072ページ(1日平均8ページ)
感想・レビュー
91件(投稿率75.8%)
本棚
6棚
性別
外部サイト
自己紹介

ポンコツターボサラリーマン。
本を読むのはもっぱら通勤中の電車。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう