読書メーター KADOKAWA Group

読書グラフ

3/223/253/283/314/34/64/9156933156934156935156936156937ページ数749750751752753冊数読書ページ数読書冊数
著者グラフ上位10名
もっと見る

最近の感想・レビュー

データの取得中にエラーが発生しました

最近の感想・レビューはありません

兎
新着
図書館新着。鈴木宏昭『認知バイアス』を読んで以来、脳のはたらきに興味があるので。本書は脳細胞について、特にグリア細胞のうちアストロサイトの役割について最近わかってきたことを紹介するもの。ニューロンとニューロンのすきまを埋めるだけで大した役割をもたないと思われてきたグリア細胞が、実は人間を人間たらしめる、AIには真似のできない知性の源なのでは?というワクワクする話。こういう本を読むと人体の機構の精妙さに驚嘆する。私の意識が宿る私のこの身体は自然からの借り物なのだ、もっと大切にしなければ、とあらためて思った。
0255文字
兎
新着
ネットで「豊永盛人のおもしろ張子キット」を見かけ、ぎゃっ!かわいい!こういう感じで自分の好みのモティーフのものを作ってみたい!と思い、「張り子」で検索したらひっかかった本。本書は日本の郷土玩具みたいな民芸調の張り子を自作しようという内容で、私の作りたいものとは方向性が違うけど、どんなものであれ作り方の基本は同じであろうと材料と作業手順をチェック。張り子自体は小学生のときに学校の授業で作ったことがあり、子供でもできる簡単なものだとわかっている。問題は造形センスと絵心。それが最大のネック。うまくできるかなぁ?
0255文字
兎
新着
図書館新着。ダービー、ウースター、ウェッジウッド、スポード、ミントン、ドルトンの6窯について、めっちゃ細かい歴史叙述。教室での講座内容をまとめたものだろうか、話の端々にヨーロッパ旅行の際に立ち寄るべき場所の紹介があり、それがなんだかマニアックで愉快。ほんとに英国の紅茶文化に魅せられ、のめりこんでおられるんだなぁと思う。マニアックといえばウェッジウッドの乳鉢は気になる。水を完全にはじくジャスパーウェアの特性を生かした実用品。本書でよく目にする「用の美」という言葉は、本来こういう道具に対して使うものだと思う。
0255文字
兎
新着
『図説 英国 美しい陶磁器の世界』を途中まで読んで、この本が未読だったことに気付いた。バロックからゴシック・リヴァイバルまで、様式の変遷の概説書。各様式について建築、庭園、室内装飾、そして陶磁器と解説が続く。なぜその様式が始まったか、またそれ以前の様式との関係(否定/継承した部分)が噛み砕いて説明されているのでめちゃめちゃわかりやすい。特にロココ/クイーン・アン→ネオクラシカル→アンピール/リージェンシーの重なり具合がよく理解できた。ブランドのアイデンティティは窯の発足時期の様式に依存するんだなと思った。
0255文字
兎
新着
別の仏像本の情報を見ていた時にアマゾンにおすすめされた本。東京藝大の保存修復彫刻研究室を舞台にした青春小説。修士2年の学生4人が、一年かけて一体の仏像の模刻像を造るという課題を通して、それぞれの芸術との向き合い方や将来の方向性を模索してゆくといった内容なんだけど、仏像の保存修復ってどういう仕事か、学生が学ぶことを織り込みながら話が進んでゆくので勉強になって面白い。こういう道に進む人はみんな子供の頃から仏像おたくなのかと思ったら、院に入るまで興味がなかったという学生がほとんどで、それがいちばんの驚きだった。
0255文字
兎
新着
図書館新着。奈良博の名物学芸部長だった西山厚さんの新刊。「仏像史の本ではなくて、私が出会った好きな仏像、大切に思う仏像に関する、歴史エッセイ的な文章+α(学術性)」(p.5)というわけで、紹介されるのはほぼ奈良にある仏像。写真の選定にこだわったとのことで、確かになんか、著者がいいなぁと思ってる部分がよく伝わってくるような気がする。薬師寺の薬師如来像の台座にかかる衣のアップの写真、流麗な衣文線にうっとりした(入江泰吉撮影)。それはさておき、ミネルヴァ日本評伝選の明恵上人はいつ出るのか。楽しみにしております。
0255文字
兎
新着
図書館新着。ネットで見かけて気になってた本、地元図書館に入るとは思ってなかったので嬉しい。ドイツ在住のフォト・ジャーナリストの著者によるヨーロッパ各地のお祭り紹介本なんだけど、これまでに読んだ類書と一味違うと思ったのは、タイトルにも「聖人祭事」とある通り西欧中欧カトリック圏の聖人崇敬に注目している点で、プロセッション(祈祷行列)の焦点たる聖遺物(を収めた容器)や聖像の写真が多くてよかった。シチリアのカターニアの聖アガタ祭では聖女の胸をかたどったおっぱいケーキを食べるんだとか。こういう行事菓子にも興味津々。
0255文字
兎
新着
冨原眞弓『ミンネのかけら』を読んだ流れで。ヤンソン好きすぎるので将来の楽しみに未読のまま何冊かとってある、そのうちの一冊を読んでしまった。ヤンソン作品にキリスト教イメージってあまり感じたことなかったけど、本書は「服従」というキーワードから修道誓願を連想し、登場人物の名前に込められた意味も深読みしたりして、これは信仰と自由意志をめぐる物語らしいと見当をつけたものの、そういう読み方が正しいのかどうかはわからない。「真理はあなたがたを自由にする」(ヨハネ8:32)という言葉が作者の念頭にあったかどうか知りたい。
兎

人は何らかの役割を負って生きている。カトリは両親に代わって10歳下の弟を一人前に育てる、アンナは両親亡き後も彼らの娘として彼らが残したガラクタに埋もれて暮らす。カトリがアンナに教えたのは、役割には終わりが来るということ。1982年の作品に断捨離が描かれているとは、さすがヤンソン!と快哉。家から放り出した家具が氷結した浜辺に山積みになって、そのうち春になったら氷が溶けて海に沈むだろう、それまではそこにあるというモラトリアムの感覚がシュールでよかった。花柄の兎のような、両親に愛された娘時代と訣別する喪の時間。

01/10 15:58
0255文字

読んだ本
751

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/06/01(3601日経過)
記録初日
2016/01/01(3387日経過)
読んだ本
751冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
156935ページ(1日平均46ページ)
感想・レビュー
751件(投稿率100.0%)
本棚
75棚
URL/ブログ
https://bookmeter.com/users/1212724
自己紹介

本棚がごちゃごちゃしてきたので、新アカウントに移転しました。ここはとりあえずこのまま置いておきます。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう