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2024年5月の読書メーターまとめ

Apollo
読んだ本
12
読んだページ
5169ページ
感想・レビュー
9
ナイス
96ナイス

2024年5月に読んだ本
12

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Apollo
同じタイミングで映画も鑑賞。原作に忠実で、舞台となった湿地の様子が具体的にイメージできたので本作の世界観にどっぷり浸かれた。自然の中で生きることを、カイアは自ら選択したのではない。10歳にもならないうちから村の住民から蔑まれ、必要なサポートも受けられず、家族も友人もいない中で自立を余儀なくされた。事件の真相はあっけないが、起こるべくして起こったものかも。カイアを見守ってきたテイトや、ジャンピン・メイベル夫妻の存在が救い。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
9

Apollo
自由が大切だから傷痍軍人に支給される年金だけで細々と暮らす青年。少し妄想癖ある寂しがり屋さんなんだけど、そりゃダメじゃん、と言いたくなるようなトホホな言動がいくつもあり、なかなか「ともだち」ができない。思い込みが激しくて、劣等感とプライドがちょっとアンバランスなんだよね。それでも愛すべき自由な寂しがり屋さん。
が「ナイス!」と言っています。
Apollo
ネタバレシリーズの前作に続いて。今回は、主人公の警視正カペスタンの元義父の殺人事件をめぐって厄介者たちの「特別班」が奮闘。チームで仕事するとき、メンバーが優秀かどうかはさておき、お付き合いするのに「ちょっと厄介」な人がいると正直めんどうな思いをするけれど、この特別班の人たちを見ていると、インクルージョンな場の貴重さがわかる気がする。ラストシーンが爽やか。
が「ナイス!」と言っています。
Apollo
子どもを産むのも堕ろすのもまさに命懸けの江戸時代で、「闇医者」のおゑんは様々な女の声を聞き、声にならない叫びで青光りする女の瞳を見る。おゑん自身が抱える過去は、これ以上の惨劇はないんじゃないかってくらい過酷なものだが、そういう過去を乗り越えてしゃんと生きるってあまりにも大変。困難を乗り越えたり、辛い状況でも生き延びることはもちろんすごいことだけど、そんな大変な思いをしなくてもそこそこ幸せに暮らせる世界であってほしいなあ、昔も今も。
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Apollo
主要登場人物が事件被害者になりすぎ、巻き込まれすぎで自家中毒になっているよう。レナがぶっ飛びぶりもエスカレート。このシリーズと、トレントシリーズを全部読んだけれど、グラント郡シリーズはこの辺が潮時だね。
が「ナイス!」と言っています。
Apollo
殺傷能力高そうなアイリスと洞察力がめちゃ高いグウェンのペアが、殺人事件容疑者の無実を証明するべく捜査する。こんな事件がなくとも、二人の過去の背景や普段のエキサイティングなやり取りで十二分に面白かった。亡夫を狂おしいまでに愛しているグウェンが、大切な息子を守りながら前を向いて生きている静かなタフネスがかっこいい。
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Apollo
ネタバレ足の手術を終えて障害を克服したエイダだが、母から受けた虐待の影響はまだ大きい。第二次対戦下、心の傷を負ったのはエイダだけでない。おそらく恋人だった親友を亡くしたスーザン、大切な家族を失ったマギー家族、ドイツを追われたユダヤ人ルーシーも、それぞれの苦しみを抱えながら、少しずつ前を向いて生きていく過程で、何より重要だったのが、自分の言葉と周りとの対話。自分の思いを冷静に言葉で表すこと。隣の人の言葉をきちんと聞くこと。その言葉に潜んだ気持ちを汲み取ること。戦争をしなければ人間はそうやってお互いを理解できるのだ。
が「ナイス!」と言っています。
Apollo
同じタイミングで映画も鑑賞。原作に忠実で、舞台となった湿地の様子が具体的にイメージできたので本作の世界観にどっぷり浸かれた。自然の中で生きることを、カイアは自ら選択したのではない。10歳にもならないうちから村の住民から蔑まれ、必要なサポートも受けられず、家族も友人もいない中で自立を余儀なくされた。事件の真相はあっけないが、起こるべくして起こったものかも。カイアを見守ってきたテイトや、ジャンピン・メイベル夫妻の存在が救い。
が「ナイス!」と言っています。
Apollo
虐待を受けた少女エイダが戦う相手は、自分を虐げる戦争と母親。エイダが受けた傷はとても大きいけれど、彼女をひとりの人間として扱う大人たちのサポートで、エイダが本来の聡明さを発揮して成長していく過程がよかった。エイダの、言葉に対する感受性が鋭くて、10−11歳の子どもとは思えないほど。目の前の相手と対話するとき、年齢その他に惑わされずに真摯に相手とやり取りすることって、難しいけど大切だなあと思わせる。
が「ナイス!」と言っています。
Apollo
ネタバレ第二次世界大戦下のブレッチリー・パークが舞台。史実とフィクションを織り交ぜて描かれた3人の女性たち(社交界令嬢オスラ、下町育ちで上昇志向のマブ、母親にがんじがらめに縛られて育ったパズルの天才ベス)の背景に、この大プロジェクトに携わった大勢の名もなき男女の人生が浮かび上がってくるようだった。タイトルの意味は、療養所にいるベスにまつわる秘密と共に後半徐々に明らかになっていくので、前半はゆったり読み進めたが、後半はスピードアップ。700P超で質量共にずっしり重い内容だったが、読後は爽やかでほっとした。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/04/24(3347日経過)
記録初日
2015/03/09(3393日経過)
読んだ本
1346冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
488725ページ(1日平均144ページ)
感想・レビュー
734件(投稿率54.5%)
本棚
8棚
性別
職業
IT関係
現住所
東京都

参加コミュニティ1

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