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2024年5月の読書メーターまとめ

takakomama
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感想・レビュー
39
ナイス
450ナイス

2024年5月に読んだ本
43

2024年5月のお気に入られ登録
1

  • 杜のカラス

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

takakomama
時が止まったような静かで密やかな世界。真志喜と瀬名垣は言葉にしなくてもお互いの気持ちが通じ合い、支え合っています。それで充分。他人がどう思おうと関係ありません。真志喜の父は老舗古書店の跡取りですが・・・ 自分の実力を思い知らされるプロの世界は残酷です。依頼人の心情を想って、真志喜が手元に残す1冊の本を選ぶ場面が好きです。古書の価値は、高く売れることだけではないのですから。去年、私の父の遺した蔵書を買い取ってもらった時、ビジネスライクだったなあと思い出しました。
山川欣伸(やまかわよしのぶ)
2024/05/11 01:02

世界観は確かに静かで密やかな雰囲気がありますね。主人公同士の心の通った関係性が印象的でした。古書店の世界の描写も興味深かったです。本を単なる商品としてではなく、一冊一冊に物語があると感じさせてくれました。

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
39

takakomama
「旅猫リポート」の外伝2編を含む、7編の猫の物語。猫は言葉を話せないけれど、飼い主の家族と心が通じ合ってますね。猫ちゃんたちが可愛くて、健気で、別れはつらいです。
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さまざまなパンやお粥など、66カ国の朝ごはんを紹介した写真集。朝から甘いものや、ボリュームのあるもの、揚げ物を食べるところもあります。それぞれの国の歴史や気候、地元の食材、お国柄を感じます。どれも美味しそうです。
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対談。池谷さんの説明はわかりやすく、今までとは違った視点で考えられます。うさぎさんは脳科学者と対等に話していて、博識で聡明ですね。精神科医の診断は、2人とも自閉スペクトラム症だそうです。身近に自閉スペクトラム症かもしれない人がいるので、思い当たることも多かったです。周りの人々の理解とサポートが必要なことは承知していても、余裕が無い時には、「私ばっかり気を遣ってる」と思ってしまうのが正直な気持ち。
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国立新美術館の「マティス 自由なフォルム」展で、切り絵の実物を見て、とても素敵でした。「ジャズ」の全部を見たくなりました。色鮮やかで、躍動感があって、自由。切り絵に添えられた文章も載っています。
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画家の著者はフランスでマチスに指導を受けたそうで、思い出や崇拝の気持ちを繰り返し書いています。絵画や素描、映画まで、作品もたくさん載っています。マチスは何度もスケッチして、写実的な絵が単純な絵に変化していくそうです。
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57歳以降の口述筆記の自伝。著者は才能も世の中への影響力もあり、世界を飛び回って活躍しています。命に係わる病気を抱えながら、最後まで病床で命を削って仕事をしています。人生の終わりを意識したからこそ、思い残すことがないようにしたかったのでしょう。「身体が自由にならなくても音楽を作ったり聴いたりしている時だけは、痛みも不愉快な気持ちも忘れていられる Music sets me free」 著者が亡くなっても作品は残り、これからも人々に寄り添い、心を癒してくれます。
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色の系統ごとに代表的な75色の解説。それぞれの色に地域の歴史や文化によるイメージと、その移り変わりがあります。高価な顔料を使った衣服は権力の象徴になります。有害な顔料は怖いです。『緋文字』『赤と黒』など、文学作品に登場する色にも注目したいです。
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戯曲。昨日も今日もエストラゴンとウラジーミルはゴドーを待ち続けていますが、ゴドーは来ません。2人の会話も日常も堂々巡りで、時間つぶしは退屈です。2幕の最初に「翌日、同じ時間 同じ場所」と書かれていますが、再会した時、ポッツォは目が見えず、木は葉におおわれていて、矛盾しています。ゴドーは何のこと? いつか、ゴドーは来る? ただただ待っているしかない?
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芸術と文化の都、パリのローマ時代からの2000年の歴史。パリ万博でフランスは芸術文化に力を入れています。
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初読み作家さん。短編小説3編、散文詩13編、随筆2編。解説によると、執筆は著者が30代末から53歳まで、さまざまな生活の苦難や不幸が絡み合っていた時期だそうです。現実と夢の中を行き来するような作品が多かったです。幻覚かもしれませんが、主人公はそれを信じています。随筆が良かったです。
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特集は「不思議の国のアリス」 いろいろな作家さんのイラストを見比べるのが楽しいです。
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初読み作家さん。見込まれて誘われ、ボディビルの大会を目指すU野の生活がストイックです。大会で勝つためにはピアスやハイヒールなど女性らしさも必要で、審査員にどう見えるか、他人の目を意識しなければなりません。体を鍛えることと大会で勝つことは別物だと思いました。決勝のステージで自分らしく振る舞うU野に、モヤモヤしてた気持ちが吹っ飛びました。私は運動とは無縁で、ジムのマシンや運動の名称も、ちんぷんかんぷんでしたが、面白かったです。
