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2024年3月の読書メーターまとめ

stobe1904
読んだ本
7
読んだページ
3054ページ
感想・レビュー
7
ナイス
1420ナイス

2024年3月に読んだ本
7

2024年3月のお気に入られ登録
2

  • toshi
  • あきらきら

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

stobe1904
【このミス2024第5位】巨大地震が発生し、地下施設に取り残された女性を救うべく災害救助用のドローンを操るハルオだが、その女性は目が見えず、耳も聞こえない障害を持っていた…。幼い頃に兄を救えなかったハルオの救出にかける思いと、上階は火災、下階は浸水の中であの手この手で救出を試みる息詰まる展開に読む手が止まらない。取り残された女性の救済と謎解きだけでなく、ハルオ自身の救済で終わるさわやかなクロージングは読後感がとても良い。ランキング上位も納得の面白さだった。★★★★★
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
7

stobe1904
【このミス2024 第9位】過去に幾度となく映画化が試みられたが頓挫した作品『夜果つるところ』の関係者一同が集まるクルーズ旅行に作家の梢と夫は乗り込み、作品とその作者に対する取材を開始するが…。取材とインタビューによって作品と作者の謎に迫る構図は、地味で派手な展開はないため期待値によって評価が分かれると思う。ミステリやホラーではなく小説としては読み応え十分で、着地が予想できない不安定さが逆に読ませる力を強める。そしてクロージングはまさに鈍色。個性的な作品なのでこのミスにランクインしたのは意外。★★★★☆
が「ナイス!」と言っています。
stobe1904
【警視庁公安部外事課シリーズ④】ゼロの研修を終えた倉島はエースとして作業班への異動を命じられ、ロシア人の殺し屋の犯行と思しき連続鉄道事故事件の調査を開始するが…。エース候補として自らのリードで調査を行う倉島とサポートする面々の成長ぶりと公安としての幕引きは興味深い。国益をかけた謀略としては小ぶりな感じがするが、意外性のある最終盤のヒネリが効果的だった。余談的な扱いだが、ヴィクトルの名前にニンマリ。★★★★☆
が「ナイス!」と言っています。
stobe1904
【このミス2024第5位】巨大地震が発生し、地下施設に取り残された女性を救うべく災害救助用のドローンを操るハルオだが、その女性は目が見えず、耳も聞こえない障害を持っていた…。幼い頃に兄を救えなかったハルオの救出にかける思いと、上階は火災、下階は浸水の中であの手この手で救出を試みる息詰まる展開に読む手が止まらない。取り残された女性の救済と謎解きだけでなく、ハルオ自身の救済で終わるさわやかなクロージングは読後感がとても良い。ランキング上位も納得の面白さだった。★★★★★
が「ナイス!」と言っています。
stobe1904
【森から来た少年の続編】幼い頃、森で一人で暮らしていたワイルド。DNA鑑定サイトで近遠者と思しき男性からコンタクトを受けたワイルドはリアリティショーで大炎上し、失踪したその男性の行方を探し始めるが…。リアリティショーの闇、姿なきシリアルキラー、そしてワイルドの出生の謎など、エンタメの要素がぎっしりつまった抜群に面白い作品だった。ハーラン・コーベンの作品は総じてレベルが高いが、主人公のキャラによって面白さが左右されることが多い。エンタメのお手本のようなこのワイルドの作品は格別、脇役の面々も魅力的。★★★★★
が「ナイス!」と言っています。
stobe1904
【特殊能力を持つアクションスパイ小説】4作の短編から構成される連作集。事故死とされた両親の死因を探るため、警察官となった19歳の沖野修也は、人の悪意や敵意を探知する特殊能力を持つ。その修也の赴任先は内閣府の一組織で、防諜活動を行う部門だった…。未熟な修也がスパイとして成長するさまが描かれるが、著者特有の「突き抜け感」がこの作品でも健在。重厚感のある『プリンシパル』と異なり、連続するアクションとスピーディーな展開に振り切っているためあっという間に読み終えた。シリーズ化されるようなので次作が楽しみ。★★★★☆
が「ナイス!」と言っています。
stobe1904
【フェローズ署長シリーズ】古典的な警察小説とは知っていたがなぜか縁がなく初読みとなった。土砂降りの中、フルーツ農家の主が訪れた男に射殺された。手がかりや目撃証言が少なく捜査は難航するが…。地道な捜査が淡々と続く前半から打って変わって、二転三転どっちに転ぶかわからないまま結末に向かう最終盤は目が離せず、最後はそうだったのかと唸りながら読了した。60年前の作品なので古さはあるが、警察小説の名作と評されるだけあって素晴らしい作品だった。★★★★☆
が「ナイス!」と言っています。
stobe1904
【2023年MWA長編賞受賞作】シリアルキラーで死刑囚のアンセルの執行が12時間後に迫るが、密かに脱獄を計画している。当初はタイムリミットの脱獄物かと思っていたが、死刑囚の人生に関わった3人の女性の生きざまを丹念に掘り下げる作品だった。執行時間が近づくにつれて、2人称のあなたで描かれるアンセルの内面の変容が静かな迫力を持って迫ってくる。派手なアクションやヒネリもないが、人間ドラマとしての読み応えは抜群。エドガー賞作品が翌年に読めることは素晴らしい。★★★★☆
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/06/07(3248日経過)
記録初日
2015/06/01(3254日経過)
読んだ本
682冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
290611ページ(1日平均89ページ)
感想・レビュー
682件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
血液型
O型
現住所
千葉県
自己紹介

海外ミステリ、スリラーが好き

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