ネタバレコミュニティハウスの一角にある図書室。そこでレファレンスを受けると羊毛フェルトの“付録”とともに今の自分に寄り添う一冊を紹介してもらえる。本が登場する話大好き。それぞれが繋がる短編集も好き。 元雑誌編集者の夏美さんのお話が良かった。ぐるぐる回るメリーゴーランドに乗っている女性たち。いいなと思う先の相手はまた別の相手をいいなと思っていて幸せに優劣も完成形もない。計画や予定が変わることを不運や失敗と思わなくていい。夏美さんが親しくなったみづえ先生の言葉が温かい。私までぽろぽろと泣いた。

ネタバレコミュニティハウスの一角にある図書室。そこでレファレンスを受けると羊毛フェルトの“付録”とともに今の自分に寄り添う一冊を紹介してもらえる。本が登場する話大好き。それぞれが繋がる短編集も好き。 元雑誌編集者の夏美さんのお話が良かった。ぐるぐる回るメリーゴーランドに乗っている女性たち。いいなと思う先の相手はまた別の相手をいいなと思っていて幸せに優劣も完成形もない。計画や予定が変わることを不運や失敗と思わなくていい。夏美さんが親しくなったみづえ先生の言葉が温かい。私までぽろぽろと泣いた。

ネタバレ加害性は遺伝するのか？そんな疑念に取り憑かれた加害者家族の話。街の成り立ちが明かされるところまでは因習村のようなホラー感があって面白かった。加害者家族の自助グループの場として家族の受け入れ（られたわけではないけど）が進んだ街では行きすぎた派閥が宗教団体のような怪しげな儀式まで行うようになっていた。その儀式とは距離を置いていた主人公の母親までが暴走して主人公の同級生を殺害する事件が起きてしまう。透析治療を用いた血液の浄化でも異常な発想なのにまさか被害者家族との血の交換の提案になってしまうとは。

ネタバレ座奏の県大会とマーチングの地区〜全国大会がぎゅぎゅぎゅっと詰まった一冊。主人公梓のあみかへの依存を通して中学時代の依存が語られるのも面白かった。完璧主義で人から頼られることによって自分を保ちたい感覚自分にはないものだけど理解できる。あこがれの未来先輩の怪我はショックだった。一年生ながらソロを堂々と務めあげた梓立派だ…。マーチングをあまり知らなかったのでモデルの高校の映像を見た。演奏しながらあのステップすごすぎる。