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シリーズ4作目。ペピートと観覧車に取り残されたマドレーヌは、助けてくれたジプシーかあさんに連れられて、サーカスでライオンの毛皮を着てライオンごっこ。ミス・クラベルと女の子たちが迎えに来て無事にパリに帰りました。お風呂で汚れを落とて、気持ちがいいです。フランスのあちこちを旅したり、サーカスも楽しかったけど、やっぱり寄宿舎がいちばん。
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シリーズ3作目。マドレーヌの隣に引っ越してきたスペイン大使の息子のペピートは悪戯放題。大怪我をして改心しました。野菜好きになって動物を可愛がって・・・ ペピートは悪戯も改心した後も、行動が極端でやりすぎ。ひとりぼっちで淋しかったのかな。
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シリーズ2作目。セーヌ川に落ちたマドレーヌを犬が助けてくれました。ミス・クラベルは、犬を可愛がっている女の子たちの気持ちをよくわかっています。規則よりも、動物を愛することの方が大事なのに・・・・ 子犬が12匹も生まれて、ジュヌビエーブは雌だったんですね。
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勇敢なマドレーヌと、いざという時に頼りになる、ものがわかった大人(先生)のミス・クラベル。マドレーヌが羨ましくて仮病で泣きまねする女の子たちが微笑ましいです。元気なのが一番いいんだよ。絵にパリの名所がたくさん描かれています。
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特集「名探偵コナン」も「ダ・ヴィンチ」も30周年、おめでとうございます。息子が小さい時に、名探偵コナンのアニメを一緒に見てました。
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戦後の作品16編。2編は戯曲。被災や疎開など、作家本人の実体験を感じます。敗戦で、それまでの価値観が揺らぎますが、期待した通りに社会は変わったのでしょうか。未完の「グッド・バイ」は、自殺の前日まで書いていたとは思えないユーモアのある作品。
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動物園の猿は見世物ですが、猿から見た人間たちは・・・ どうにもならなくても、ここはいいところで食べ物に困らない生活でも、日本のふるさととは違います。
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2019年東京都美術館「コートールド美術館展」の図録。私の大好きな印象派の作品がたくさん。カフェで期間限定のコラボスイーツを食べたことも素敵な思い出です。
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個々の絵画よりも印象派の時代背景、近代の歴史を詳しく解説。歴史的事実を知っていれば、芸術をより理解できます。歴史的事実を知らなければ、偏見を持って見てしまいます。再読。
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有名な浮世絵師にもかかわらず、没年以外は確実な情報が無いそうです。喜多川歌麿といえば、美人画が思い浮かびます。母子が主題の作品も多いそうです。
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短くてリズミカルな言葉のチェコのわらべ歌38編。動物たちが自転車や自動車、飛行機などに乗ってて、愉快な絵です。ヨゼフ・ラダは国民的画家だそうです。
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著者はチェコ語の児童書の翻訳家。父の仕事の都合で1970年代に2年半、プラハの地元の小学校に通った時、チェコの人々は優しく、楽しかった。1980年代に2年間カレル大学に留学した時は、社会主義の国に外国人の女性がひとりで暮らすという厳しい現実。ビロード革命やベルリンの壁崩壊など歴史的場面も体験してる。子供時代のチェコの楽しい思い出があったからこそ、チェコを嫌いにならず、翻訳家を目指したのだと思います。
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お玉は父に楽な暮らしをさせたくて、旦那が高利貸しとは知らずに妾になりました。暮らしは良くなっても退屈で、世間は冷たいです。お玉は毎日、窓の外を通る岡田に恋をして自我に目覚めても、気持ちを伝えられませんでした。鴈が出てくるのは終盤。岡田が鴈を助けようとして投げた石に当たって、鴈は死んでしまいます。お玉も岡田も良かれと思ってしたことが裏目にに出ていると思います。岡田が紅雀を助ける場面の描写が生々しいです。
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森鴎外の長女、茉莉さんの幼少期から10代での結婚、パリの生活、帰国後の離婚までのエッセイ。著名人の名前がたくさん出てきます。明治時代の日本やフランスの雰囲気を感じます。いくつになっても天真爛漫なお嬢様のようなのが、茉莉さんの魅力ですね。
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いろいろな民族や宗教、文字などが描かれていて、世界の多様性がわかります。たくさんの人がいても同じ人はいない。ひとりひとり違っているって素敵なこと。
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ミッフィーちゃんがパパと一緒にマチスの切り絵を鑑賞して「こりゃ なんだあ?」 想像が広がって楽しいです。ミッフィーの作者ブルーナさんはマティスの絵を見て、画家になる決心をしたそうです。
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国立新美術館の「マティス 自由なフォルム」展の予習と復習。マティスの切り絵は色が明るく鮮やかで、エネルギーに溢れ、躍動しています。輪郭が曲線で優しい感じがします。司祭の衣装などのデザインも楽しいです。著者のコメントが面白いです。
FOTD
2024/05/18 15:59

