ネタバレ読者には、ホッジス、メルデセスキラーと両方の情報は開示されているので、ミステリとしての解くべき謎はないものの、ジャネル、ホリーとの出会い、メルセデスキラーの母子関係などグングン引き込まれる。クライマックスのライブ会場、果たして･･･。で、ずっと引っかかることがあって。そもそもメルセデスの鍵を差しっぱなしって事で（そのせいで盗まれて犯行に使われるわけだが）、持ち主は世間からバッシングされ自殺してしまう。日本だとどうだろう、とふと考えた。盗まれたほうをそこまでバッシングする？盗んだほうが断然悪いと思うのだが。

ネタバレ殺人犯モリスがかつて住んでいた家に、ピートの家族が現在住んでいて、その後ピートが「お宝」を隠した場所は父親が管理している退廃した娯楽センターで、モリスにも旧知の場所。因縁めいている。モリスの「ジミー」への異常な執着がすべての元凶で、全くもって自己中心的。彼の暴力性はどんどん加速していき（特にティナへの暴行は容赦がない）もはや狂気。しかしホッジス達は割とあっさりと解明していくので、スリルは少し低めかも。ところで、ピートが見つけた現金を家族のために使った事はお咎めなしなのがちょっともやる。いいけど（笑）

ネタバレ小説家ロススティーンと強盗仲間の殺害犯のモリス、違う罪を犯し終身刑に。その30年後、モリスが隠した札束と大量のノートを発見した少年ピート。メルセデスキラーによって父親が重傷を負い経済的危機を救うため、匿名で家族に見つけたお金を送り続ける。上巻はほぼこの二人の物語。そして上巻の終盤にホッジス登場。しかしこの時点では３人の人生は交錯していない。ここからどう物語は転がっていくのか。下巻へ

ネタバレ読者には、ホッジス、メルデセスキラーと両方の情報は開示されているので、ミステリとしての解くべき謎はないものの、ジャネル、ホリーとの出会い、メルセデスキラーの母子関係などグングン引き込まれる。クライマックスのライブ会場、果たして･･･。で、ずっと引っかかることがあって。そもそもメルセデスの鍵を差しっぱなしって事で（そのせいで盗まれて犯行に使われるわけだが）、持ち主は世間からバッシングされ自殺してしまう。日本だとどうだろう、とふと考えた。盗まれたほうをそこまでバッシングする？盗んだほうが断然悪いと思うのだが。

ネタバレ「アウトサイダー」から読み始めたので、私的には「エピソード0」みたいな作品。退職刑事ホッジスVS大量殺人犯メルセデスキラー。上巻の終盤に（やっと）ホリーが登場。ホッジス、ホリー、ジェロームが今後どう活躍するのか･･･下巻へ