先ほどは私の本の感想に「ナイス」ありがとうございます。この本、図書館にあったら読んでみます。本のご紹介ありがとうございます。私も国立新美術館の「マティス 自由なフォルム」展に行きました。 https://bookmeter.com/mutters/267661186

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第3弾。36人の方々が、こだわって自分好みに整えた本棚の写真は絶景! 図書館でも書店でも友人の家でも、本棚に並んだ本を見るのは楽しくて飽きません。老眼鏡をかけてルーペ片手に、背表紙に見入りました。私の既読の本があると嬉しいです。私は読書メーターの本棚に本を並べて満足しています。
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夜の海の雰囲気にぴったりの幻想的な絵が素敵です。
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2作目。長編。ホームズは変装も得意で推理は冴えていますが、犯人を探し当てるのに手間取ります。汽艇チョイスのアクションあり、ワトソンの恋愛あり・・・ ワトソンが依頼人のメアリーと結婚したとは! 莫大な宝石をめぐって人間は欲深いですね。スモールは宝石よりも復讐が大事です。
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1860年生まれのイギリスの挿絵画家ルイス・ウェインの伝記。たくさん作品が載っています。可愛らしい猫には癒され、社会を風刺している擬人化された猫は楽しいです。日本風の猫は、へんてこ? 「万華鏡猫」は少し怖いです。
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ルーベンスやルノワール、ボナール、歌川国芳や広重、「受胎告知」や浮世絵、古今東西の作品の中に猫探し。ちょっと解釈が強引な気もしますが・・・ 知ってると思っていた作品の中に、言われて初めて猫を見つけました。西洋の猫と和風の猫の違いや「吾輩は猫である」の挿画の話も面白かったです。猫姫の猫愛が強烈です。
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1日1つ、旬の食材や料理をカラー写真と共に紹介。1年中、出回っている食材の旬はあまり意識してませんでした。 お節などの季節を感じられる行事食は大事にしたいです。 ふだんは買わない食材が栄養満点と知って買ってみようかな。5月5日に柏餅を食べ、しょうぶ湯にはいりました。
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2ページの短いものから少し長いものまで、皮肉や風刺がきいているショートショート33編。イソップのあの有名な寓話の教訓や、シンデレラの物語が予想外の展開です。サンタクロースの「ある夜の物語」は心温まる話。「不在の日」は執筆の実況中継のように感じました。
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時が止まったような静かで密やかな世界。真志喜と瀬名垣は言葉にしなくてもお互いの気持ちが通じ合い、支え合っています。それで充分。他人がどう思おうと関係ありません。真志喜の父は老舗古書店の跡取りですが・・・ 自分の実力を思い知らされるプロの世界は残酷です。依頼人の心情を想って、真志喜が手元に残す1冊の本を選ぶ場面が好きです。古書の価値は、高く売れることだけではないのですから。去年、私の父の遺した蔵書を買い取ってもらった時、ビジネスライクだったなあと思い出しました。
山川欣伸(やまかわよしのぶ)
2024/05/11 01:02

世界観は確かに静かで密やかな雰囲気がありますね。主人公同士の心の通った関係性が印象的でした。古書店の世界の描写も興味深かったです。本を単なる商品としてではなく、一冊一冊に物語があると感じさせてくれました。

が「ナイス!」と言っています。
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特集は「原田マハのポスト印象派物語」 SOMPO美術館の北欧絵画も気になります。
が「ナイス!」と言っています。
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映画「日日是好日」の制作の裏話のお仕事エッセイ。BSで映画を見てから読んだので、映画のシーンが目に浮かびます。俳優さんや、舞台裏を支える人々の持ち場でのプロフェッショナルな仕事に、著者と同様に感嘆しました。「毎年毎年、同じことの繰り返しなんですけれども、こうして、同じことができるってことが、ほんと幸せなんだなあって」 私も還暦を過ぎ、身体の衰えを感じるこの頃、武田先生の言葉を実感しています。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/06/03(3306日経過)
記録初日
2015/01/22(3438日経過)
読んだ本
4045冊(1日平均1.18冊)
読んだページ
689425ページ(1日平均200ページ)
感想・レビュー
3709件(投稿率91.7%)
本棚
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性別
年齢
62歳
現住所
埼玉県
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